幼稚園は子供が親元から離れて社会へ出る最初の大きなステップですよね。そんな我が子の初めての社会生活はできるだけ良い思い出だけを残してあげたいと思うのもまた親心。幼稚園選びには慎重になりますよね。
私が長男の幼稚園選びをしていた時には、その情報量の多さに少々圧倒され、一時期は幼稚園の入園を一年遅らせようかと思っていたほど。
結果的には次男が誕生することもあり、少し焦り気味に幼稚園を決めて無事に年少から通っている長男ですが、最終的に私が大切にした幼稚園選びにおける3つのポイントと、実際に入園してからそれが正解だったと感じたエピソードをご紹介したいと思います。
幼稚園の選び方1:先生の表情はすべてを物語る
始めに園庭開放日によくお邪魔していたA幼稚園は遊びと規律を守らせるということに重きをおいた教育理念で、とても良い園だなと思っていました。息子も園の外にたくさん落ちてあったどんぐりに夢中になっており、特に悪い印象はありませんでした。
しかし、ある時の公開日。この日は普段の園の様子を好きなように教室を回って見学することができるという日だったのですが、この時に私は初めて1つだけ心に引っかかることがありました。それは、先生の表情。
ほとんどの先生が楽しそうに元気よく子供たちと触れ合っていたのですが、数名だけ疲れているような、少し表情が暗いなと感じる先生がおられたのです。何人もいる幼稚園児の相手を1人でするのだからちょっと疲れているくらいは普通だろう、と自分に言い聞かせてその時は終わりましたが、やはり不安が胸に残ってしまいました。
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先生がにこやかに園児と遊んでいる園を発見!
後に、息子と普段よく公園で会うお友達ママからのお誘いでB幼稚園へも見学に行くことになったのですが、ここで気づいたことが、先生方がみんなとても楽しそうで、園全体で子供たちをみているなということでした。どの先生もニコニコ楽しそうに園児と全力で遊んでいる姿を見て、B幼稚園に通わせることに決めたのです。
やはり、先生自体も子供たちとの毎日を楽しんでいなければ子供自身が幼稚園を楽しむことは難しいと思います。教育理念や説明会での言葉だけであればいくらでも聞こえの良いことは言えますが、実際の先生方の普段の園児との接し方は早々簡単に取り繕えるものではないと思います。
先生だけでなく、疲れている時って母親でさえボケっとしてミスをしたりしますよね。そんな状態の先生に子供を預けるとなると、やはり心配になってくるのは子供をきちんと見守れないのではないかということ。もし、園の説明会だけでなく普段の園の様子を見ることのできる機会があれば、直接見て判断することをおすすめします。
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幼稚園の選び方2:園イベントに保護者が参加するかどうか
幼稚園に通うということは、保護者である私たちが他の親御さんとどのように関わるかどうかも知りたいところ。もし幼稚園入園を機に仕事をしようと考えておられる方は特に、どの程度園の行事に参加しなければならないのか気になると思います。
息子の通う園では基本的にクラス全員1年間を通して、何かしらの役を担当するようになっています。運動会の運営の手伝いのようなものから、大掃除の手伝いまでその内容は様々です。園を探し始めた頃は、他のお母さん方との付き合いが面倒くさそうに感じていたので、あまり保護者で何かする機会の多い園は避けたいなと思っていたのが本音でした。
しかし、とあるお母さんにある園の話をされた時に私の考えは180度変わったのです。
保護者が行事に参加することで子供の様子がわかる!
そのお母さんが子供を通わせている園では、保護者が園へ呼ばれるようなことがほとんどなく、他の保護者と一緒になって何かをするということもない園だそうです。一見すると親はとても楽で良いなと思うのですが、そのママさんのお話では”あまりにも園と親が関わることがなさすぎて子供の普段の様子がよく分からない”ということでした。
特に子供が年少のうちはまだまだ園で何をしたのかを全て自分で話して教えてくれることは難しいですよね。そんな時に親が全く園や他の親御さんと関わることがないと、本当に何をしているのか様子がわからなくて不安らしいのです。
私はこの話を聞いてから、ちょっと面倒くさそうでも、ある程度は保護者も園の行事に参加できるような園を選ぼうと思い、今の園を選びましたね。もし今の時点では親同士の関わりや行事の手伝いなどのない園を選ぼうとしている方も、一度このようなこともあり得るということを考えた上で園を選んでみるのも良いかもしれませんよ。
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幼稚園の選び方3:実際に体験した子供の反応!
色々条件を考慮した上で選ぶ幼稚園。でも、何はともあれ一番はやはり、その幼稚園で過ごす子供本人が気に入っているかが大切ですよね。
私の息子は場所見知りや人見知りをするタイプなので、初めて訪れる場所では大体愚図るか早く帰りたがるような子です。しかし、現在通っている園を訪れた時には私の心配とは裏腹にとてものびのびと遊び始め、教室の中でも楽しそうに過ごしていたのです。
これは、1つはすでによく一緒に遊んでいたお友達が何人かいたからということが大きいとは思うのですが、それ以外にも先生方がとても優しく接してくださることや他の在園児の子供達ものびのびと楽しく遊んでいる雰囲気が心地よかったのだと思います。
教育理念や親が感じる園の雰囲気が良かったとしても、実際に毎日通って様々な経験をするのは私たち親ではなく子供ですから、やはり最後の決め手は子供がどう感じているかだなと思いました。
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幼稚園の情報を調べるだけでなく足を運んで比較検討すること
どんな幼稚園を選ぶにせよ、最低でも2つは園を実際に訪れて様子を見てみると、比較することができるので良いと思いますよ。そして園を訪れる際には、ぜひ入園予定のお子さん自身を一緒に連れて、ゆっくり園を見られると良いと思います。先生と子供の相性もあると思いますしね。
条件を挙げ始めるとキリがなくなってくるのは、それだけ親であるあなたが子供のことを真剣に思っているからこそだと思います。でも、実際に園選びをしていて感じたのは、本当に大切なことはシンプルなことなんだなということです。お子さんと親御さん自身の心が感じ取るものが一番信頼できるのです。
だからこそぜひ、人からの情報やホームページ上だけの情報だけで判断するのではなく、実際に何度か訪れてみてできるだけ実際に入園したらどんな園生活になるのかを感じ取ってこられると良いですね。素敵な幼稚園に巡り会えますように。
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