子供が幼稚園に入園して、嬉しい気持ちでいっぱいの新学期。
我が子の緊張した顔を微笑ましく思うのもつかの間。入園して早々に全保護者対象の役員決めの総会が開かれ、お母さん自身が緊張していたりしませんか?
今回は、実際に私が体験した幼稚園の役員の業務内容、クラス役員は何を基準に選ばれるのかについて、役員選出時のエピソードを交えてご紹介したいと思います。
幼稚園役員の仕事内容とは?そもそも何をするの?
“ついに来たか…うわさの役員決め!”と意気込んで総会に来たものの、役員て何するの?
と思われる方も多いのではないでしょうか。
私も実際、役員って何をどんな頻度でするの⁈とわからないまま入園直後の総会に出席していました。
どの園も同じかはわかりませんが、私の子供の園は役員といっても、本部役員とクラス役員があり、本部役員は会長、副会長、会計、書記の4名からなっていて、クラス役員は各クラス2人選出するということでした。
仕事内容としては、本部役員になったお母さんは基本的にバザーや運動会など、園の大きな行事の取り仕切りや運営を先生方と一緒にすることで、イメージ的には生徒会とまったく同じだと言っていました。
そして、クラス役員は保護者と役員や先生を繋ぐ、クラスのまとめ役を担います。
幼稚園役員は、妊娠していたら免除される!?
本部役員、クラス役員を選ぶにしても、どうやって選ばれるのかが1番気になりますよね。
選ばれる基準を知って心構えをしたいという方もいらっしゃるかと思います。
その選出方法は、ずばり”空気を読む”です。”え?空気を読む?それって結局誰でもなりえるんじゃ…”と思った方、空気にも色々あるんです。
本部役員は、基本的に前年度クラス役員をしていた人が学期末に役員会議を開き、その中から選びます。
前回もクラス役員をしてたんだから本部役員になんてなりたくない!という方が多いでしょう。
でも、本部役員に関してはベテラン度が高ければ高いほど、選出されやすくなるのです。
要は、上の子の時もやっていた、ずっとクラス役員をやっていた、という年中ママが選ばれやすいかと思います。
そしてクラス役員も同様です。
上の子のときに役員をやっていて、園のノウハウを知っているママの方が、先生が任せやすいのです。
そして1番大事なのが、赤ちゃんがいないこと、お仕事をしていないこと。
私のクラスでは、そのどちらかがある方は、役員は免除されお手伝い係になることになっていて、私は下の子がいたので免除されてホッとしましたね。
幼稚園役員決めの決定打は「場の雰囲気」だった!?
なんとなく役員選出の基準があることがわかった方も、実際クラス役員決めの場にいると”誰か立候補する?
私?いや、でも…”としばらく誰も手を挙げない雰囲気に耐えられなくなるかと思います。
友人は、週3でパートをしていたため、役員決めの時”絶対にならない!”と心に決めて行ったそうですが、実際クラスに行くと周りは小さな子連れママばかり。
よく見ると友人以外みんな赤ちゃん、あるいは妊婦で”これはやばい…”と思ったそうです。
結局、誰も手を挙げない状況かつ、仕事がお休みの時でいいのでと言われて、先生に促されるまま役員になってしまったらしく、”あの誰がなる?”
という空気と”下の子がいないあなたはまずやるべきでしょ”という視線に、とてもじゃないけど耐えられなかったと言っていましたね。
幼稚園役員のストレスは仕事量の多さ!実際の頻度は?
役員に選ばれるかどうか、立候補するかどうかのときに1番気になるのは”役員会議の頻度”ですよね。
やっぱり頻度が高いのであればやりたくないという方が多いでしょうし、そんなに頻繁じゃなければ別にやってもいいかな、という気持ちにもなりますよね。
私のクラスの役員さんは、思っていたよりも大変じゃないそうで、役員会議はほとんどなく、行事ごとに取りまとめがあるものの、企画や運営はクラスで決められた行事の係の人がやるため、1番働いたのはバザーくらいだと言っていましたよ。
ここは幼稚園によっても、差があるのではないでしょうか。
結局、役員同士が仲が良ければ会議と称してランチしたりすることはあるけれど、基本的には多くて3ヶ月に1回2時間くらい、幼稚園の教室で話すだけらしく、今のご時世働いているお母さんも少なくない中で、幼稚園側も役員に選出されたママの負担を少しでも減らすように工夫しているみたいでしたね。
幼稚園役員をやりたくない!こんな時どうする?
あんまり人を取り仕切るのも得意じゃないし、できればやりたくない!
と思っている方も、今後幼稚園だけでなく、小学校、中学校と子供が成長する中で、いつか”役員”というものをする日が来るかもしれません。
もしそうなった時に、”役員になってしまった。
ちゃんとできるのか不安…”と思うかもしれません。
こんな時、小さいお子さんがいてもいなくても、お仕事をしていてもいなくても、お手伝いできることは少しかもしれないと、正直に一言断りを入れておきましょう。
きっと、先輩ママや先生がサポートをしてくれると思いますよ。
そして案外やってみると、役員のお母さんたちとワイワイ企画や運営をするのも楽しく、任期もあっという間だったという話もよく聞きます。
また、会議で園に行く機会が他のママより多く、子供の園での様子をみることもできてよかったという声もあるので、もし役員に選ばれたらポジティブに任期を楽しんでみてはいかがでしょうか。
幼稚園役員の協力が欠かせないのは運動会!
役員ってどんな家庭環境でも、あまり進んでなりたいものではないですよね。
ましてや子育て中の忙しいお母さんにしたら、ママ友との付き合いも多少は気をつかうし、行事の運営をやるだなんてめんどくさい…と思ってしまうでしょう。
しかし園全員の協力の元で、バザーや運動会、生活発表会など子供の成長を感じられる、子供自身も楽しめる園生活が支えられています。
役員に選ばれても選ばれなくても、子供のために、園のために、できる範囲でいいので協力する姿勢も大事かもしれませんね。