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2歳で言葉の遅いわが子の成長が気になる!早い子との違いは?

 

2歳になるわが子の言葉が遅いのではと、悩んでいませんか?

ひとりひとりの差が出やすく、比べてしまいがちなのが子供の発語。2歳になると、つたないながらも言葉でコミュニケーションが取れ始める子もいれば、まだまだ喃語しか話さない子、全く話さない子など違いが出てきます。

発語が遅いなと感じているお母さんは、少し不安になってくる時期です。でも、何度も言われている事だとは思いますが、発語の時期って本当にひとりひとりの全然違うんです!同じように育ったはずの兄弟でもどれほどの差があったのか、わが家の子供達の発語の時期・ペースとその内容からその後の成長まで、赤裸々にご紹介しちゃいます。

2歳で言葉が遅い長男、宇宙後から卒業したのはいつ?

「上の子は遅く、下の子は早い傾向にある」とは子供の成長全般によく言われる事です。わが家は発語に関してだけ、その差が本当に顕著でした。のんびりマイペースな長男は、新生児の頃からとにかくよく寝る子。掃除機をかけても起きない、ベビーベッドごと移動しても起きない。

そんな長男は、マイペースゆえなのか?「真似をする」という事をあまりしませんでした。おもちゃの使い方やハイハイなど、こちらの動きを特にその場で真似る事はなく、ただ笑って見ている感じで、その反応の薄さにあれ?と思っていたのを覚えています。

それでも、大体標準通りの時期に寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちと成長していき、1歳半頃にはママ、パパ、ブーブ、わんわんぐらいはマスター。でも、そこから一向に言葉が増えなかったんです。喃語はどんどん激しさを増し、しゃべっている感はすごく出してくるのですが、聞き取れる単語は増えないまま2歳になりました。

2歳言葉の理解の目安とは?ある日突然増えるって本当?

こちらが言っている事は通じているので理解はしているようなのですが、いかんせん真似てくれないので、言葉を教える事ができている感覚は全くありませんでしたね。

2歳を過ぎ、また少しずつ単語が増えてきてはいたのですが、相変わらずこちらの言葉を真似て復唱する事はせず。気が向いた時に思い出した単語を言ってみる、というような感じです。

それが2歳4ヶ月のある日、旅行で北海道に行こうと、一緒にパンフレットを見ていた時の事です。「これおいしそうだねー牛乳とチョコのアイスだって」と言った時に、急に「こーちょ、あいしゅー」と言ったんです!初めて、私の言葉を復唱した瞬間でした。

そこから、噂に聞くように言葉が爆発する?!溢れるようにしゃべり出す?!と期待したのですがそんな事もなく。しばらく「パン、あまい」という謎のキーワードばかり連呼する時期が続き、さらに少しずつ復唱して言える事が増え、いわゆる「母にだけ分かる言葉」から「誰が聞いても分かる言葉」にやっとたどり着いたのは3歳になってからだったのです。

2歳で言葉の早い次男、その発語量と体の発達の様子とは?

かたや、そんなマイペースな兄に甘やかされて育った破天荒次男。いたずらは考える前に体が動いてしまうタイプで、動きもスピーディー。性格に違いはあれど、体の成長スピードは長男と変わらず、同じような時期に同じような事ができるようになっていきました。

ただ、発語に関してはものすごく早かったです。1歳前にはママ、パパはもちろん、ぶーぶ、はっぱ、あっち(あつい)などなどこちらが聞き取れる単語は、数えきれないほどに話せていました。

1歳過ぎ、「にーに、ぺん、たー」と兄にぶたれた事を言いつけてくるまでになったと思ったら、あっという間に「にーにがぺんってした」と接続詞をマスター。この時まだ1歳半前でした。2歳になる頃には年上のお友達とも会話が成立。4歳の長男と2歳の次男、話す言葉のレベルがほぼ同じという兄弟図の完成です。

2歳で言葉の遅れが気になる...ママに知って欲しいこと

2歳の子供の言葉が遅いんじゃないかと心配されている方の中には、健診で引っかかったという方もいらっしゃるかもしれません。母子健康手帳には、検診前に子供の様子をチェックして記入しておくページがあります。これには1歳6ヶ月のところで初めて「意味のある言葉をいくつか話しますか」という発語の項目が登場します。

そして次の2歳では「2語文(ワンワンキタ、マンマチョウダイなど)を言いますか」とあります。すると1歳代~2歳の健診までにはだいたい2語文が話せるようになっているもの?と思ってしまいます。次の3歳のところは「自分の名前が言えますか」なんです。2歳の間に名前が言えるようになっているくらいが平均、と受け取れます。

ところが実際健診に行ってみると、病院によってどころか、先生によっても言う事が違う場合があります。発語が遅くてもこちらが言っている事が理解できていれば気にしなくて大丈夫、2歳で2語文言えなくても大丈夫、と言ってくれる先生もいれば、療育など言語の発達を支援してくれる施設を勧める先生もいます。

支援施設の話をされたら、そういうところに行かなきゃいけないほど遅れてるって事?!と焦ってしまうお母さんがいても不思議ではありません。でも、しつこいようですが、発達は本当にみんな違うんです。健診で言われる事は参考程度に、あまり真に受け過ぎない事をオススメしますよ。

2歳言葉の発達はその後の成長に影響するの?

2歳のうちはまだ気長に構えていてもいいのではないでしょうか。まわりを見ていても、2歳頃がいちばん子供それぞれ、独自の成長期に見えます。それまで男の子と一緒に転げて遊んでいた女の子が急に「私はこっち」と女の子特有の遊びを始めるのもこの頃です。

あれだけのんびりだった長男は小学校1年生。使う言葉はもう大人顔負けです。相変わらずマイペースではありますが、見聞きした言葉はあっという間に使いこなし、いっちょまえに生意気な事も言います。

先日水泳の授業に使う水着に名前のゼッケンを縫い付けていたところ、こんな事を言い出しました。「うわーお母さんってすごいね、そんな事ができるんだね、今日はそんなお母さんをもっと見てたいなあ」ちなみにこれ、夜更かししたいがための言い訳です。

そしてあんなにあっと言う間に話し始めた次男は、スタートが早かった分、2歳の間は言葉の成長がとてもゆっくりに感じました。ラ行とサ行がいつまでもうまく言えず、赤ちゃんのような話し方は3歳の後半まで変わりませんでしたね。

2歳言葉の始まりは発音が鍵?復唱しやすい単語を意識しよう

長男の時を振り返って「復唱しやすい言い方を特にしていなかったな」思う事があります。〇〇でちゅねーというような赤ちゃん語とまではいかなくても、犬をワンワン、車をブーブなど、やはりその歳相応の言いやすい言葉はあるようです。言葉だけではありませんが、本人が「真似してみよう」という気持ちになってくれない限り、こちらがどれだけ頑張っても空回ってしまいます。

特に2歳は、自我が確立し出して自分というものを強く認識する時期です。話すより他にもっとやりたい事があったとしても不思議ではありません。ひとつひとつ言葉が増えていく子がいれば、急におしゃべりになる子だっています。でもそれは速度こそ違うものの、みんなそれぞれ「ひとつひとつ」進んでいるんです。

その子なりに言葉を口に出してみたいな、と思うきっかけさえ見つける事ができれば、あとは本人の好きなスピードで進んでいきます。くれぐれも病院で言われた事だけを真に受けず、2歳になった今、子供が言葉よりも興味がある事はどんな事なのか、観察してみてくださいね。

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