オムツ、おしり拭き、お気に入りのおもちゃ、マグ、それに念のための着替え…
荷物が増えがちな赤ちゃんとのお出かけの強い味方、ベビーカー!
でもどうしてもベビーカーが苦手な子もいますよね。
抱っこ紐も必要で荷物がさらに増えたり、結局ベビーカーが荷物置き場に…なんて経験ないでしょうか。
泣き出してしまった赤ちゃんをそのままにしておくのは、周囲の視線も気になるもの。
困っているお母さんに、私が実践して効果があった方法をご紹介します!
ぐずり対策1:お気に入りのおもちゃを渡す時にはコツがある!
おもちゃやぬいぐるみなど、赤ちゃんがお気に入りのアイテムを渡すのは常套手段と言えますよね。この時に効果を上げる、ちょっとしたコツがあります。
それは、そのおもちゃを「ちょっと久しぶり」に登場させる事。
できたら前日は他のおもちゃで遊ぶように誘導して、お気に入りのおもちゃをいくつかこっそり隠しておきます。最低でもベビーカーで出かける当日は、朝から隠しておく事をオススメします。
わりと短いスパンでお気に入りが変わる子もいるので、普段から今のお気に入りトップ5を意識しておく事が大事です。
ギャン泣きになってしまうと効果がない場合もあるのですが、「これあったよー!」とベビーカーにポイっとしたら、自分はサッと引っ込んで様子を見てください。おもちゃよりママ!となってしまうのを防ぐためです。
この「久しぶりの再会作戦」がちょっと泣き出した時に一番効果があって、わが家の子供たちは涙も乾かないうちにご機嫌になる事が多いです。
ただし、常にないと発狂するレベルのおもちゃは、最初から渡しておいた方がいいのでやめておきましょう。
ぐずり対策2:ベビーカーを嫌がる赤ちゃんは安心感を求めている?!
赤ちゃんが飽きたとか、抱っこしてほしくなったから泣くとかではなく、そもそもベビーカー自体が嫌いになってしまったかもと思う事って、ありませんか?
私は慣れてほしさに連日ベビーカーに乗せていたら、日に日に嫌がるようになってしまった経験があります。
そんな時は、ちょっとぐずったらすぐ抱っこ!をひたすら繰り返してみてください。
「え?そんなにすぐに抱っこしたら、今度は抱っこから離れなくなっちゃうんじゃない?」と思いますか?
嘘みたいな話ですが、これが効果あったんです。
一番ベビーカーが苦手だった長男は、何も予定がない日にこの方法で近所を小一時間ほど散歩する事を繰り返して、だんだんご機嫌で乗っていられる時間が長くなりました。
ポイントはとにかく、泣くより前のぐずった段階でサッと抱き上げてしまう事。泣かせない事です。なぜなら、一度泣き始めてしまうと赤ちゃん本人にとってもなかなか機嫌を戻すことが難しくなってしまい、ずっとぐずぐずが続いてしまう可能性があるからです。
そしていざベビーカーに戻すのは、車や電車に気を取られたり、おもちゃを渡したりして意識がこちらから離れたその瞬間です。実際にお出かけの時も、ぐずった瞬間にサッと抱き上げ、気分が落ち着いた瞬間にサッと戻す方法で乗り切った事が何度もありました。
この方法でびっくりしたのが、目に見えてぐずる回数が減っていった事です。理由は分かりませんが、ぐずったら抱っこしてもらえるというのが、安心につながったのでしょうか。その安心体験を繰り返すことによって、赤ちゃんなりに安定した心でベビーカーに乗っていられるようになったのかもしれません。
なんだか面倒だなぁと、思いますか?抱っこする時間はぐずりやむまでのほんの数分、親子ともに慣れてきたら1~2分でもいいんですよ。特に予定がなく、のんびりお散歩する時間を確保できる日があったら、ぜひ試してみてください。スーパーのカートも乗ってくれるようになるので、お買い物も楽になりますよ。
ぐずり対策3:ベビーカーで与える食べ物はおしゃぶりできるもの!
口に物を入れるのが好きな赤ちゃんに効果的なのは、やっぱり何か食べさせておく事ですよね。ただ、小さなお菓子だと一口で食べてしまって、すぐに次!となってしまいます。それはそれでなかなか大変なんですよね。
手づかみ食べができるようになってさえいれば、何か食べさせる方法はもう最強だと思っています。この方法に期待するのは、食べている最中にぐずるより他に意識が向いてご機嫌になってくれる事。
その為にも選ぶのは「食べるのに時間がかかる」「飽きにくい」ものです。それがスルメ。
きっかけは、ベビーカーでぐずっている時に通った、お店のおじちゃんがスルメを手渡してくれた事でした。正直「スルメ?!食べていいんだっけ?!」と思ったのですが、不思議そうに手に持って泣き止んだのでしばらく様子見。
少しして恐る恐る口に入れたかと思うと、そのまま夢中に!特にかじるでもなくしゃぶっている感じだったみたいなのですが、なんとそのまま寝ました!長男1歳、この時がベビーカーでの寝落ち初体験。これには私が味をしめて、しばらくスルメを持ち歩いていました。
電車などでは、スルメをしゃぶるベビーカーの子どもにびっくりして笑ってもらえる事も多いです。ちなみにスルメはイカですので、あげる時には事前に家で試してみてアレルギーなどないか確認してくださいね。塩分が気になる、喉に引っかかるのではと心配な場合は、事前に湯通ししておくと余計な塩も流れてやわらかくなりますよ。
始めから寝てほしい時は、スティックのパンや棒状のビスケットなどお腹にたまる物を渡しておくと、ある程度お腹が満たされた時に寝てくれる事が多いです。
まだ離乳食前や離乳食を始めたばかりの赤ちゃんであれば、やはり王道のおしゃぶりを与えておいたり、オムツ汚れや喉の渇きなどベビーカーに乗ること以前にぐずってしまう原因を探すことが先決かもしれません。
次の瞬間には案外ケロッとしているもの。子供が泣いても焦らずに対応しよう
お腹がすいた、喉が渇いた、眠い、抱っこしてほしい、ずっと同じ体勢で座っていて体がむずむずする、オムツが濡れていて気持ち悪いなど、子どもが泣く理由はその時によってさまざまです。
でも、どんどん成長して重たくなっていくわが子を抱っこし続けるのもなかなか大変。こちらにも、ベビーカーに乗ってほしいさまざまな理由があるんです。
1.ぐずったら泣く前にすぐ抱っこ、でしばらく慣らし、
2.いざお出かけの時にはお気に入りのおもちゃと再会できるようあらかじめ少し隠しておく。
3.それでもダメなら食べもの!
私はこれで上の子達にベビーカーに乗ってもらって来ました。
現在1歳児の末っ子は、子供乗せ自転車に乗せたのが先だったので、ベビーカーは刺激が足りないのか?ぐずってしまう事も多いです。こんな時はベビーカー自体を1週間など久しぶりに登場させればいいのかもしれませんが、場合によっては難しいですよね。今まさにあの手この手で乗せようとしている真っ最中で、今のところおもちゃとの再会が一番合うようでありがたい限りです。ただ、飽きっぽく放り投げる癖があるので、対策を考え中です。
最初ベビーカーに乗る時にはぐずってしまうけれど、動き始めるとその振動で安心するのか、案外おとなしくなる子も多いですよね。泣き出してしまった赤ちゃんも、オムツやミルクなどの欲求が解消されたり、意識が他へ移れば案外ケロッとしているもの。
その時の子供の不機嫌さの度合いや、性格に合った対策、効果のあるタイミングがそれぞれありますので、いろいろ試してみて「今はこれだ!」と思えるピッタリの方法を見つけてくださいね。泣くわが子に対して焦って「泣き止ませなきゃ!」と思うとお母さんがイライラしてしまい逆効果ですので、慌てず落ち着いて対処していきましょうね。