保育園児・幼稚園児

新生児期の外出はいつから?タイミングを図るポイントと注意点!

何とか出産し、無事に退院して、自宅での赤ちゃんのいる生活が始まった頃。まだまだ慣れないことだらけではあるけれど、新生児を連れてやむを得ない理由で外出しないといけないこともありますよね。

特に今の時代、核家族化が進み、家には夫婦と赤ちゃんのみというご家庭は多いと思います。誰かに頼めるならば子供のことを見てもらうようにするなり、用事をお願いするなどできますが、日中に夫が仕事に出ていると、赤ちゃんと自分しかいないのは普通の毎日。

赤ちゃんを連れて外に出ようにも、まだ予防接種も終わっていないし、首だって座っていない。授乳間隔もまだまだ頻繁だし…一体いつから赤ちゃんって外に出られるの?と不安なお母さん。ここでは男の子二人をそれぞれ新生児期に外出させた私の体験を紹介します。

新生児のお出かけデビューの時期ときっかけは?

私が初めて赤ちゃんと外出したのは、長男が生後4週になろうとする頃。新生児期としてはほぼ終わりの時期です。

私は米国人と結婚していて、米国人の子育て中の友人も何人かいるのですが、日本人の子育てと違うことが多くて驚くことが多々あります。新生児期の外出についても、その違いに驚いたことの一つです。

日本では生後1ヶ月を過ぎるまでは家から一歩も赤ちゃんを出さないという考えが一般的です。米国でもかつては同じような考えであったようですが、最近は少し変わってきているようです。米国では人混みを避ければ、赤ちゃんのためにもお母さんのためにも、外に出て外の空気に触れるのは月齢問わず良いとされている傾向にあるんです。

しかし、赤ちゃんの免疫機能が正常に働き始めると言われているのは生後2ヶ月から生後3ヶ月頃。そのため、この時期に達するまでは人混みは避けて、知らない人に赤ちゃんが触られるようなことは避けるべきだと助言されています。

出典:verywellFamily (https://www.verywellfamily.com/when-can-my-newborn-go-outside-289876)

赤ちゃんと初めての外出は落ち着かずソワソワ

さて、私が初めて赤ちゃんと外出することになった理由は、米国から来ていた米国人の友人がもうすぐ帰国してしまうという時でした。どうしても会いたいと言ってくれたこともあり、電車で1駅のところまでお出かけすることにしたのです。

正直言ってこの時は心のどこかで、“こんなに小さい赤ちゃんを、外に連れ回していいんだろうか?”と不安な気持ちを抱きながら出かけていましたね。ほんの数時間の外出だったのですが、それでも何だかずっとハラハラしてあまり満喫できず、“早く帰りたい”と思っていたのが本音です。

さらに、このお出かけで傷ついた出来事があったのです。

新生児の外出で他人から傷つく言葉!

それは、道端を通りすがる知らない年配の方からの声。私はベビーカーのカバーを閉めて、外からは中が見えないようにしていたのですが、それでもそのカバーを開けてまでして子供を見てこようとした方がいたのです。そして去り際に一言!

おばあさん
最近の人はこんなに小さい子を連れ回して、まあ…

何だか自分が物凄くやってはいけないことをしているのだという気がして、すごく気持ちが沈んだのを覚えています。このお出かけによって、息子が病気をもらってくるだとか、何か悪い影響があったということはありませんでした。ただ、病気をもらってこなかったことは単に運が良かっただけかもしれません。

それに、私自身が外に赤ちゃんを連れて行く心の準備がまだできていなかったのに、無理に出かけたので心身ともにとても疲れましたし、他人からの何気ない一言にも傷ついて、長男の外出はあまり楽しいお出かけデビューとは言えないものになってしまいました。

新生児期でも待ったナシ!次男のお出かけデビュー

さて、数ヶ月前に生まれた次男の場合ですが、彼のお出かけデビューは新生児期である生後3週目頃。長男は3歳になっており、幼稚園はまだ始まっていない頃でした。エネルギーに満ち溢れている3歳児を一日家の中で過ごさせることは本当に大変で、頼れる身内の人間も近くにいないので自分たち夫婦でなんとかするしかない状況。

日中夫は仕事に出かけ、狭い家の中で機嫌がどんどん悪くなっていく長男と同じ空間にずっとはいられず、徒歩10分の近所の公園まで1時間だけだよ、と約束をして出かけたのです。

この時は、長男を育てたことが良い経験になっておりあまり神経質でなくなっていたため、かなりリラックスして外出できましたね。ベビーカーに乗せられた生後3週間の次男は外出の間ずっと眠っていてくれたので、長男とも公園で落ち着いて遊ぶことができました。

長男が小さい頃からよく行っている公園で知り合いになったママさんたちの中には、兄弟姉妹のお子さんがいらっしゃる方もおられて、後々聞いて見ると「二人目以降はすぐに公園デビューしてしまうよね」、「新生児だからって待ってもらえなくてかわいそうよね」なんて笑いながらお話してくださった方もおられましたよ。

新生児期のリスクとママの体調も考慮して

とはいえ、私の子どもは二人とも春生まれで気候が穏やかで過ごしやすい時期であったこと、私自身も産後の回復がかなりよく元気であったからこそ成せたことだと思います。また、はじめに米国での考えについて紹介しましたが、米国では車での移動がメインです。

私たち日本人のように徒歩や電車、バスなどの公共交通機関での移動をされる方は圧倒的に少ない、つまり、赤ちゃんが人混みに露出する可能性は大幅に異なるという点にも注意しなければいけません。

また、新生児の赤ちゃんが外にでることのリスクはもちろん心配するべきことですが、一緒に出かけるお母さんの体調もしっかり気をつけておくことが大切だと思います。母になると、子供が第一になって自分のことがおろそかになってしまいがちですが、お母さん自身が心身共に元気でなければ、外出しても楽しめません。

それに、産後のお母さんの体調はまだまだ不安定です。赤ちゃんは元気に過ごせたとしても、お母さんが体調を崩してしまうこともあり得るのです。

新生児の外出タイミングのポイントと注意点

新生児期に家に閉じこもってばかりでリフレッシュしたいと思う時は、

  • 遠出をしない
  • 人混みを避ける
  • 長時間は避ける
  • 気温・天気などに気をつける

これらのポイントに注意しつつ、様々なリスクも承知した上で本当に自分が出かけるんだ!と納得した際にされると良いと思います。

また、私のケースは本当に運良く子供たちが病気をもらってくることなく過ごせたにすぎません。繰り返しにはなりますが、自己責任の上でお母さんご自身が色々納得できた時にお出かけするのが、ベストなタイミングだと思います。新生児期におけるリスクについて、気になることは小児科医の先生に直接たずねて専門家の意見を参考にされた上で判断されるようにすると良いですね。

赤ちゃんとのお出かけは大変なこともありますが、これまでと同じ場所に行っても違う目線で色んなことが見えてきて、全く違う世界のように感じられて楽しいものです。天候が良く人ごみを避けたほんの10分15分ほどであれば、お母さんも気負わずお出かけできそうですよね。

みなさんのお出かけデビューが素敵なものになりますように。

-保育園児・幼稚園児
-, ,