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育休後に職場復帰しないで退職を選んだ私の理由と生活の変化!

 

私は今、専業主婦で2児の育児に奮闘しています。実は1人目を妊娠してからも仕事は続けており、産休に入るギリギリまで楽しんで働いていました。

8年間勤めた会社だったので愛着もありますし、何より仕事と仲間が大好きでした。育休も取らせて頂いたので復帰を待ってくれた方や、出産後すぐに産院にまで来てくれた仲間もいたんです。

しかし私は育休を1年半取得した後、復帰をせず自ら退職を選ぶ事になります。私のとったこの行動は、お金だけもらって辞めよう!なんていう策略的なものではありません。様々な事情があって退職を選ぶ形になってしまったのです。

それでは、どうして復帰する事が出来ずに退職を選ぶことになってしまったのか。その後の生活はどうしていったのか。経験した内容をもとに紹介していきたいと思います!

育休後に復帰せず退職するのはいけない事?

育休明けに復帰する事なく退職された方ってどの位いるのでしょうか。きっと育休取得後に復帰されている人の方が圧倒的に多いと思います。だって、産後も復職したいから、復職しなければいけないと思うから、産休や育休を取得するんですもんね。

働く気持ちがなかったり働かない事を選択するのであれば、そういう制度を利用せずに退職していると思います。

しかし、決して薦めている訳ではありませんが、「育休明けに復帰をせず退職する事」は可能です。ただ、育休自体が復帰を前提とした制度であるので望ましい判断ではないですよね。

でも私はそれを行なった者のひとりです。それなので「いけない事なの?」と誰かに相談されたら、「事情があるなら仕方ない」と伝えると思います。皆さんはどんな意見でしょうか。

育休後退職を選んだ理由と会社との話し合い

私が退職を決意した理由は...

生まれて来た子供が可愛くて片時も離れたくなくなってしまったから!

…なんて冗談ですが(子供が可愛くて仕方ないのは本当ですよ〜)、

ズバリ!保育園が決まらなかったのです。

これは良く耳にする人多いと思いますが、私もまさか当事者になるとは思っていませんでした。私は育休を取る時、復帰の条件としていくつか会社に相談していたことがあります。

復帰の条件として会社に相談していた3つのこと

まず1つ目、私が子供を預けて復職する線引きとして、「認可保育園に入所」という事でした。「認可外(無認可)保育園」がいけないという訳ではないのですが、様々な事を調べた結果、家庭の事情からしてその余裕がなかったのです。

2つ目は、私の住んでいる地域は保育園激戦区と言われる様なエリアだったので入れる可能性が低い、という事です。これは、入所できる可能性が低くなるから復帰できる確率も下がる、という前振りみたいなものに捉えられるかもしれませんが、情報として大切な事なので予め話しておいた方が良いと判断し、伝えました。

3つ目は主人が仕事柄出張も多く終電の頃に帰ってくる生活スタイルで、主人の協力はなかなか得られない事。そしてお互いの両親も片道1時間以上の距離に住んでいるので手助けしてもらえる環境が揃っていない、という事でした。

例えば子供が急に熱を出して保育園を休むことになったら、私が会社を休んで看病する他ない、という事です。(病児保育などは例外として考えて頂きました)

育児条件が揃わず職場復帰ができない

ここまで相談すると、本当に復帰して働くつもりはある?と疑いたくもなるかもしれませんが、自分のできる事とできない事は前もって情報共有し、できれば無理せず働きたいという真面目な考えがあったからこそ相談したものです。

それでも会社は「与えられている制度だから考えすぎずに頑張ってね」と快く育休を取らせてくれました。そういう声かけをしてもらえるのは女性として本当にありがたい事ですよね。

実は私の勤めていた会社は8割が男性社員で2割が女性、そして女性も大半が独身でしたので、産休育休を取る女性社員が私で2人目だったのです。先に取得した方は、近くに両親が住んでいて、保育園も決まり、部署移動などする事もなく時短で復帰する事が叶いました。

でも私にはそのどれもが揃わずに復帰が出来なかったのです。

育休後、退職が決定!その後の生活はどうしたの?

育休は1年半取らせて頂いて、その間も保育園の申し込みアタックや情報収集を欠かしていませんでした。会社ともよく連絡を取り合っていましたね。私の場合最大2年まで取得出来たのですが、1年半〜2年になる半年で必ず保育園入所を決めて復帰をしなければならないというのが会社からの条件だったので、私は退職を選択する事にしました。

あらかじめ会社と自分の環境についての情報共有をしていたので、引き止められる事や他の条件を出される事もなく、この後の話はとてもスムーズでした。退職の手続きと挨拶を兼ねて会社を訪問した時にも、周りの社員の方の理解も得られていて気持ち良く送り出して頂けました。私が休んでいた間にサポートしてくれた方には復帰が叶わず申し訳なかったですが、会社に対して自分の意見を相談していた事は良かったと思っています。

これから産休育休に入ろう、という人は、いろんな人の話を聞いて、会社とはよく相談する事をオススメします。きっとより良い方法を一緒に考えてくれると思いますし、こんなはずではなかった!ということも予防できると思うんです。

思い切って生活環境を変えて引越し

私は退職した事により専業主婦となったため収入はなくなり、主人の稼ぎだけが頼りになりました。生活出来ない事はないけれども、やはり収入が減った分削らないといけない事は増えていましたね。しかし私達が住んでいた所は通勤にも便利な都心で、家も駅から徒歩10分以内、物価も高い場所で、、、やりくりが厳しい!

車通りは多く公園も緑も少なめで、自然の多い環境で育った私にはここで子育てをしていくイメージも持てていませんでした。そこで私は思い切って生活環境を変え、引越しをすることを主人に提案したのです!と言っても都内から都内、ですよ。主人の会社には30分もかからない程近かったのですが、引っ越すなら通勤に30〜40分で行ける場所ならいいよと言ってくれたので、それはもう必死で探したものです(笑)

その頃の環境より生活水準を下げる事はとても簡単だったので、友達やお互いの両親の意見を参考にして何度もいろんな物件へ足を運び、物価が安めで公園や病院などが近く暮らしやすい今の地域に落ち着きました。今引越しから3年が経ちますが、とても気持ち良く子育てをしながら過ごしています。家計のやりくりも、、、まぁまぁ出来る様になりました(笑)

育休取得から退職という難しい決断を乗り越えて

いかがでしたか?育休を取得したけれども保育園が決まらず退職の決断をした私は、世間から見ると可哀想なのでしょうか?その答えは今もわかりません。落ち込みはしましたが、自分や家族・会社と相談して決めた事なので、前に進むしかなかったのです。

これはあくまでも私が選択した育休後の退職とその後の生活についてのちょっとした話ですが、こんな人もいるんだという事を知って頂き、誰かの悩みのヒントになれば嬉しいです。

育休を取ること、退職を選ぶこと、その後の生活、1つ1つの事を一人で抱えて解決するのは難しいものです。大切な決断だからこそ、周りの方とキチンと話をして乗り越えていけるといいですね。

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