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里帰り出産をしないメリットと産後の生活変化を乗り越えるコツ

里帰り出産とは、出産にあたって実家や義実家に帰って出産後の負担を軽くするというものです。産後の疲れ切った体を休めることができたり、家事をやってもらえることで育児に専念できるということで、良いイメージを持っている方も多いと思います。

そんな里帰り出産ですが、「里帰りしない」という事が悪い事ばかりではないのです。里帰りできない方もいると思います。そんな方も気に追わないで大丈夫です。

今回は「里帰りしない」を選択することのメリットをまとめました。そして、私は里帰り出産をしなかったのですが、生活面での負担や家事の両立が大変だったかを妊娠中と出産後に分けて体験談をお話ししたいと思います。

里帰りしない理由

まずは、里帰りをしない理由について考えてみます。

・気を使う

・遠くて旦那がなかなか会いに来られない

・実家とは疎遠など、頼れる環境にない

など、挙げればきりがありません。その上で、

・帰ることを心の底から喜べない

・どこか、帰ることへの不安やもやもやがある

など、少しでも躊躇するようでしたら「里帰りしない」という選択肢もありではないかと思います。

里帰りしないことのメリット

里帰りをしないことを選ぶメリットをまとめました。

<実家編>

・気を遣わなくて良い

・変な期待をしなくて済む

・自分のペースで思い通りの育児ができる

・文句や小言をいう人はいない

<義実家編>

・気を遣わなくて良い

・お金や身の回りのことを気にしなくて良い

・自分の好きなように生活ができる

・自分のペースで思い通りの育児ができる

・育児に口を出される心配がない

例えば、母乳推奨の母に近くで文句を言われずミルクで育てる事ができるのです。居心地が良いと思っていたけれど実際子どもが産まれてみたら違ったなど、思っていた事と違うことも里帰り出産をするとあるかもしれません。帰ってはみたものの自分の思い通りにはいかず家事もやらされた、なんていう方もいるのです。

義実家だと言われた通りにしなければいけないと気を遣って、自分のしたい育児ができなくなってしまうことだってあります。今までは大丈夫でも孫が産まれたら変わってしまうかもしれません。ですが、里帰りしなければそんなことも心配もありません!

自由なのです!!

双子で周りから里帰りを勧められた私の決断

私は妊娠が分かり、6週目には双子ということが判明しました。双子ということもあってか、病院や保健センターのスタッフ、職場の人や友達からも、事あるごとに「里帰り出産はするの?」と聞かれていました。実母や義母からも里帰りについて聞かれたので旦那と話し合ったんです。

初めは里帰り出産はしないと決めましたが、誰に相談しても「できるなら里帰りした方が良い」との答えが返ってきました。確かにお互いの実家は車で30分以内の場所にあり、距離的には里帰りしないという選択肢はありませんでした。

しかし、私にとって実家は落ち着けるところではありませんでした。また、実母は療養中で訳あって今は実家にはいないため、帰っても気持ちが落ち着ける環境ではないと思って、実家に帰ることをやめました。療養中の母の場所も迷惑がかかるのが嫌だったのでやめたのです。

義実家への里帰りを考え直した理由

義実家は妊娠前、妊娠中とよくお邪魔していて一緒に暮らしている時期もあったんです。義母も「うちに来て良いよ」と言ってくれていました。旦那はその言葉で帰る気満々になったらしく、勝手に「帰るね」と話を進めていましたね。

私も、義実家の方が実家よりも居心地が良いしな、と思ってはいたのですが心のどこかでもやもやしたものがあって、「義実家に里帰りしたら本当にゆっくりできるのかな?」と考えてしまったんです。同居もしたことあるし・・と考えたところでフと思い出したのです。なぜ同居をやめたのか。

毎日おいしいご飯が出てくるし、義母義父どちらも本当に良い方です。でも、気にし過ぎる私の性格上、旦那のいない空間を長い時間義母義父と過ごせず、部屋にこもりっきりになってしまったから同居を解消したのでした。

デリケートな産前産後だからこそ自分の気持ちが第一

だから今回里帰りしても結局気を遣ってかえって疲れてしまうのではないかと思い、旦那を説得して「どちらの実家にも里帰りはしない」と決めました。

今思うと、里帰りをためらった時点でどちらに帰ってもゆっくりと休めなかったのかなと思います。そして、旦那や友達に相談したものの結局は誰に何を言われようと、私の気持ちが第一だったなと思いました。

里帰りはしないと決めた私たちでしたが、ありがたいことに「何か大変なことがあったらいつでも手伝いに行くよ」と義母からも実母からも言ってもらえていました。

産後、里帰りせず家で育児を始めた結果

無事生まれた双子は小さく、私が退院後もしばらく入院していました。毎日3時間おきに搾乳機で母乳を絞り、病院に1日1回届けに行くこと以外は、初めは産前と変わりませんでした。

私が退院してから遅れること約2週間。ようやく双子が退院することになり、家族4人での生活が始まりました。はじめは昼夜問わず3時間おきの授乳だったため、仕事をしている旦那を起こしてはいけないと思いリビングにて3人で過ごしていましたね。

ミルクは3時間おきにアラームをセットしてあげていて、哺乳力が弱く飲むのも遅く毎回1時間近くかけての授乳でした。入院中暗い環境がなかったためか、双子は両方とも夜部屋を暗くすると決まって泣き出し正直大変でした。それでも日中、家の掃除やご飯作りをする元気は不思議とありましたね。

気の知れた旦那の手伝いが助かる

うちの場合、旦那が仕事帰りにスーパーに買い物に行ってくれたり、休みの日の前夜には夜一緒にリビングで寝てくれてミルクも手伝ってくれていたので、時々「今回はパス」と授乳をお願いすることができたのです。そのおかげもあり、私は里帰りしなくてもそこまで大変と思うことはありませんでした。

日用品や子どもたちのおむつやミルクなどの消耗品はネットショッピングを利用していましたので、困ることはありませんでした。結果、義母にも実母にも手伝いに来てもらうことは一度もありませんでした。(お願いするのも苦手だった、ということもあります...)

下手に手伝ってもらっても自分のやって欲しいことと違った時に言いにくいですし、気の知れた何でも言える旦那がたまにでも手伝ってくれたので、ストレスなく過ごすことができましたね。

里帰り出産をしないからこそ欲しい相談相手

里帰り出産を勧めないわけではありません。自分にとって居心地がよくて帰りたいと思えたら、それは一番良いと思います。

しかし、無理に帰ろうとしなくても良いと思います。産後は子供の事だけでも気持ちが疲れてしまいます。よけいなことを考えずに子供と向き合える方法で乗り越えられると良いですね。

ただ、できる!と思っていても産後は気分が落ち込みやすいです。(自分では気付きません。後でそうだったなと気付きます)里帰りはせずとも、旦那さんや家族、友達など気軽に相談できる人が周りにいると安心できますよ。

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