男の子って可愛いですよね。単純で素直で分かりやすくって、意外とお母さん想いだったりする。
でも多くのお母さんが直面する、話を聞いてくれない・言うことを聞いてくれない・乱暴な言葉などの、男の子の困った行動。
息子にどう接したらいいの?性別が違うからまったく意味不明!そんなお母さんの悩みを、男の子3人の育児に日々奮闘している筆者が解決へと導きます!
男の子育児の鉄板!話を聞かない
もうどのお母さんに聞いても口をそろえて言うのが「話を聞かない!」わが家の長男次男も毎日言われていますし、同い年の女の子には普通に話が通じてびっくりする事もしばしば。なぜ今言った事が伝わってないのか、なぜ毎日同じ事を言わなきゃならないのか。不思議ですよね。呼びかけに一発で反応する事はほぼなく、返事もしないので聞いてるのか聞いてないのかも分からない!
視線を合わせるために中腰になって、わざわざ肩に手を置いて「今日はスイミングがあるからね、先に準備しておこうね」と目を見て言ったのに、
返事が「うん!お母さん今日ってどこかに出かける?」
…えーっと?長男に、なんでそんなに聞いてないの?お母さんが話してる時ってどんな感じ?と雑談として聞いてみた事があるのですが、答えは「うーん最初は聞いてるんだけど、途中で違う事考えちゃうんだよねえ」と。要は彼にとって私の話が長いんですね。
男の子が話を聞いてくれる伝え方とは!?
そこで実践しているのが「単語でリズムをつける」伝え方です。例えば朝からテレビの前でボーっとしている4歳の次男に、「リュック、帽子、制服」とだけ伝えます。幼稚園に行くために準備をしなければならない事は本人も分かっているので、単語だけで連想してリュックに必要な荷物を入れて、着替えを取りに行ってくれるんです。
本人がボーっとしながらも口ずさむ程度に繰り返せば、伝わっている事が多いです。おもしろおかしくリズムをつけると、数日後には勝手にくちずさんでいたりします。「幼稚園」「学校」「ご飯」など直接的な言葉より「スプーン、カレー、待ってるよー」など本人に関連付ける方が効果がある様子。
着替えてほしい時はパンツ、急いでほしい時はビューンという擬音など、男の子が好きな言葉を入れるのも高確率で伝わるのでオススメです。お母さんが何か言ってる=怒ってるにならないよう心がけましょう!。
男の子は身体が弱い?
これはよく言われますよね。でも現代社会では、明らかな性差は認められていないそうですよ。昔とは乳幼児の医療もまったく違いますもんね。女性の方が寿命が長い事、出産などの痛みに耐えられるというイメージから言われていたんじゃないかという事です。
実際にしょっちゅう風邪を引いたりするのは、手洗いが適当だったり、実はうがいをしていなかったり、お風呂上りに全裸でいつまでも走り回っていたり…そういう男の子ならではの行動が原因な部分もあるんじゃないでしょうか。
男の子育児の悩みのひとつは乱暴になりがちなこと
女の子のように優しくおしとやかに…とはいかないのが男の子。わが家は特に男の子ばかり3人なので、正直私もどこまでが乱暴な言葉や行動なのか基準が分からなくなってくるところ。特に次男は言葉遣いも動きもまさに男子!もはや手遅れなのかと諦めかけていたのですが、ふと長男が赤ちゃんの頃に心がけていた事を思い出したんです。
大人がおもちゃや物を大事にする
それは、私がおもちゃや物を大事にする事。何それ当たり前じゃないと思いますよね?それを、思いっきりこれ見よがしにやるんです。
- 床に倒れたティラノサウルスに「あぁ!」と駆け寄り、「こんなところに寝てたら痛いよねえ。ちょっとこっちのソファにおいで。」と言ってソファにおいて頭をなでて立ち去る。
- ガシャーンと投げられたブロック達に「みんな吹っ飛んじゃったね。じゃあお母さんのとこ来てごらん。」と言ってテキトーに組み立てて棚などに置き、子供達に「ちょっとカッコイイのできちゃったからこれお母さんもらっていい?」と聞く。
- 1日の終わりにおもちゃをしまう時に、「また明日遊ぼうねー」と言う。
聞こえてるな、と思うくらいの距離と声の大きさで、でもあくまでおもちゃに向かって話しかけてください。子供が聞いてるか、どんな表情かは気配で察知する程度で顔は見ません。
あと間違っても足でおもちゃを端によけたりしないよう気を付けてください!やりたいですよね、洗濯物とか抱えてたらわざわざ手でどけるなんて面倒ですよね。
大人がめんどくさいと思う以上に子供はもっとめんどくさい
でもそういう忙しい時にあえて、「はーいちょっとこっちによけててねーごめんねー」とか言いながら、おもちゃをちょっと並べてみたりするんです。案外大変そうと言うか、めんどくさいですよね。
でも大人がめんどくさいと思う以上に子供はもっとめんどくさいんです。子供が遊びに夢中な時にふと、「あっこれ投げないんだった」と思ってくれたらいいんです。
おもちゃに向かって「あれーっ今日はいいところに置いてもらってるねえ」なんて言ってみるともう子供はニヤニヤ。
もともと傍若無人タイプだった次男がふとした時に、一旦はふりかぶったおもちゃをそっと置くようになったので、これは地道に続けていくと赤ちゃんでなくても効果あります。
物に優しくできたら人にも優しくできますもんね。
ある程度のやんちゃや力強さは男の子だし!と受け入れて、悩みすぎずに接するのも大事ですよ!
下品な言葉ばかり言う男の子
大好きですよね、下ネタやお下品な言葉…。でもこれって案外男の子だけの悩みではないようですよ。
小さい子供あるあるなので、もうある程度は気にしないでいるしかありません。
お父さんは一緒になって相手をしてくれるかもしれませんが、母は特にリアクションせずスルーしつつ、たまに「外では恥ずかしいからやめといて」と言うぐらいで、この時期が過ぎるのを待ちましょう。
大変な男の子育児を乗り切るために
お母さんにとって息子は異性です。当然分からない事は多いですよね。女の子を育てているお母さんには想像もつかないような出来事に毎日直面していることと思います。
でもやっぱり基本的にお母さんが大好きで、おもしろいくらい単純なのが男の子の可愛いところ。どれだけ怒ってもキツい言葉を言ってしまっても、ちょっと褒めてあげたらご満悦。
朝起きたら完全にリセットされているのがいいところでもあり困ったところでもありますが、こちらから日々の接し方を少し変えるだけで子供の意識も変わっていってくれるんです。
男の子の子育てで悩んでいるのはあなただけじゃないので大丈夫ですよ!