子育て中の家事を毎日こなすのは大変ですよね。新生児期は授乳の感覚の合間をぬってやらなければなりませんし、少し大きくなってからはなかなか動く子供から目を離せなくて、時間を見つけるのが難しいと思いませんか?
私は子供を産んでから専業主婦になったのですが、出産前にパートで働いていた時よりも、出産後に子育てをしながらの方が家事の時間をとることが難しくなったと感じたのです。なぜなら基本的に子育て中は子供優先で時間を使うため、自分で予定を組んでこの時間は家事をする時間、と決めて動くことができなくなったからです。
子供が寝てる隙にと思っていても、いつも必ず決まった時間に寝てくれるわけではありませんし、子供の寝つきが悪い時もありますよね。悪戦苦闘してやっと眠らせてホッとしたら自分も一緒に眠ってしまい、結局家事をする時間がとれなかったなんて経験もたくさんあります。
両立が難しい家事と子育て。いかに楽をするか、うまく夫婦で分担するかを考えてきた私が、効率よく取り組む工夫をあなたにお伝えしていきます!
家事の分担、専業主婦は躊躇してしまう?夫を頼るべき理由とは
専業主婦で子育てをしていると、家事は夫と分担してはいけないような気がしていませんか?家にいつもいるし、専業主婦なのだから家事は自分の仕事だ、と思うかもしれませんが、子育てしながらの専業主婦は話が別。専業ではないと思った方がいいのです。納得できないと思う方は、ぜひ大体の1日の流れを紙にでも書きだしてみるといいと思います。
子供から離れられない時間を書いてみると、家事ができる時間が分かると思います。思ったよりも、子育て以外に取れる時間が短いのではないでしょうか?そうなると夫の助けを借りた方が、効率的に毎日の家事を済ませられると思いませんか?自分のやり方にこだわりがあって夫に家事が任せられないのなら、子供の方を見ていてもらって家事の時間をとるといいですよ。
実際私の家庭では、ゴミの日のゴミ出しは夫に任せています。家の前に出すだけなのですが私が出ていってしまうと子供が泣いてしまうため、夫が出勤のついでに出してくれたほうが助かるからです。簡単なことでも朝から子供に泣かれるのとそうでないのとでは、1日の疲れが違いますよね。
また夫が早く帰ってくる日や休日は、子供のお風呂は夫に入れてもらっています。着替えまできちんとやってくれるので、その間に私は家事を片づけられます。そんなに長い時間ではないですが、子供を気にすることなく作業できるので、子供を見ながらやるよりも効率よく動くことができるのです。
家事の効率が悪いママは手抜きをすれば解消できる!?
また家事を分担する前に、家事の中で手抜きしていいものとそうでないものを分けておくと、かなり家事の効率がよくなります。どうしてもやらなければいけないことで、分担できそうなところを分担するのが、効率よく家事と子育てを両立するコツの1つです。
もう1つのコツは、手抜きしてもいいところは完璧にやろうと思わずに、思いきって手を抜いてしまうことです。たとえば掃除は、毎日掃除機をかけなくても急に部屋が汚くなってしまうことはないと思います。私の家事の時短法はこちら。
- 子供が食べ物をこぼしてしまったりした時にはホウキやおしり拭きで簡単に片づけて、週に1回掃除機をかけます。
- 洗濯は取り込める時間がなかなか読めないので、部屋干しに切り替えました。すると時間があるときに乾いたものを畳めばよくなったので、楽になりましたね。
- また食器を洗うのも、毎食ではなく夜にまとめて洗うようにすることで、時短効果も。
こうしてまとめるところはまとめて、回数を減らせそうなところは減らしていくことが大切です。少しずつ手抜きしながらやっていると優先順位がわかるようになって、効率よく家事をまわせるコツもつかめてくるはずですよ。家事の時間に余裕ができると休憩時間もとれますし、子育てにも心の余裕が生まれておススメです。
家事を分担する時、夫への言葉かけは重要なポイント!
夫婦間での家事分担の上手なコツとして、気をつけてほしいことがあります。それは夫に完璧を求めないことです。例えば私の家庭だと夫はゴミ捨て担当なのですが、うっかりゴミ出しを忘れてしまうことがあるんです。
もちろん帰ってきてから謝ってくれるのですが、そういったときには「大丈夫!たまにはそんなことあるよねー。また次よろしくね!」と忘れてしまったことを責めないようにしています。
また、やってくれた家事が自分のやり方と違っていても、どうしても困ること以外は「やってくれてありがとう」というお礼以外は言わないように気をつけているのです。
たとえば食器を洗ってくれた時に少しだけ汚れが残ってしまってるものがあっても、知らんぷりをして「洗ってくれたんだね!ありがとう助かったよ」と夫には言っていますよ。全部残ってしまっているわけではないですし、残ってしまったものはあとで他のものを洗うときにそっと洗っておきます。
家事が下手な夫に文句は厳禁!進んで家事をするようになるコツ
せっかく妻や子供のために自主的にやってくれているので、文句は禁句です。嫌な気分になってほしくありませんし「また次もやろう!」と夫に思ってもらった方がいいからです。洗い残しがあったりして思わず文句を言いたくなってしまう時、あえてスルーするとこんないいこともあります。
夫がやってくれたことにお礼を言って気分をよくしておくと、こちらから夫に頼む時にも喜んでやってくれるようになるのです。私自身が夫から「これとっても美味しかったよ」とか「いつもありがとう」と言われると、調子にのって張り切ってしまうタイプなので実はマネをしているだけなのですが....。
夫も同じタイプなのか嬉しそうなので、お互いにとっていい方法だと思いますね。嫌々やってもらうより自分から進んで家事を分担してくれるようになった方が、ありがたいですよね。
家事優先で子供と遊ぶ時間を犠牲にしていませんか?
家事と子育てを両方完璧にこなせるお母さんは確かにカッコイイですが、自分にできるかどうか、いったん立ち止まって考えてみましょう。私は残念ながら、どっちも完璧にこなすことは無理なタイプでした。体力もなく休みも必要だったので家事と子育てなら家事の時間を削った方がいいと思い、絶対に必要なこと以外はほとんどばっさり削ってしまったのです。
でもそのおかげで、子供に「今手が離せないからちょっと待って!」と寂しい思いをさせてしまうこともあまりないですし、疲れてイライラしてしまうことも少なくなりましたね。自分の体力も、使える1日の時間も、急には増えません。家事も子育ても全部をやろうとするのではなくて、優先するべきなのはどれか?ということを整理しておいた方が、限りある時間と体力をうまく使えますよ。
そのときに夫という協力者が家事や子育ての一部をやってくれるというのなら、遠慮なく甘えてしまいましょう。ただ、協力してもらったときは感謝の気持ちもぜひ伝えてあげてくださいね。