小さな命がお腹に宿り、辛いつわりも耐え、妊婦ってこんなにしんどいのかと思った人も、案外つわりもしんどくなく気楽に妊婦生活を送れたなという人も、人生の一大イベントである出産を前に、そろそろ里帰り出産の準備を控えている方も多いのではないかと思います。
里帰り出産と一言で言っても、今日決めて明日からできるというものではありません。里帰り出産のために尽力してくれる家族や産院の方など多くの方の協力のもと、できるものです。そんな、里帰り出産のための準備やサポートしてくれる人たちへの感謝やお礼をどうしたか、私の経験をお話ししたいと思います。
里帰り出産準備に必要な手続き!切迫リスクを考え早い行動を
里帰り出産というと、第一子のときは何より安心感がありますし、第二子以降は入院中の上の子のお世話をお願いできるので、まさに大助かりですよね。では旦那さんと話し合いの末、”里帰りをする”と決めた場合、里帰りの準備ってどうしたらいいの?!という方もいると思います。
里帰り出産時の病院での手続き
私の場合まずは、いつから実家に帰るのかと出産する産院を決めました。そして妊婦健診に通っていた産婦人科の主治医の先生に里帰り出産する旨を伝え、いつ頃が最終健診になるのかを話し合い、紹介状という進捗状況を記した書類を書いてもらいました。
そして、実家との距離と移動手段も伝え、胎児と母体の状況から帰る時期を早めましょう、もうちょっとゆっくりでもいいかなども話し合いましたよ。2人目のときは子宮頸管が短めだったので、産休に入る前にはもう里帰りをしておいた方が良い、と判断され、里帰り先の産院への連絡や会社への連絡をしなければいけませんでした。
里帰り出産前の産休手続きに大慌て
会社への連絡も大変で、予定より早く産休に入るため、引き継ぎや申し送りなどを急ピッチで進めなければいけなかったのです。また、実家にも里帰りをする旨を伝え、里帰りをするまでに実家の部屋の整理や出産準備品の受け取り、足りない物を用意してもらったりと、母に対応をしてもらいましたね。
里帰り出産で心配していた夫の一人暮らし、意外な結果に!?
私が里帰り出産について夫と話し合う際、里帰り期間中は旦那が仕事と家事を1人で両立しなければならない、ということが1番気がかりだなと思っていたんです。
もちろん、夫は”そんなの一人暮らしの時と一緒だから大丈夫だよ”と言ってくれましたが、仕事と家事の兼業の大変さを理解している今、ただでさえ残業で帰りが遅いのに、仕事を終えて家事を全部こなすことが苦痛にならないかなと心配だったのです。
それでも、”実家なら子育ての先輩のお母さんもいるし、ゆっくり出来るだろうから”と里帰り出産を快諾してくれて、なるべく出産時には実家の方に来れるようにと、会社にも事情を説明してくれていたことが嬉しかったですね。週末には、車で2時間かけて毎週実家に来てくれていたので、寂しさも不安も軽減され、無事出産時には産院に駆けつけてくれて大感謝でした。
里帰り出産のお礼はいつ渡す?最適なタイミングとは
無事に出産を終え、子供が生後1ヶ月になる頃、”そろそろ自宅へ帰ろうかな”と思われる方も多いと思います。多くの人々にサポートされて実現できた里帰り出産を終えるにあたり、そのサポートをしてくれた家族や周囲の方々にお礼ってすべき?お礼をしたい!という方もいるのではないでしょうか。
私は退院時に、まず里帰り先の産院の先生や助産師さん、看護師さんの方々に退院の日に3000円ほどのお菓子を母に代理で買ってきてもらい、差し上げました。1週間しかいなかったのに本当に親身になって、私や子供のことを気にかけてくださっていたので、感謝の気持ちを込めて渡したかったのです。
里帰り出産のお礼は親と一緒に楽しめる旅行チケット!
そして、里帰りから帰宅後落ち着いた頃に、両親にディナーへの招待と旅行券2万円分をプレゼントして、子供が1歳になった時に一緒にその旅行券で、家族みんなで旅行に行ったんです。両親に改めて感謝の気持ちを表すなんて結婚式の手紙以来だったので、少し気恥ずかしかったですが、子供を産んで自分の家族を持つと、感謝の気持ちを伝える大切さを実感した気がしました。ちなみに両親は食費や光熱費などを受け取らなかったので、代わりに喜んでもらえるプレゼントを考えた結果でもあります。
自宅に帰ってからは、健診でお世話になっていた産婦人科にも、子供の顔を見せに2000円ほどのお菓子を持って挨拶に行きました。先生は、里帰りした人の赤ちゃんを見ることはほとんどないから嬉しい!と喜んでくださり、行ってよかったと思いましたね。そしてもちろん、夫には、ほしがっていた時計を贈り物として渡し感謝を伝えましたよ。手頃な値段だったのが救いです(笑)
里帰り出産のお礼にピッタリの物は!?プレゼント別の良い点!
実際にお礼をしようと思うと"何がいいのかな?"と結構悩みますよね。好きなものがわかっている両親になら、絶対喜ばれるという物をあげられるかもしれませんが、病院の方々のことも考えると出費も結構なものになるし、どうしようと…と分からなくなる方もいると思います。
そこで、私や友人たちが実際に贈ったものをご紹介させていただきます。
・お花:シンプルにお花をあげた友人も多かったです。お花ってなかなかもらう機会もないので、誰でも嬉しいですよね。両親へのお礼でも病院へのお礼としても良いと思います。
・お菓子:個包装で手を汚さず、一口二口で食べられるもの。助産師の友人が言うには、いつ呼び出しがかかってもすぐ行けるように、手が汚れないもの、休憩中に手軽に食べられるものはありがたいと言っていたので、私もこのタイプのお菓子を病院の方々に送りました。
・お手紙:友人は、陣痛で苦しんでいるときに励ましてくれた看護師さんや助産師さんに、小さなお菓子と一緒に手紙をあげたそうです。すごく喜んでくれたそうで、助産師の友人もお手紙はこれからの仕事の励みになるから嬉しいと言っていましたよ。また両親に書いても喜ばれると思います。
・食事:これは両親に最適なプレゼントです。新生児を連れて一緒に行くのはなかなか難しいので、両親で行ってもらうお食事券かあるいは、個室で落ち着いたお座敷のあるところなら生後1ヶ月の子供を連れて、一緒にご飯をするのも良いと思います。
・旅行:私の両親はとても喜んでくれましたね。1歳になるときに一緒に行った旅行は、お礼という意味でも初めての孫のいる家族旅行という意味でも、思い出深いものになりますよ。
・アルバム:子供を抱っこしてくれている両親の写真を含め、子供のアルバムを送った友人もいましたよ。そこは初孫だったのでかなり喜んでくれたそうで、義両親にも同じものをプレゼントしたと言っていましたね。
・カレンダー:子供の写真つきのカレンダーは、私が二人目を出産した際に両親に贈りました。上の子の写真も混ぜて、子供の誕生日にはしっかり印をつけて贈ったらとても喜んでくれました。よい思い出にもなりますよね。
・マッサージ:このプレゼントを贈った友人は、"母親が老体に鞭打って子供の世話をしてくれていたので、せめてプロにマッサージをしてもらって体の疲れが取れれば"と言って、ちゃっかり自分も一緒に行っていました。赤ちゃんの世話は年配の両親にはかなり疲れるもの。このプレゼントも喜ばれること間違いなしですね。
・お酒:子供の名前と生まれた日時を記した、オリジナルのお酒を贈っている子もいました。これはもったいなくて飲めない、と言って両親が飲んでくれないと笑っていましたが、部屋にも飾って眺められますし素敵な贈り物ですよね。
以上が実際に贈ったものたちです。どれも、感謝の気持ちを伝えるにはぴったりなものかと思います。他には、観劇チケットを贈ったという友人もいましたが、贈る方の好きな物を考えて贈るプレゼントは、どんな物でもきっと喜ばれると思いますよ。
里帰り出産では存分に甘えちゃおう!お礼も忘れずに
“出産”という大役に不安な方もドキドキワクワクしている方も、やはり自身の実家と離れたところで出産をするとなると、産後の子育てや家事のことを思うと、育児の先輩である母親のサポートを受けたくなりますよね。
そんな時は躊躇することなく、サポートをお願いしちゃいましょう。私は里帰り出産をして、改めて旦那や両親のありがたみがわかるだけでなく、出産への不安も少し軽減されたので本当にしてよかったと思いましたよ。
そして、無事出産を終えて落ち着いてから、お礼をしてみてはいかがでしょうか?改めて大切な人たちやお世話になった人たちへ、感謝の気持ちを伝えるのに大変良い機会だと思います。1人ではなくみんなで迎える”出産”は本当に忘れられないものになりますよ。