イヤイヤ期も始まってなかなか言うことを聞いてくれなくなる2歳の子供。ついイライラしてしまうことも多いですよね。出かける時間がせまっているのに準備を嫌がったり、外で帰りたくなくて泣いて怒り出してしまったり、毎日大変ですよね。
体も大きくなってきて体力や力もついてきたので、力いっぱい抵抗されるとお母さんも疲れてしまいます。うちの子も嫌な事や自分の思い通りにいかない事があると床に突っ伏して怒り出し、動かなくなってしまったりしていました。
外にいる時だと通行の邪魔にもなってしまうので抱っこで連れて行こうとするんですが、そういう状態の時って抱っこも嫌がって暴れたりして危ないし、どうしたらいいのか困ってしまいます。
こんな時、できるだけ子供の機嫌を悪くしないようにしながら、お母さんのイライラもできるだけ溜まらないようにする方法をご紹介したいと思います。
子育ての悩みは子供のわがまま?どこまで聞くべき?
子供のわがままはどこまで聞いてあげたらいいのでしょうか。イヤと言われた時に無理にさせようとするとよけいに怒り出してしまったりして大変ですよね。だからといって聞いてあげられないわがままもありますよね。
たとえば私の子供ですと、お風呂あがりの着替えを嫌がって、オムツだけはいて脱衣所から勝手に出て行くようになってしまいました。そのままでは風邪をひいてしまいますし、着替えたくなるまで待ってあげることはできません。
パパが入れてくれる時も私が入れる時も、追いかけて無理やり服を着せていました。でも毎日では疲れてしまいますし子供の機嫌は悪くなってしまうし、どうにかできないものかと悩みました。
そこで着替える時にズボンを2種類用意して、子供に「どっちのズボンを今日は履く?」とたずねるようにしたのです。するといつものように逃げ出そうとしていた足を止めて近寄ってきて、「こっち!」と片方を選んで自分でズボンを履き始めました。機嫌もよくなり服もスムーズに着せることができたのです。
子供のわがまま対策に有効!2つから選んでもらう方式
これは使えるかも!と思い、他にもごはんの時に箸を2膳ならべて選んでもらったり(握り箸で使っています)、2つから選んでもらう方式ができそうなところはどんどん試していきました。自分で選ぶと使いたくなるのか、私が急かさなくても進んでご飯を食べ始めたりハミガキをしたりするようになったのです。
また、子供が自分でやりたがっている時には、子供に気づかれないようにそっとサポートをするようにしています。たとえば先ほどのズボンを履く場合なら、自分で見えない後ろ側はなかなか子供だけではうまく上げることができません。
そこで何度挑戦してもうまくできないと、せっかくやる気を出してくれているのにイヤになって怒り出してしまいます。なので、どうしても子供がうまくできない後ろは、前を上げている隙に一緒に上がるように手伝ってしまいます。
やる気になっている時は手伝っても怒ってしまうことがあるので、こっそりやってあげましょう。
幼児期のやりたいというわがままはどんどん聞く
やりたくないというわがままはなかなか聞いてあげることができませんが、自分でやりたいというわがままは成長のためにもどんどん聞いてあげたいですね。
また、お母さんがさせたい行動を、自らやりたい!という気持ちになるよう、子供自身の意識が移るように工夫してあげると、結果的にお母さん自身が楽になりますよ。実際我が家でも出かける時の準備はほとんど自分でしてくれるようになって、助かっています。
子育て中の叱り方のポイントは?どういうときに叱ったらいいの?
子供を叱る時にどうやって叱ったらいいのか、どういった時に叱ったらいいのか悩みますよね。特にイヤイヤが始まってくるとこちらの言う事も聞いてくれないので、つい叱りたくなることが増えてしまいます。
そして、叱る時にこれは叱っていいことだったのかと悩んだりする事もあると思います。私も子供を叱った後に、これは叱ってよかったのかどうかと気になったりしました。特にイヤイヤ期が始まってくると、イライラして余裕がなくなってきてつい叱ってしまうことも増えていました。
そこでこれではいけないと思い、自分の中で叱るラインを作ろうと思いました。その中で、子供がケガをしそうな危ない事は強く言ってでもやめさせようと決めました。それ以外の子供がやりたがる事はなるべく叱らないように気をつけています。
そう決めていても、イライラしているとつい怒った口調になってしまいそうになります。そういった時は、いったん深呼吸をしてなるべく落ち着いて言い聞かせるように気をつけています。
2歳児の子育て、危険なこと以外は広い心で見守りたい
たとえば駐車場で子供が手を振り払って走り出そうとした時は、とても危険なので強く叱って聞かせます。お外で手を離しちゃダメでしょ、車が来たら危ないんだよ!と嫌がっても強く止めるようにしています。
逆に飲み物を机から落としてこぼしてしまった時などは、「次からは気をつけようね。一緒にふきふきしようか」となるべくやさしく言うようにこころがけています。危ない事とそうでない事のメリハリをつけることで、強く言われた時は本当にダメな事なんだと分かるようになってくれるといいなと思っています。
また、叱る時には必ずなぜダメなのかを言うようにしています。子供はまだ自分からはなかなかうまく伝えられなくても、こちらが言っている事はかなり理解していると思うからです。
ついあれもダメこれもダメ!と叱りたくなる気持ちも分かりますが、今はなんでも自分でやってみたい気持ちが強い時だと思うので、危険なこと以外は広い心で見守りたいですね。
イヤイヤ期は子供のやる気を引き出してぐずり回避!
イヤイヤ期は成長のしるしだと分かっていても、イライラしてしまう事は仕方ないと思います。しかし子供ができることもかなり増えているので、うまくやる気を引き出せれば子供のわがままを聞きながらも少し楽ができるようになりますよ。
また子供が理解できることも増えているので、叱る時も言っても聞かないからと思うのではなく、きちんと理由を説明してあげるようにしましょう。
そして、叱る優先順位を自分の中ではっきりさせてから叱ることによって、絶対にしてはダメなことが分かりやすくなるようにしてあげましょう。
優先順位を決めることによって叱る時に迷うことが少なくなりますし、また叱ってしまったと悩むことも減りますよ。