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子育てVS仕事はどちらが大変?5つの局面から徹底的に比較!

何かと話題になる子育てVS仕事論。もはや働く夫と子育てをする妻だけの事ではなく、ワーママと専業主婦の論争も見かけますよね。子育てほど大変なものはない!いや仕事の方が大変に決まってる!と決めつけてしまうのはちょっと待ってください。子育てと仕事、それぞれどのように大変なのか。同じ基準で平等に比較してみましたので、ご参考までに。

専業主婦ってどれくらいいるの?

まずは専業主婦ってどれくらいいるのでしょうか。厚生労働省の調べでは、専業主婦の割合は平成30年時点で33%となっています。つまり3人に1人が専業主婦ということですね。ということは、逆に3人に2人は共働きということになります。

共働きのお母さんからは、子供とずっといるのが苦痛でむしろ仕事が息抜き、という声もちらほら。専業主婦からは、育児が仕事!という声もありますよね。仕事と子育ては一見まったく違うもののようですが、同じ基準でそれぞれ比べてみると違いが分かってきます。お互いを理解するために、くれぐれも冷静に比べてみてください!

参考:平成30年版厚生労働白書https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/18/dl/2-01.pdf

子育てと仕事を徹底比較!まず労働時間は?

会社勤務の場合、平均的な実働時間で8時間とします。土日休みとすると1週間で5日間勤務。8時間×5日=40時間くらいですね。子育ての場合、これは年齢にもよりますが、子供が12時間睡眠とる頃で考えましょう。0歳児で考えると24時間休みなしで、どんなブラック企業も敵わなくなっちゃうので。

起きている時間12時間として、1週間の間に休みはないので7日間で計算します。12時間×7日=84時間労働時間を比較したら、なんと子育ての方が倍…という事で、より大変なのは子育てとなりました!いや待て会食やら移動時間を含めたら拘束時間はもっと多い!というお勤めの方もいらっしゃるでしょうが、土日に限らず休みがない時点で、労働時間に関しては子育ての方が大変と言えそうです。

子育て環境と職場環境を比較!

会社勤務の場合、毎日身なりを整え、満員電車や渋滞を経て出社。空調のきいた室内にいられるとも限らず、どれだけ暑くても寒くても大雨でも外に出なきゃいけない時があります。しかもそれが当たり前。

子育ては、室内でできます。なんなら小さな子供のために空調は完璧。外に出たい!とぐずられる事はあっても、あの手この手で代替案を出せるし、運が良ければ昼寝に便乗できる事も。家にいられるならスッピンでも髪ボサボサでも気にする必要もなし!

職場の環境を比較したら、より大変なのは仕事!これは圧倒的に会社勤務の方が大変ですね。

相手を選べない子育てと仕事はどちらも大変?

会社勤務の場合基本的に相手は大人ですから、ある程度分別があり、言葉も通じますね。ただ、仕事上付き合う相手を選ぶことはできません。上下関係はもちろん、どれだけ苦手でも避ける事ができない相手っていますよね。

子育ての場合、相手は子供です。これも年齢によりますが、主に子育てVS仕事論争が起きる幼児期で考えます。分別、まだこれから。言葉、主に通じない、言うこと聞かない、と言うかそもそも聞いてない。コミュニケーションの取れなさで言ったら、最悪宇宙人レベルです。

働く相手を比較したら…引き分け!これは、どちらも「自分にとってストレスのない相手」だけを選ぶことができない点で、同じくらい大変と言えそうです。宇宙人と仕事する事はないと考えると、子育ての方が大変と言えなくもない気がしますが…

子育てに対価はある?

会社勤務では、労働の対価としてお給料がもらえます。ボーナスがあったり昇給があったり、お金になって返って来ます。子育てには、もちろんお給料はありません。当たり前のようですが「お給料はありません」ってもう字面がすごいですよね…。

対価について比較したら、子育ての方が大変!これは問答無用で給料がない方が大変ですよね。世の子育て一本の方は、子供の笑顔はプライスレスが合言葉です。

子育てと仕事の達成感を比べると?

仕事にはほとんどの場合「目標」があります。職種によっては違うものの、達成できる目標が常にありますよね。子育ての場合も、目標はあります。寝返り、ハイハイ、ひとり立ち、コップで飲む、話す、字の読み書きなどなど、小さな細かな目標がそれはもうとめどなくあります。

でもこれ、実は子供の目標であって達成するのも子供なんですよね。子供が達成するのをサポートする事で、自分も達成感を味わえる人もいるかもしれません。でも親としてはどちらかと言うと、ただ「安心」だったりしませんか?

達成感について比較したら、子育ての方がやや大変!受け取り方によるものの、明確な「目標の達成」を感じることができない点で、子育ての方が大変と言えそうです。

子育てと仕事の大変さは紙一重!?

仕事も子育ても当然どちらも大変だという事が、改めてお分かりいただけたでしょうか。誰にも向き不向き、得意不得意がありますので、無理をしている人の方がより大変だと感じてしまいがち。共働きのお母さんや、休日1人で子供をみた事があるお父さんならお分かりかと思いますが「目が回るほど忙しい」事はそこまでなくても「あー仕事してる方が楽」と思った事があるのではないでしょうか。

子供とずっと一緒にいるって、想像より大変なんですよね。仕事と違い、とにかく全ての行動に邪魔が入る子育てはストレスに感じる事でしょう。反面、生活をかけて仕事をしている人のストレスも計り知れないものがあります。関わるのは家族ではなく他人なので、常に気を張っていなければならないし、自分の働きがそのまま家族の生活につながるんです。

それで帰りが遅かったり休日出勤があると文句を言われちゃうお父さん…。別に浮気してるわけでも遊んでるわけでもなく、ただ仕事してるだけなのに!自分の方が大変だと思ってしまうと、相手の苦労を見落としがちになっちゃいますよね。

仕事と子育てどっちが大変?まとめ

仕事も子育ても、どちらも大変さがあります。夫が仕事をしてくれるから生活が成り立つのであって、また妻が子育てを請け負ってくれているからこそ安心して仕事ができるんです。そして24時間365日子供に心身ともに拘束されて、もはや自分を見失いがちな専業主婦。保育園で病気をもらいまくる子供のために仕方なく取る休みであっても、頭を下げながら働くお母さん。どちらも同じように子供を守るために一生懸命です。

以前は働いていたけど出産をきっかけに専業主婦になった方、もう何年も社会から離れてしまった事で、働く事の大変さを忘れかけてはいませんか?何かと子育てに関われない方、「申し訳ないと思ってはいるけど」という言葉で許されたつもりになってはいませんか?子育てを頑張る方、仕事を頑張る方、お互いに思いやる事が大切です。どちらも同じくらい、毎日毎日お疲れ様です!

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