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子供の自転車ペダルの外し方より簡単!30分で自転車に乗れる練習法

 

子供の自転車のペダルを外して練習する方法がありますが、そもそも5歳以下の子供であればストライダーに乗せた方がバランス感覚の習得が早いですよね。なぜかというと、このストライダーはペダル無し自転車と同じスタイルであるものの、軽くて機能性が高く、大きさも子供用自転車より小ぶりで乗りやすいのです。

わが家は子供の自転車には補助輪をつけており、本格的な練習にあたってペダルを外そうかと迷いましたが、外すのも硬い、外したらペダルをこぎ始める時にまたつけなくてはならない、などが面倒だったため、ペダルはそのままで補助輪を外して、一気に本格練習を始めてしまおう!と決意しました。

うちの子はすでにストライダーに乗ってバランス感覚は身につけていたため、自転車のペダルを外す必要性がなかったというのもあります。そして、いきなり補助輪を外してしまう弾丸練習法で、すぐに自転車に乗れるようになってしまったのです。といっても何か特別なことをしたわけではなく、練習の時に「子供の意欲を刺激するコツ」が必要だったんですね。

私は、自分の子供と子供の友達2人の合計3人を、たったの2時間で乗せられるようにしてあげました。交代制なので1人当たりの時間で言うと30分ほどです。誰でも今すぐにチャレンジできる簡単な方法なんですよ。

では、どうやって子供3人にトータル2時間で自転車の乗り方をマスターさせたのか?をお話していこうと思います!

補助輪付きの自転車に乗せるよりもストライダー

先述した通り、わが家では子供用自転車に補助輪をつけていましたが、補助輪付きの自転車に慣れてしまうとその感覚が残ってなかなか自分でバランスを取ろうとしないので、補助輪を外す練習をする前から、三輪車に乗るよりもストライダーにずっと乗せていました。

ストライダーに乗せていると、自分でキックしてスピードをつけバランスをとれるようになるため、本当に補助輪を外すのが簡単になります。子供の通っていた園で早い子では、年少さんで既に自転車に乗れる子がいました。

でも、わが子はストライダーのサイズでは乗れても、子供用自転車に切り替えるとすんなりと乗ることはできませんでした。ストライダーよりも自転車のサイズが大きくて、乗りにくかったのも理由のひとつです。

そのため、ストライダーでバランスを保つ練習をしつつ、自転車に乗る練習は必要だったんです。

子供と1対1で自転車練習よりも、子供複数でライバル心を刺激

では、実際に30分で習得できる自転車の乗り方の説明に入る前に、乗れるようになる1つ目のコツについてお話しますね。

私は、自分の子供に練習をさせる時、子供のお友達でまだ自転車に乗れない子と3人で練習をしました。1台の自転車を用意して、交互に練習をしていくようにしたんです。

一見効率が悪いように見えますが、こうすることで子供同士の負けず嫌い心が気づかないうちに白熱して、「僕もがんばる!」という気持ちになっていました。

一緒に練習した子供の友達は、パパと1対1で練習をした時はどうしても甘えがでてしまい、「できない!」といじけてしまってなかなか練習にならなかったそうなのですが、私と私の子供と一緒に練習した時には転んでも上手くできなくても、1度も泣くことなくがんばってくれていたので、子供の友達のパパとママには感謝されましたよ。

子供のやる気ひとつでこんなに意識が変わるのですから、上手にやる気スイッチを押してあげることが大事ですね。

STEP1:言い聞かせと復唱が効果的!補助輪を外して自転車練習スタート

では、いよいよ30分で乗れるようになる自転車練習のやり方についてですが、私はとくに特別なことをしていません。まず、自転車に乗らない子に数メートル先で待っていてもらいます。そして、自転車を運転する方には「その子だけを見てね!よそ見はしないこと!」と、伝えました。

まずは、まっすぐこげるようになること、よそみをしてフラフラしないための練習です。あとは、「ペダルをこいでね!」と言い聞かせました。「まっすぐ前をみる!ペダルはこぐ!」これを何十回も言い聞かせつつ子供にも、「自転車に乗るために必要なことは何?」と聞いて「まっすぐ見る!ペダルをこぐ!」と、復唱させます。

もちろん補助輪を外して最初は、親が自転車の後ろを持って支えての走行です。一緒に走行していくうちに、子供が一瞬バランスを保つ瞬間があるのでその瞬間に手を離して、後ろから「こいでー!!まっすぐまえをみてー!」と、叫びます。

やはりすぐにはまっすぐに進めず、曲がったりバランスを崩したりしますが、子供の方へ駆け寄り「見て!スタートからここまで進めたよ!」と、褒めてあげます。その後に「まっすぐ前を見る・ペダルはこぐ!これできてた?」と聞いて確認し、この一連の流れを何度も繰り返していきます。

何度か繰り返して、別の子と交代して、また繰り返して、とするうちに子供同士でも「すごいじゃん!」などと励まし合い始め、練習の上でそれぞれの存在が刺激を生んでいるようでした。子供たちが協力していく姿はとても素敵でしたよ。

そして、数メートル進めるとまた少し離れてこいで、を繰り返していきました。子供にも、こぎながら「こいで!こいで!こいで!」と、自分の口でも言わせてこがせると、力が入ってより前へ前へと進んでいきました。これが自転車練習が成功する2つ目のコツで、実際の行動を子供に言い聞かせながら復唱させることで、子供の気が散らず集中力を保てるのです。

1人が先にこげるようになると、「ぼくもだ!!」とやる気が出てよりがんばっていきました。これを繰り返していくことによって、自転車でまっすぐに進むことが子供2人合わせて1時間でできるようになったのです。

STEP2:子供同士目標を作りながらカーブの練習

まっすぐすすめるようになった後は、カーブの練習です。しばらくまっすぐに自転車をこいでもらって助走しつつ、バランスを作ります。自転車に乗らない子にはカーブする先に立っていてもらい、「ここをみてー!」と、叫んで目印になってもらいました。

まっすぐすすめるようになったので、カーブは何度か練習するだけでサクッとできるようになりました。ここでのポイントは褒めて子供の自信を伸ばすこと。

まっすぐ乗る練習をしたときもそうですが、数メートル進めるようになっただけでも子供にとっては大きな成長です。すごく褒めてハイタッチもたくさんして、子供と同じテンションになりヤル気を喪失しないようにさせていました。これが自転車練習を楽しみながら成果を出す3つ目のコツです。楽しんで練習ができると大人でも成果が生まれやすいですよね?子供にとっても褒めてやる気のサポートをしてあげるだけで、練習の効果は数倍にもなるんです。

そして、子供同士で「自転車に乗れるようになったらみんなでアイスを食べよう!」と、乗れるようになってからの目標を決め始めたんです。その楽しみのために頑張って練習に取り組んでいました。お友達でも兄弟でも姉妹でも、こうして励まし合える相手がいることは心強いですよね。誰かに一緒に練習につきあってもらうといいかもしれませんよ。

苦手な自転車の乗り出しを克服したのはチーム力!

私が子供たちを教えていく上で1番手こずったのは、自転車の最初の乗り出しです。スピードが出るまでは「自転車の後ろをもって一緒に走って離す」ということをしていたので、自力で自転車の乗り出しの力を出させることがなかなか難しかったのです。ただ、あまり長時間練習しても子供の集中力は短いので、まっすぐとカーブができるようになって1日目を終えることにしました。

ちょっとした休憩も含めて子供2人交互に、トータルで練習していた時間は1時間30分ほどでした。短時間で集中したことも関係あるのかもしれませんが、子供たちは大満足のご機嫌な笑顔で練習を終えることができ、みんなでアイスで乾杯しましたよ。

次の日は、乗れるようになった子供の自信を失わないようにもう1度自転車の後ろをもってバランスをとれたら離すというおさらいです。そして、今度は自力でスタートできるように、ペダルを踏む練習を何度も何度もさせました。でもすぐにヘロっと力が抜けてバランスを崩してしまい、なかなかスタートができません。

そんな時私の子供が上手に漕ぎ出しできるようになったきっかけは、またも負けず嫌いの心でした。前日に、練習に参加していなかった子供の別の友達が、幼稚園で自転車に乗れるようになったことを知り「俺も練習したい!」と言って一緒に練習に参加することになったんです。

その子も例にもれなく、まず補助輪を外してまっすぐにこぐこと、カーブを曲がることから練習しないといけないので、前回同様に教えていきました。そして、その子がうまくできないときに私の子供に「お手本みせて!」というと、うちの子はドヤ顔でお手本を見せていたんです(笑)

そんな中で、わが子に「その子よりもはやく乗りこなすぞ!」という気持ちができたのでしょう。昨日よりもペダルを強く踏むようになりました。こぎだして最初はひょろひょろっとなってしまったのですが、踏む力を強くすればいいと自分自身でコツをつかんだようで、ひょいっと自力で自転車に乗れるようになったのです。そうすると、それを見た友達が「俺も!」と言って、まっすぐこぐこと・カーブを曲がることを30分で習得してしまいました。

ここで注意したいことは、乗れるようになっても最初のうちは大人が横を一緒に走って付いていかないと、子供が調子にのってこぎながら壁や他人の車にぶつけてしまう可能性もあるということです。ですので、自転車に乗るときは私は子供の横を走り、へとへとになっていました。なるべく広い場所で練習できると安心ですね。

短時間でも私は叫んだり走ったりとかなり体力を使いましたが、いまだに子供の友達から言われるのは「自転車に乗れるようになったのは私のおかげ!」という言葉です。これはとっても嬉しいですね。

30分で自転車に乗れるようになる3つのコツをおさらい

ここで【短時間(短期間)で自転車に乗れるようになるコツ】を復習しましょう!

1.子供複数人で一緒に練習してライバル心と励まし合う心を刺激

2.「まっすぐ前を見る・ペダルをこぐ」と何度も復唱させて子供の集中力をアップ

3.子供を褒めて練習へのモチベーションをアップ

自転車に乗れるようになるために最初に必要なのは、やっぱり子供にやる気を出させることだと思います。集中力の続く短時間(短期間)で一気に練習すると乗れるようになりますし、スキーと一緒で1度バランスをつかむと乗り方は忘れません。

そして、数メートル進んだだけでもたくさん褒めてあげてください!

まっすぐ見つめる!ペダルをこぐ!を何度も言い続けると子供も理解して行動に移してくれますし、1対1よりも複数の人数でやることで負けず嫌い心を発揮してよりがんばってくれます。

たぶん教えていたときの私は、松岡修造さん並みの熱さだったと思います。子供よりもはるかに上の熱いテンションで練習に挑んで、「自転車の練習は楽しい」と思ってもらえるようにがんばってください!

ただ、何度も中腰になって走るので練習後私は腰を痛めました....。でも、子供が乗れるようになった喜びの痛さです。乗り越えてがんばりましょう(笑)

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