知育・習い事

子供の習い事といえばピアノ!レッスン開始タイミングと親の関わり方

 

子供ができたらどんな習い事をさせてあげたいか、ご夫婦で話になることはありませんでしたか?

我が家は夫も私も楽器を趣味で演奏する、音楽が趣味の家庭です。

ですが、夫も私もピアノ自体は全くと言って良いほどに弾けません。そのせいもあってか、長男を妊娠したと分かった時から、絶対子供にはピアノを習わせよう!と夫婦で決めていたのです。

習い始める前にピアノを購入した理由

長男が生後半年の頃にアップライトのピアノを購入して、家の中にピアノのある生活が始まりました。

高い買い物ではありましたが、子供に練習させるのなら、早いうちからピアノというものに慣れ親しんで置いた方が良いだろうということ、また、子供が大きくなると色々出費が増えてピアノを買うゆとりがなくなるだろうからということで、まだ弾くかどうかも分からぬ息子のために買いました。

結果としてはこの作戦が功を奏したようで、現在息子は毎日ピアノを弾いて遊んでいます。ピアノを高価だから小さい子に触らせないというのではなく、我が家では遊びに来てくれた友人の子供たちにもどんどん弾いて叩いてもらっています。そうすることで、ピアノがとても特別なものではなく、楽しいものだということを子供たちに感じ取ってもらいたいという思いがあるのです。

ピアノはいつから習わせるのが良い?

そんな我が家の長男が実際にピアノのレッスンを始めたのはほんの数ヶ月ほど前。4歳になって幼稚園の年少組に通うようになった頃でした。きっかけは、別の用事でピアノレッスンをしている場所を訪れた際に、ピアノの音に気づいた息子が、「あ!ピアノ!」と言って、こっそり他のお子さんのレッスンを覗き見したことでした。

レッスンの様子を見て目をキラキラさせながら嬉しそうにその場を離れようとしない息子に、「〇〇君もやってみたい?」と尋ねたところ、普段ははっきり返事をすることの少ない息子がはっきりと「うん!」と言ったのです。

そして、とりあえず1ヶ月だけ習わせて、もしうまく行きそうになかったら辞めてもいいですよという教室からのアドバイスもあり、息子はレッスンに通うようになりました。

子供の発達ペースも視野に入れて検討を

音楽を始めるなら早い方が良いということを皆さんもどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。私が息子を見ていて思ったのは、ピアノを習うにはまず先生に言われていることが理解できないといけないということ。そして、手や指の機能がある程度発達していないとピアノは難しいなということです。

息子はシャイな性格もあってつい最近まで知らない人と会話をするのが苦手でした。なので、巷で耳にする「楽器は3歳から」などの言葉通りに習わせていても、本人のコミュニケーション力がまだついてきていなかったのでレッスンを楽しむことはできなかっただろうなと思います。

子供の成長がそれぞれであるように習い事を始めるタイミングもその子によってきっとベストなタイミングがあるんだろうなと思います。いつ始めるかではなく、習った先にどのようになって欲しいかに重点を置いてそのタイミングを決めれば子供自身も、親御さんも気持ちよく習い事を続けることができるんじゃないかなと思いますよ。

ピアノ教室の費用とレッスンの印象

さて、いざピアノを習わせようと決めたら気になるのが月謝ですよね。私の息子の場合、個人レッスンで1回に30分を週に1度の頻度で月に7千円の月謝です。他の大手音楽教室の月謝については、平均して6千円〜7千円程度、レッスンの時間は30分から1時間が多いようです。

また、月謝とは別に使用する教材費を4千円〜5千円ほど払いました。これは子供の進捗度合いによって、その都度新しい教材が必要になれば払うものなのでどの程度必要になるかは一概には言えませんが、通常月謝とは別で支払うことが多いようです。

レッスンの時間

レッスンの時間についてですが、年少の息子の通っている様子を見ていると、30分という時間は彼にはちょうど良いようで、楽しくてもっとやりたい!と思っているうちにレッスンが終わるので、いつも楽しい気持ちのまま帰っています。そうすることで次回またレッスンに来るのが楽しみだなという気分を保てますし、集中力も切れないうちにレッスンが終わるのでダラダラする暇がありませんね。

子供と先生の相性も大事

先生の力量や、使っているメソッドによってレッスンの内容は様々なので、もし見学や無料体験などができるようであれば一度訪れてみると良いと思います。私自身が子供の頃にもピアノを習っていたのですが、今の息子の習っている内容と比べると、厳しい、練習をしなくてはいけない、などの少々ネガティブな思い出の方が色濃く思い出されます。

息子の先生はとても明るくて褒めて褒めて褒めまくって伸ばすようなタイプの先生なので、息子もいつも先生の前で弾くのが嬉しいようで、今のところ一度も嫌だと言ったことはありません。子供と先生の相性もあると思うので、しっかり自分の子供のタイプと先生の様子を見極めた上で教室を選ぶのも長続きさせるためには重要だと思います。

子供に望む将来像をイメージして目的をつかむ

せっかくピアノを習わせるのだから、人前で弾けるくらい上手になって欲しいですよね。私が息子の家での練習を見ていると、ついつい熱が入ってしまって、「違う!もう一回!」「ちゃんとして!」などと、気がつけばスパルタおばさんになっていたことがあります。

でもそんな風に言われても誰も、ましてや4歳児が楽しく練習なんてできるわけがありませんよね。息子はもともとピアノを触るのは好きで遊びの一環としてよくピアノを触っているので、私からはあまり「練習しなさい」などと指示を出すのは辞めました。

また、息子に「ピアノを通じてどういう人になって欲しいか」というそもそもの目的を思い返したときに、我が家の場合は、6歳で難曲を弾けるようになるよりも、60歳、70歳になってもピアノを弾くことが楽しいと思えるような人になって欲しいな、ということを願っています。

親は子供のピアノ練習にどう関わるか

好きこそものの上手なれ、というように、とにかく彼自身がピアノが弾けて楽しいと思えていることが上達へのステップでもあると思います。ちゃんと弾けているかどうかは私が口を出すのではなく先生に上手に修正していただくことにして、私は一緒になって歌ったり連弾して楽しむことに徹するように意識しています。

習い事を始めると、もっと上手に、1番になって欲しい、など親であれば誰もが望むようになりますよね。もちろんそのような目標をクリアしていくことも大切だと思います。

どの習い事もそうであるようにある程度のレベルに達するまで、ピアノは時間がかかるものです。長期的にみて、どんな風になって欲しいな、なりたいな、という目標を持った上で楽しんで通えると良いですね。

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