子供のしつけはいつから始めたらいいものか迷いますよね。
小さい我が子に叱るのも、心苦しい気持ちにもなります。
いったいいつからどのようなことをしつけていくのがいいのでしょうか?
そんな疑問を私の経験談でお話したいと思います。
しつけの前に大切なことは危険防止策
私にはもうじき2歳になる息子がいるのですが、息子の場合は1歳を過ぎてから少しずつ始めていきました。1歳になりたての頃はいろんなことに興味を持ち始めるので、どこまでを許してどこからダメと教えたらいいのかとても悩みました。
この頃は “触ってみたい”“してみたい”という好奇心が旺盛になりますよね。せっかく芽生えた息子の意思を引き伸ばしつつ、危険なことはしてはいけないと教えるためにはどうしたらいいのだろうか。
そこで、まず危険なことが起こりづらくなるよう環境を整えることにしました。コンセント、机の角、お子さんがいる家庭では危険と感じる場所が沢山あるかと思います。しつける前に、こちらから危険を防止することはとても大事ですよね。安く安全対策するアイテムは今100均にたくさんそろっています。
テレビや暖房に近づけさせないために、サークルも結構いいお値段がするので、私は100均で人工芝を買って敷いています。人工芝の触感は赤ちゃんが嫌がるので十分予防になりますよ。このようにしつけの前にまずは、子供にとってダメ!と言わなければならない出来事が起きないよう環境を整えるようにしましょう。
初めてのしつけは「ダメ」ばかりで伝わらず失敗
私が手始めに息子のしつけを始めたのが、食事時です。息子は食べ物を投げる癖があり、手で食べやすいようせっかく作ったごはんも握りやすさゆえに、投げとばしてくれました。
そこで、初めは「投げちゃダメ」というこの一言を、投げるたびに目を見て優しく言うようにしていました。それでも、変わらず投げられました。それよりも、“投げる=お母さんが僕を見つめてくる”というのが楽しくなってしまったのか、さらにエスカレートしてしまったのです。
1歳児でまだ小さい息子にどうしても感情的に怒りたくなかった私は必死に自分の気持ちを押し殺して、優しくめげずに言い続けました。しかし、結果は惨敗です。変わらず投げてくれました…。
褒めるしつけで自己肯定感を刺激
それに加え、息子は食事以外でも引き戸を激しく開け閉めするようになりました。指がはさまっては危険と思い慌て、とっさに「それはダメ!」と少々強めに言ってしまいました。たちまち息子は大泣きし、さらに激しく怒りをこめて引き戸を開け閉めするようになったのです。危険と思い、一旦息子を抱きかかえ「危ないからダメなんだよ」と優しく語りかけましたが、簡単には伝わりませんよね。
その次の日も次の日も変わらず、引き戸を開け閉めし私の「ダメ!」の声で大泣きする繰り返しの日々が続きました。そんなとき、ふと“怒るのではなく褒めるようにすればやめてくれるのでは”と思いました。何度「ダメ」と言ってもうまく伝わってくれないので、違うやり方でわかってもらうことにしたのです。
1.言い聞かせながら見本を見せる
そこで引き戸をまた激しく開け閉めし始めたときに「そのドア、そーっと閉められるかな?そーっとっていうのはこうゆうふうに…」といいながら息子にお手本を見せました。「ゆっくりゆっくり、そーっとしめてごらん?」というと、息子は面白そうにそーっと閉めてくれました。
2.できたことを大げさに褒める
その瞬間に私は拍手!「すごいすごい!そーっとできるんだね!上手だよ。」というと、その後も静かに閉めるようになりました。たまに激しく開け閉めしたときも「そーっとできる?」と聞くとそーっと閉めなおしてくれます。そのときも私は「そうそう、ありがとう!本当に上手にそっと閉められるね」と褒めるようにします。
あらゆる場面で褒めるしつけを実行
それからというもの、食事のときも投げようとしたらすかさず「そのごはん、そーっとこのお皿の上におけるかな?」というと、面白そうにおいてくれます。子供は“できた”喜びが大好きなので、“叱って覚えさせる”よりも“褒めてできるようにする”といったスタンスでしつけていくと、自分も嫌な気持ちにならずにできます。
家族も協力して褒めるしつけに参加
さらに、自分以外にも他の人にも協力してもらえるとより効果はでます。主人や、両親達、友人でも誰でもいいです。同じように何か間違ったことをしたときは、正しい行いをするよう促して褒めると子供は喜んで自らすすんで正しいことをしてくれます。
母親以外にも多くの人に笑顔で褒められることが、子供も嬉しくて何度もやってみせてくれるのです。まだコミュニケーションが取りづらい幼い時期だからこそ、しつけで自己肯定感を育てていくことが大切なことだと感じています。
▼外出先でのしつけ対策はこちらの記事をどうぞ▼
自由奔放な2歳児にしつけなんてできるの?やんちゃな息子との戦い
「ダメ」を口癖にせず理由を伝えることが大事
1歳になりたての頃はまだ言葉がうまくしゃべれない分、できないことや怒られると自分の感情を爆発させて大暴れしますよね。少なからず私の息子は暴れるタイプです。その性格を理解して、少しでも息子が“できた”ことで“満足感”をもてるようなしつけの仕方が大切だと発見しました。
息子はもうじき2歳、まだそこまで上手におしゃべりできるほうではないですが、ダメなことといいことを少しずつ理解するようになってきています。この時期になると私の言うこともだいたいわかってくれるようになったので、危ないことやいけないことをしたときは、初め褒める方式でやりますが、それでもダメなときは手をにぎってしっかり目をみて「危ないからやめようね」と言うようにしています。
イヤイヤ期の癇癪には言葉を代弁してあげること
しかしイヤイヤ期も入ってきているので、これですんなり言うことを聞いてくれないときがほとんどです。基本的にはまず褒めるよう言葉を選びながらしつけています。そこを常に基本として、それが通用しないときは次のステップとして真剣にお話する。それでもダメなときは息子も大暴れ状態に入っているので抱きかかえて落ち着くまで息子の気持ちを代弁するようにしています。
日々模索しながらも、決して怒りまかせに大きな声で「ダメ」と言わないようには気をつけています。しつけもうまくいく日もあれば、うまくいかない日があります。でも子供も全く話をきいてないわけではないので、少しずつ小さなステップをふんで成長しています。子供と向き合える大切な時間として、しつけもうまくコツをみつけてやっていけるといいですね。
▼イヤイヤ期の子供のしつけ対策はこちらの記事をどうぞ▼