新生児期の赤ちゃんは、夜は本当に寝てくれないものですよね。この頃の赤ちゃんは泣くか寝るか、どちらしかすることがないようなものです。我が子も日ごろからあまり寝るタイプではなかったのですが、夜は本当に、常に泣きっぱなしという状態がよくありましたね。
こんな日々がずっと続いてしまうのかと、お母さんも不安になってしまいますよね。どうしたら赤ちゃんが夜寝てくれるようになるのか、私が経験した新生児の夜の寝かしつけ方法をお教えしたいと思います。
深夜、新生児の泣き声と孤独に向き合う辛さ
新生児は基本的に3時間サイクルで寝起きしますよね。我が子は3時間おきというよりも1時間寝ては2時間起きているような子だったのですが…。昼間はまだ日が昇っているので部屋も明るく、なんとなく自分の気持ちも“頑張ろう”という気持ちになれます。また外の景色や近所の雑音なんかも聞こえ、“みんなも頑張ってるんだなぁ”と私はよく励みにしていたものです。
しかし深夜赤ちゃんが寝てくれないのは、孤独で辛い戦いです。夜って自分自身も気持ちが落ちやすく、うまくいかないと悲しく辛くなったりすることがありますよね。とくに産後はホルモンバランスが乱れ気味なことに加えて、身体も完全復活しているわけでもありません。身も心も不完全な状態で真夜中に一人、寝てくれず泣き止まない我が子と一対一で接するのはかなり辛かったのを覚えています。
新生児の世話をしながらママが睡眠をとる方法
そんな真夜中、新生児の泣き声との孤独な戦いにどうしたら耐えられるのだろうかと考えた時、やはり大事なのは睡眠でした!昼間いかに体力を回復しておくかで、夜寝てくれない我が子との戦いに気持ちの余裕ができるかどうかが決まります。まず夜中は寝てくれないということを想定して、日中眠れるときは1秒でも目を閉じて眠ることが大切です。
私は昼間も寝てくれない我が子を抱っこしながら、自分も座ってそのまま寝てしまったこともある位、とにかく少しでも寝れる時間を確保しようとしていました。寝不足はかなり辛いので、空き時間はとにかく目を閉じるだけ閉じる。それだけでも脳がリラックスして、疲れが少し軽減される気持ちになりますよ。
また、そばに誰かいる場合は、2時間だけでもその人に我が子を抱っこしてもらい仮眠をとるようにもしていました。とにかく“子供が寝たら自分も1秒で寝る”くらいの気持ちで、昼間は睡眠にかぶりついたらいいと思います。寝ることで、身も心もだいぶ回復できます。赤ちゃんを寝かせるための体力作りには、まずお母さんの体調を整えることが一番です。
赤ちゃんが生まれたら6時間眠れる日はない
いざ夜中に我が子が泣きやまない時間がやってきたら、ひとまず授乳ですよね。そして問題は、授乳後すぐに寝てくれないことです。私はとにかく抱っこしながらゆらゆらを繰り返していましたが、泣き止まず寝てくれず…。そのまま1時間経過するも何も変わらず、精神的にも限界がきていました。思わず「どうして寝てくれないの」と、自分も泣いたことがあります。
しかしこれは、出産した病院の助産師さんにあらかじめ忠告されていたんです。
と、まさに私はその状況になっていたんですね。私だって辛くて泣いてしまうよ…と幼い我が子に向かって言っている自分がこれまた情けなくて、より悲しくもなりました。昼間ならここまで気持ちが落ちることはなかったのですが、やはり夜中で孤独なせいなのか、辛さが増して涙しました。
寝てくれない新生児に気持ちの限界!
しかし泣いてたって、泣き止むわけではありません!どうしたら泣き止むのか、そう考えながら私はひとまず一度気持ちを切り替えるためにも、授乳を終えて片付けていなかった哺乳瓶を洗うことにしました。
その間もひたすら泣き声は聞こえていたのですが、次の授乳時間に向けて消毒せねばと哺乳瓶の処理をしていたら、気づけば息子は泣き止んで眠ろうとしていたのです。おそらく、泣き疲れて眠気がきたのではとは思うのですが、寝てくれることに変わりないので結果オーライでした。泣き止むまでどのくらいの時間だったのか、気になりますか?
哺乳瓶の消毒、当時は鍋で煮沸してたので時間にして一通り終わるまで10~15分ほど。1時間抱っこしても寝てくれなったのに、10分程置いておいたら寝ることもあったのです。どうやっても寝てくれず自分の体力気力に限界を感じると、子供と向き合い続けるしんどさで一杯になってしまいますよね。そういう時は、一度時間を決めて少し様子を見るのも一つかもしれません。
私も泣いている新生児を抱っこしないなんて考えられなかったのですが、何分間だけと時間を決めれば自分の気持ちのリセットにもなりますし、運が良ければ子供が寝てくれる場合もあります。しかし様子を見ると言っても、洗い物をしながら私は20~30秒ごとくらいの勢いで赤ちゃんの様子を確認していました。泣き過ぎてミルクを吐いたりすることが怖かったからです。
新生児がどうしても寝てくれない時は
それでもどうしても寝てくれない。そんな場合は、まず眠れそうな物の力を借りて試してみましょう。起きてはいるもののギャン泣きをしていないだけでも、自分の心の不安は軽減しますよね。赤ちゃんが泣き止む音、私はよくごみ袋のカシャカシャという音を聴かせてひとまず泣き止ませるようにしていました。
それがダメだったときは、子守歌のように何か歌を優しく歌って聞かせたり、動画サイトから心拍音を探して聞かせたり、オルゴール曲をかけたりと、とにかく音責めで泣き止まないかひたすら試していましたよ。それでも寝なかったときはスッパリ諦めて、“もう朝まで寝ない!”と決心し、一生懸命寝かせようとしないようにするだけでも焦る心は落ち着きましたね。
寝かしつけのポイントは時計をあえて見ないこと
このとき大切なのは時計を見ないことです。時計をみるとどんどん自分が追い詰められるので、決してみないほうが精神的に楽なんです。何をしても寝ないときは、“今は眠りたい気分じゃないんだ”“我が子からコミュニケーションを求められている時間なのね”くらいに思って過ごすと、気持ちが落ちません。
私はあまり思いつめて自分が爆発するのが嫌だったので、諦めも大切だと学びましたね。子供もいずれ寝てくれます。泣き疲れて寝るまで気長に待つ日は、一日くらい必ずある、と思っていればなんとか乗り越えられるものでした。
新生児の寝かしつけに悩むお母さんはみんな仲間
日々戦った新生児の夜は、本当に辛いものでした。色々試してもダメな日はダメです。
そんなときは決して自分を責めるのではなく、みんなも同じように悩んでいると思うようするだけで、気持ちも少し楽になれると思います。私は「こんな真夜中に、たった今戦っているお母さんが世の中にはたくさんいるんだよね」と心の中で尊敬しながら、同士のような気持ちを持っていましたね。
必ず眠ってくれる日がくるのは確かなことです。辛いこの時期、なんとか乗り越えていきましょうね。