どれだけ出ているのか、量がわからない母乳。毎日同じとは限らないですよね。
私にはもうじき2歳になる息子がいます。息子の授乳は母乳とミルクの混合でした。混合ミルクの難しさをどのように対処していったのか、私の経験をお話ししたいと思います。
難しい混合授乳のミルクの量は一旦規定量で様子見
私は出産後病院に入院しているときから母乳トラブルが勃発したため、ミルクを加えることを勧められました。ミルクは栄養もしっかり入っており赤ちゃんのお腹を満たしてくれること間違いなしですから、あると安心ですよね。
初め病院から言われた授乳1回のミルクの量は40ml。母乳量と合わせて80ml飲ませれば1ヶ月検診まで問題なく成長すると言われたのです。(※これは赤ちゃんの体重によって変わりますので、ご自身の赤ちゃんのミルク量目安は病院で確認してくださいね)わが子はそれから生後1ヶ月検診まで混合で続け、無事に検診を終えることができました。
しかし問題はその後でした。ミルクの増やし方、タイミングがいまいちわからなかったのです。母乳の分量は、授乳前後体重計に乗せて差し引きでわかりますよね。しかし自宅にベビースケールはなかったので、毎度どのくらい母乳が出ているのか計ることができません。ショッピングセンターの授乳室に置いてあることもありますが、毎日通うわけにもいかなかったので、母乳量がわからずミルクの分量に困っていたんです。
生後3ヶ月、ミルクの量を増やさずいたことで体重が停滞
そこで友人に相談したところ、こう言われたんです。
私も“そうなのか”と友人を信じて、産まれたときと変わらず1回の授乳につき40mlで生後3ヶ月検診まであげ続けることに。
しかしいざ迎えた3ヶ月検診では、息子は成長曲線ギリギリになってしまっていたんです。もともと体重も増えづらい子ではあったのですが、生後1ヶ月検診から体重が大きく増えていなかったのです。
保健師さんに1回のミルクの量を聞かれて40mlと答えるとこうアドバイスをくれました。
本来混合で授乳していく場合は母乳メインでミルクは補足というスタンスであげていくのですが、生後3ヶ月間での私の母乳の量が増えていないことが発覚したためミルクは規定通り作り、飲むだけあげることを勧められた訳です。
混合でミルクの量を増やしてみた結果
実際あげてみると、ミルクは全て飲まないこともありましたが、飲み切るときもありましたね。そうして何度かその方法を繰り返しているうちに、息子がどのくらいミルクを飲むのかがわかるようにもなりましたよ。
つまり、母乳量がわからない場合、成長に合わせてミルクの規定量が増えればいったんその量で何日かあげてみます。その後息子が飲み切る量がわかってくるので、それからはその量で1ヶ月作るようにしていました。
そうすると、毎度ミルクを余すということも減り、息子もお腹いっぱいになるので効率よく与えられましたよ。
混合だとミルクのみでも一日を終えられるので卒乳が簡単でした
生後3ヶ月検診時の保健師さんからのアドバイスのおかげで、すっかりミルクの分量に悩むこともなくなったのですが、1歳を目前にして出てくるのがいつ卒乳するかどうかでした。
母乳も出産してから8ヶ月間くらいで私の場合は落ち着いていき、その頃のミルクの量はMAXの200mlになり、離乳食も食べていたのであまり母乳への執着がなくなっていました。これはその子の性格もありますが、息子の場合離乳食をよく食べる子だったので“授乳よりも食事!”といったかんじで、授乳はついでのようになっていたのです。
生後10ヶ月になった頃には、私も卒乳しても問題ないのでは?と思い始め、少しずつ試してみることにしたのです。
就寝前の母乳をミルクに切り替えた結果は?
寝る前に必ず母乳とミルクをあげて、お腹いっぱいにして眠りにつかせていたのですが、試しに母乳なしのミルクのみにしてみることに。するとそのままいつもと変わらずに、息子はすやすやと眠りにつきました。
その次の日も午前中1回だけ母乳とミルクにし、午後は母乳なしのミルクのみで授乳してみました。とくに泣くこともなく、息子はまたいつもと同じように過ごしていましたね。そしてその日以降、私は母乳をあげることを辞めたんです。とても簡単でしたよ。
あまりにもあっさりすぎて寂しい気持ちにもなりましたが、晴れて自分の身体が自由にもなった気分ですっきりしましたね。息子が特におっぱいに執着していなかったこともあったのですが、ミルクの存在は確実に卒乳の手助けになっていましたね。その後1歳になるまでは一応栄養を考えてミルクは常に200mlであげていましたが、1歳を過ぎてからはごはんのみで今に至ります。
ミルクと混合ですごくよかった!
私は産まれてしばらくは完母を目指していたので、ミルクの存在が嫌でした。なんとなく、“完母=成功”のイメージがあり、義母にもミルクと混合で与えていることを伝えると、少し残念そうに思われたのです。“母乳が一番赤ちゃんとっていいもの”というイメージがつきまとっていたんだと思います。
しかし実際授乳期間を振り返ると、ミルクと混合ですごくよかったです!混合授乳をして最初は分量に悩みうまくできませんでしたが、コツをつかむととても楽でしたし、“ミルクがあれば大丈夫”と私の安心の元にもなっていました。自分の身体が辛いときはミルクのみでも一日授乳を終えることができましたし、卒乳もすんなりかつミルクに栄養素は間違いなく入っているので、息子も大きくなりましたよ。なぜあんなにミルクを避けようとしていたのか、今では不思議です。
近場の外出先でミルクを与えるコツ
混合授乳には、時と場合でどちらでも利用できるというメリットがあることにも気づけましたよ。外出先でミルクを作り冷ますのは大変だと思うこともありましたが、逆に授乳スペースがないようなときにはミルクの場合気兼ねなくあげることができますよね。
例えばそう遠くない場所へ外出するときのコツとしては、自宅を出る前にミルクを作って熱々のまま保温ケースに入れて持って行くと目的地に着く頃には30分ほど経っており、まだ熱いものの少し冷ませば飲ませられるくらいになります。熱湯を水筒に入れて持ち運びせずに、哺乳瓶のみで行けるので持ち物が一つ減って楽ですよ。
自分なりに上手にミルクを活用して、少しでも大変な育児を楽にしていきましょうね。