電車に乗る時に運賃がかかるのは何歳からか、知っていますか?
きっぷ売り場には「おとな」と「こども」のボタンがありますよね。この「こども」に区分されるようになったら、子供料金がかかります。
ところが、子供の年齢だけでなく、連れている人数によって子供料金がかかる場合があるって知っていましたか?今年長男が小学校に入学したわが家が、このタイミングで初めて知った衝撃の事実。
知らない方は注意が必要です!
「こども」の区分と運賃のルール
電車のきっぷを買う上で知っておきたいのが「こども」の区分の詳細です。子供料金がかかるようになるのは、具体的にいつからなのでしょうか。
「こども」は6歳以上12歳未満となっているのですが、正確には「小学校入学以降」です。6歳でも幼稚園の年長さんなど未就学児は運賃がかからず、小学校1年生になって初めて子供料金がかかるようになるのです。
電車の子供料金は、大人料金の半額です。みどりの窓口で子供用のMy Suica(記名式)を購入すると、タッチ時にしっかり子供料金で引いてくれます。大人用のSuicaと違って、券売機では購入できませんので注意が必要です。
また、子供同伴でなくても購入はできますが、保険証などの身分証明が必要になります。PASUMOは駅やバスの営業所で購入する事ができますが、My Suicaとどちらも持つ事はできませんのでその点も注意してくださいね。
出典:JR東日本HPhttps://www.jreast.co.jp/suica/howtoget/mysuica.html
1歳でも子供料金がかかる場合がある?!
長男が小学校へ進学する数か月前から、「小学生になったら電車に乗る時はお金がかかるんだよ」と話していて、本人も憧れのきっぷ?!ピッてするやつ?!とウキウキしていました。
ところが、私がまったく知らなかったまさかの事実が発覚。子供が3人いると、それだけで子供料金1人分が必要になる場合があるんです。幼稚園年長の長男、年少の次男、0歳児の三男、そして私。
この4人で電車に乗る場合には、私の大人料金1人分で電車に乗る事ができます。ですが、三男が1歳になった時点で、長男の就学に関係なく追加で子供料金が1人分がかかる事になります。それはなぜでしょう?
「大人1人に同伴される幼児は、3人目から子供料金が必要」というルールがあるからなんです。
「幼児」とは1歳以上6歳未満とされています。
未就学児であっても、大人1人で1歳以上の子供を連れていたら、3人目からは子供1人分の運賃が発生するんです。
0歳児は「乳児」となり、運賃はかかりません。
このルールは知らない人も多いのではないでしょうか。つまり子供が3人いる時点で、全員未就学児でも子供料金がかかる場合があるんです。
わが家は三男が産まれて以降は車移動が多く、0歳のうちは電車に乗る機会がなかったのでセーフでした。でも小学生になるまでは子供料金が一切かからないとしか思っていなかったので、危なかったです。
3人以上お子さんがいる方は、気を付けてください!
出典:JRおでかけネットhttps://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/normal_tickets/children.html
新幹線の場合は?知っておきたい乗車券、特急券のルール。
1歳以上を3人連れていると子供料金が必要と知ることで、気になったのは新幹線に乗るとき。「座席が必要なら運賃がかかる、膝の上ならかからない」という考えだったので、まだ赤ちゃんならかからないのでは?と思い込んでいましたが、通常の電車料金と同じで3人目が1歳以上の場合は子供料金が必要でした。
ただし「大人1名につき、同伴される幼児3人目から運賃が発生する」ので、家族5人での新幹線移動なら必要な料金は大人2名分のみです。子供料金はかからない事になります。私は普段から子供3人連れてどこへでも行ってしまうのですが、この時ばかりは夫の必要性をちらりと感じました。
ちなみに、乗車券と特急券を車内で車掌さんに見せる「車内改札」というシステムがありますよね。この時、子供に座席を使用させる場合には乗車券に加えて特急券も必要だということを忘れないでください。いや普通は忘れないのでしょうか。6歳未満だと乗車券なしに改札を通れてしまうのですが、乗車券がない場合は車内で購入する事になるのです。
私はうっかり自分1人分の乗車券と特急券のセットにプラスして、座席を利用する子供の特急券のみが必要と思い込んでいましたが、座席を利用する子供の乗車券も必要ですよというのを車内で聞いて「???」となった事があり恥ずかしかったです...。また、車内改札は一部廃止されている新幹線もありますのでご留意ください。
▼ベビーカーでの新幹線移動を予定されている方はこちらの記事もどうぞ▼
ベビーカーで新幹線に乗る際のコツとは?荷物置き場と注意点も解説
電車の子供料金の基本は小学生以上!ただし例外もお忘れなく
電車に乗る際に運賃が必要になるのは、基本的には小学生になってからです。
6歳でも、未就学児はかかりませんし、子供料金で設定されているMy SuicaやPASUMOを購入する事ができます。
ただし子供が複数いる場合は、大人の人数に対しての子供の人数と年齢を確認する必要があります。
小学校にあがる前の子供って、ちょうどきっぷや電子マネーのカードに憧れがある時期です。お金や電子マネーについて教えるいい機会にもなります。そんな時に大事なルールを伝え忘れてしまう事のないよう、先にしっかりと把握しておくことが大事ですね。
お子さんの就学準備を始める方はもちろん、お子さんが3人以上いて、なおかつ1人でどこでも連れて行っちゃうよという方は子供料金の例外についてもぜひ知っておいてくださいね。
▼電車でぐずる子供の対処法に困っている方はこちらの記事をどうぞ▼