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子育ての悩みで深刻なのは嘘をつく子供?実は重要なサインが!

 

お母さん
子供が嘘をつくようになって、頭を悩ませていませんか?

日々子育てをしていると、誰もが少なからず悩みを持ったりしますよね。その悩みも、子供が言うことを聞いてくれない、他の子より何事もできるようになるのが遅い、しょっちゅう風邪をひくなど性格的なことから健康のことまで様々だと思います。

その中でも、"嘘をつく"という行為は子供を持つ多くの親御さんの悩みの一つになっているのではないでしょうか。"嘘をつく"子供に悩まされ、観察して気づいた子供の気持ち、そして実際に試した筆者の対処法を、ママ友や子育ての大先輩である私の母の体験も含めてお話ししたいと思います。

子供の嘘はいつから始まる?実は賢さの象徴!?

子供が嘘をつく癖があるとわかると、"どうしてこうなってしまったのだろう"とか"自分の育て方に問題があったのだろうか…"などと悩みますよね。私は現在2歳の娘と4歳の息子の子育て真っ最中なのですが、まさかの2歳の娘がよく嘘をつくので、悩んでいる真っ最中なのです。

4歳の息子は嘘が下手なタイプで、自分が妹を泣かせたことを馬鹿正直に申告してきたりするのですが、2歳の娘はお友達を自分が叩いて泣かせても、お兄ちゃんがしたと嘘をつき罪を擦り付けたりします。そこで、"なんでこんなに幼いのに嘘をつくのだろう…"という悩みを母に相談したのです。

母曰く"一度嘘をついてうまくいったことがあっただけ"だそうで、私の兄もよく大嘘をついて怒られていて、母は当時悩んだそうですが、一度兄にどうして嘘をつくのか聞いたら、「嘘をついてうまくいったことがあったから。怒られるのは怖いし、うまい嘘をつけばごまかせると思った」と言われたのだとか。

子供が嘘をついているかどうか、100%見分けられる親なんていません。どちらかと言えば、子供の言うことは信じたいのが親心ですよね。でも、一度嘘でうまくいったことがあれば、味を占めて繰り返してしまうのが子供なのだそうです。育て方というよりは、子供の知恵ですよね。子供の様子を注視し、なるべく小さな嘘も見抜いて根気よく正してあげればよいのかなと思い、現在娘には何度でもお話をするようにしています。

嘘には子供のSOSサインが隠されている!?親が見分ける方法

ではなぜ子供は嘘をつくのでしょうか?2歳の娘でさえ嘘をつくのですから、嘘をつきたくてついている子は少なく、怒られたくないから嘘をついてしまう子が多いのだと思います。でも子供の嘘には時に、SOSが込められていることもあります。

私の友人には小学校2年生の子供がいるのですが、ある日学校から帰ってきて"お腹が空いた"といって、おやつを大量に食べだしたのだそうです。いつもと比べ物にならない量に驚き、友人が「給食食べたでしょ?!」と聞くと、「給食じゃ足りなかった」と答えたそうなんです。しかし、なんだか違和感を感じた友人は、学校の先生に給食をちゃんと食べているか聞いてみたんです。

すると、友達に食べるのが遅くてからかわれ、またお昼休みの遊ぶ時間も減るので、どうやらほとんど食べずに隠れて袋に給食を捨てているかもしれないと言われ、とてもショックを受けたそうです。結局、嘘をつかなくてもいいように、一緒にどうしたら給食を早く食べられるか考えよう、と先生を含め対処をしたらしいです。

このように子供の態度や言動に嘘や違和感を感じたときは、嘘をついたこと事実より、もしかしたらSOSかも?!と思って対処することの大切さを実感しましたね。子供が嘘をつかなくてはいけなかった理由を親として考えなくてはと思ったんです。

その場しのぎの嘘に子供はどう反応する?親が注意すべきこと

一概に嘘をつくと言っても、心配させたくないからつく嘘、怒られるのが嫌だからつく嘘、だましてやろうと思ってつく嘘など、嘘にも様々あります。他人への思いやりから出る小さな嘘は、よく優しい嘘などと言われたりしますよね。

これらの嘘の区別を小さな子供たちが、"これは良い嘘、悪い嘘”と判断することは、なかなか難しいですよね。でも実際に生活する中で、"お母さん今嘘ついた!"とバレて、逆に子供に追及されるなんてことありませんか。

私の友人は、義実家に遊びに行ったとき、以前姑にプレゼントしてもらったカバンを「あれ使ってくれてる?」と聞かれたのだとか。「汚れたら嫌なので、普段使いではなく、ちょっとしたおでかけとかに重宝させて頂いてます」と答えると、小学1年生の子供が「使ってるの見たことない」と言い放ち、場が凍り付いてしまったんだそうです。

子供なので、"お母さんが嘘をついてる!"と察知し、嘘はいけないと正直なことを言ってしまったのでしょうが、これは言わなくても良い事実。帰ってから、"あれはついても良い嘘"であることを説明するのが難しかったと言っていましたね。

確かに、これはついても良い嘘、これは悪い嘘という判断は、大人でも難しかったりしますよね。ですから判断がつくようになるまでは、良い嘘だとしても子供の前でバレてしまうような"嘘をつく"のは控えた方が良いのかもしれません。

育て方を間違えた!?嘘をつく子供との向き合い方

子供が嘘をついている!とわかったとき、あなたはどう対処しますか?怒りますか?呆れますか?もし、子供が明らかに嘘をついているなと感じたときは、いきなり怒るのではなく、どうして嘘をついてしまったのか、お母さんが嘘をつかれてどんな気持ちになったか、子供が嘘をついた時の気持ちなどをじっくりと聞いてあげましょう。

私の母は、兄が嘘をつくたびにかなり叱りつけ、頭ごなしに怒ってしまったことを、兄が37歳になった今も未だに後悔しています。兄は、結局今でも小さな嘘・すぐバレるような嘘をついてしまうときがあるんです。そのことで母は、嘘をついてしまう理由を聞いてちゃんと向き合ってあげればよかった、と反省しているのです。

誰もが嘘をつかれると悲しく、ましてや子供だと嘘つきにはなってほしくなくて、ついつい強く怒ってしまいがちですよね。母の教訓から、私は子供が嘘をつく時は落ち着いて話を聞くことにしているのですが、子供が自分の中で"どうして嘘をついてしまったのか"をじっくり考えることもできるのか、自分なりに答えを出して反省してくれるようになり、嘘も減ってきたように思いますね。

子供が嘘ばかりつくのは何故?親として正しい接し方とは

人生で嘘を一度もついたことがない、なんて人はほぼいないと思います。大なり小なり"嘘をつく"というのも、子どもの成長の一つです。成長すればするほど、賢くなれば賢くなるほど、嘘のつき方も複雑になり、嘘をついていると見破れなくなることもあるかと思います。

でも、子供が"嘘をつく"のはある意味でのSOSだったり、親が自分をしっかり見てくれているか試すものだったり、という事実も時にはあるんですよね。子供のちょっとした変化や違和感を見逃さず、しっかりと"嘘"と向き合うことができるといいですね。

全部の嘘を見抜く必要はありませんし、嘘をすべて怒る必要もないと思います。気づいたときに根気よく丁寧にお話をしていれば、いつの間にか"かわいい嘘だったな"なんて、悩んでいたことが嘘のように笑える日が来るかもしれませんよ!

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