子供を育てている中で待ち遠しい成長の一つが”おすわり”ではないでしょうか。首が座って、はっきりとこちらを向いて笑う我が子がいつ、ちょこんとぬいぐるみのように座るんだろうって気になりますよね。
私も子供が早く座れるようにならないかなーと心待ちにしていた覚えがあります。そんな我が家のおすわりが遅かった息子とおすわりが早かった娘の経験をここでご紹介したいと思います。
おすわりっていつ頃からするの?
おすわりっていつ頃からできるものなのか気になりますよね。周りのママ友に聞いてみても、生後5ヶ月でできたという人もいれば、生後8ヶ月頃までできなかったという人まで様々いると思います。
私の息子は生後6ヶ月頃に座る格好はできたものの、安定して座り続けられるようになったのは生後8ヶ月頃でした。逆に、娘は生後5ヶ月に入る頃にはちょこんと座れて、生後半年の頃には安定して座れるようになっていました。
息子と娘の成長速度の差に、私自身思い当たることがあるとすれば、ずばり"頭の大きさ"です。息子は頭がでかく、いつも頭のバランスをとるのが難しそうでした。それとは逆に娘は周りと比べてもかなり小顔のためバランスを取りやすかったのか、首が座るのも歩き出すのも早かったように思います。
一応の目安はあるものの子供の成長スピードは様々なので、一概にこの時期と言えないのが正直なところだと思います。自分の子供は座るの遅いなとか、早いなとか気にせず、座って短い足を投げ出してる無防備な姿を想像しておすわりをしてくれる日を待ってくださいね。
おすわりの練習って必要?
離乳食を始める頃には座ってられたらいいなと思ったり、おすわりをして欲しい、おすわりしてる姿を見たい!という方で、”おすわりの練習ってさせた方がいいの?どんなことすればいい?”と思う方もいらっしゃるかと思います。
私は、よくバンボに座らせてはいましたがそれがおすわりの練習になっていたのかはわかりません。実際、娘はバンボに座ることなくおすわりができるようになったので、関係ないのかなぁ…という感じでした。
息子の時は生後5ヶ月頃に大きなぬいぐるみを背もたれにして座らせたりしてはいましたが、息子はまだ腰がしっかりしていなかったからか前のめりになって二つ折りになったり、すぐにコロンとなっていたので無理に練習というものはしませんでした。
ただ、初めて座らせてみようとクッションで周りを固めてやらせてみたときに、前のめりではあるものの、ふにゃっと崩れながらも一生懸命座っている姿はかわいくてうれしかったことを覚えています。
おすわりに潜む危険性に注意!
おすわりの練習ではないけど、少し座らせてみるとか、首が座ってすぐに膝の上で座るようなスタイルをさせる方がいらっしゃいますが、おすわりに潜む危険って考えたことありますか?まだまだフニャフニャな子供はちょっとしたところに危険があるのです。
私の友人は旦那さんがよく生後3ヶ月くらいの子供を膝に座らせて”もうおすわりみたいなことができる”と言っていたのですが、明らかに腰もしっかりできていないし、首も詰まってしんどそうだなと思っていたら、小児科を受診した時に股関節が脱臼みたいになっていると言われたそうです。
早い時期から無理矢理おすわりをさせるとそういう可能性もあるみたいなので気をつけたいですね。また、赤ちゃんはまだまだ頭の方が重いので、おすわりがしっかりできない間はゴンっと後ろにこけてしまったり、よろけてしまって頭をぶつけたりという危険性もあります。”無理に”おすわりをさせるのは控えた方がいいかなと思います。
おすわりができるようになるメリット
今生後5か月前後のお子様がいらっしゃる方は、そろそろ"おすわりしている姿が見たい!"という気持ちが芽生えているのでは。子供の成長って嬉しいものですよね。そして、実際におすわりができるようになると可愛いだけでなくたくさんのメリットがあります。
例えば、ちょっと床に寝そべらすのはイヤだなと思う場所で座らせることが出来たり、お風呂の時にバスマットを敷けば自分が洗っている間、ベビーバスがなくても待っていられるようになります。そして離乳食も食べやすくなります。
また、抱っこのしやすさが全然違います!腰がしっかりするからぐらつきがまったくなくなり、安定感のある抱っこができるようになります。そして、視界が広がるからかおもちゃを見つけたときの意欲や集中力もすごく、我が家では座っておもちゃを与えておくと晩御飯を作る間は泣かずに待っていられることが増えましたよ。
おすわりする姿はぬいぐるみのようで可愛すぎる!
子供の成長過程の一つ、"おすわり"。そのおすわりができたときの感動は寝返りをしたときと同じくらい感動です!嬉しくなって、みんなに見せようと披露しがちですが、子供の成長をゆっくり見守って無理のない範囲でおすわりさせてあげてくださいね。
おすわりがままならないときのグデッと前のめりの後ろ姿も、しっかりできるようになったときのピーンとした背中と前に出た短い足の何とも言えないバランスも、可愛すぎて写真を何枚も撮ってしまうでしょう。そんな日を楽しみに家族みんなで待っていてあげましょうね。