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子育ての悩みは1人っ子?協調性をもつ心優しい子になる育児法

1人っ子の子供の育児で抱える悩みは、わがまま・競争心がない・争いが苦手・マイペース・1人遊びが得意・空気が読めない・金銭感覚が他の子と違うなど様々あるかと思います。上に兄や姉がいる子と比べると子供っぽかったりしますよね。でも、様々な理由で子供を1人っ子として育てているご家庭があると思います。

私の子供は、兄弟もおらず現在1人っ子で育ってきています。子供を1人っ子として育てていると「やっぱり1人っ子だから」など言われることが多かったです。でも、なぜ1人っ子だからといってそんな言い方をされないといけないんだ!と悩んでいたのです。

確かに、祖父も祖母も私もパパも、その子にだけ手をかければいいので大人の中では毎回主役です。欲しいものは手に入るしおもちゃも1人占めできるので、兄弟がいる子とは少し違うように見えるんだなと思いましたね。

そんな悩みの中、お友達と物を分け合う優しい気持ちや、集団の中での協調性、負けたくないという競争心を子供の中にはぐくむ育児法を考え、実践してきた私と子供の体験談をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1人っ子育児で物を分けあう優しい心を育てる方法

まず、争う人がいない。取られるものがない。という生活が当たり前の中で育っていましたので、私が子供の競う相手になろうと決めました。例えば、今まで1人で全部食べていたお菓子。これは食べる時は常に私と半分こ、もしくは少ししか入ってないお菓子を子供が大切に食べている時に「ひとつちょうだい!」と言うようにしたんです。

最初は「これは自分のだ!」と主張してくれなかったのですが、しつこくちょうだいコールをしていると子供の反応も変わってきて、徐々に分け合うということを覚えていきましたね。もちろん、私の自分用のお菓子も、分け合うようにしましたよ。

おもちゃで遊ぶ時は、一緒に戦いごっこやおままごとなどをして、おもちゃの貸し借り相手になるようにしました。もちろん遊ぶときは全力で遊び、おもちゃの貸し借りで「やだ!」なんて言われた時は取り合ったりもして、子供のように接したのです。(本気に見せつつ手加減してくださいね笑)

1人っ子が競争心を覚える方法

そして、1人っ子に足りない要素である競争心。これを育てるために活用したのが食事です。

今まではワンプレートでこれは自分の分とわかるように取り分けていたため、息子はとてもマイペースにご飯を食べていました。そこであえて大皿でおかずを出すことに。旦那はパクパクと食べるのでスピードがもちろん違います。早くしないとオカズがなくなっちゃう!という状況を与えるうちに、少しずつ競争心が出てくるようになったのです。

例えば最後の1個のから揚げを誰が食べるか、我が家ではじゃんけんをして決めます。競争相手がいないなら母親である自分がなればいいという気持ちで行動し、物の貸し借りなど分け合う心・競争心を子供に教えていきましたよ。

そして1人っ子の子供を持つ私が一番気になったのは、やはり周囲との協調性。輪の中へ自然と入っていける、小さい子には優しく接してほしい、人を助ける人になってほしいと考えていく中で、協調性を育てる効果的な方法があったのです。

1人っ子が自然と協調性をはぐくむ方法

私は同年代よりも早くに出産していたので、子供が幼稚園に入園する頃、周りの友達が子供を産む時期となっていました。子供同士が同年代ではないからその子と遊ばないのではなく、同年代じゃないからこそ息子が赤ちゃんとふれあえるよう、遊びに連れて行ったんです。

私の友達が自分の子供に「お兄ちゃんがきたよ」と言った時に息子をチラッと見ると、すごく嬉しそうな顔をしていましたね。お兄ちゃんと普段呼ばれることがないので、子供からしても新鮮だったんだと思います。そして赤ちゃんという小さな存在を知ったおかげで、赤ちゃんはこんなことはできないけど、僕はこんなこともできるんだよ!と調子にも乗っていました(笑)

息子にとって自分より小さい子が相手だと、遊べる内容が限られています。そこで、この子にあった遊びって何ができるんだろう。これはできるかな?これは危ないかな?と、自分より下の子との遊びを通して考える力が働き出すようにもなりました。

そして赤ちゃんから見ていた子がどんどん成長していき、その子から「○○にいに」なんて呼ばれた時には「じゃあ、にいにがしてあげるから待っててね」など不器用ながらも、小さい子のお世話をしてくれる優しい心を持つようになりました。

子供が空気を読む力、解決していく力を育てよう

子供にとって同年代の友達と遊ぶことは楽しいですが、自分より小さい子との遊びを通して新たな対応力が生まれ、優しさがはぐくまれていきます。赤ちゃんのミルクをあげたり靴を履かせてあげる、手をつないだりすることで、助けてあげようという気持ちも生まれます。子供が小さい子のお世話をした時に褒めることで、「これはいいことなんだ!」という認識が育ち、もっと成長をしてくれます。これは1人っ子に限らず、兄弟姉妹のいるお子さんにも言えますよね。

また、私が小さな夫婦喧嘩をした時には子供に相談したりして、仲裁にも入ってもらいましたよ。すると、周りを見て解決する力やまとめる力、というのもついていったのです。最初は訳が分かっていませんでしたが、今では小さな夫婦喧嘩をしてると「ママはこうだからこうしたことを謝って」「パパはこんなこといったからママが悲しいんだよ」「2人ともごめんなさいしてね!」などと、いつも間に入ってくれます。ただ、あまり深刻なことは言わない、深刻な顔をしないということに気をつけてくださいね。

1人っ子に全力の愛を注ぐこともできますが、時には平等に扱ったり、友達の力を借りて子供に学んでもらったりすることで「1人っ子だから」なんて言われて悩むこともなくなっていきますよ。家事などで忙しいとついつい1人遊びをさせがちですが、毎日少しだけ、15分だけでもいいので時間を見つけて、全力で遊んでみてくださいね。

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