産後、退院してから始まる赤ちゃんとの生活。やっぱり気になるのは、赤ちゃんがしっかり成長してくれているか?ではないでしょうか。
成長しているかどうかのバロメーターはやっぱり体重です。1日にグラム単位で増えて行く赤ちゃんの体重は、気になって毎日でも計りたくなってしまうもの…
1ヶ月検診の前に、自治体の保健師さんが訪問に来てくれる地域が多いと思いますが、その前後でも体重を計る方法はあるのです。実際にわが家の子供たちの生後1ヶ月までの体重の推移と、体重を計る事ができる場所をご紹介します。
新生児期から生後1ヶ月検診の体重の増え方
産後1ヶ月の生活の記憶。昨日のことも一昨日のことも覚えていますか?
私の周りでは、大変すぎて記憶がなかったと言う話が圧倒的に多いのが、産後から1ヶ月の時期です。子供3人分の記憶が混ざりそうですが、母子手帳と記録をつけていたノートを頼りにさかのぼってみます。
長男編:初めての産後すぐから、1ヶ月検診までのこと。
まずは長男です。38週5日で誕生した長男の出生体重は3,016グラム。入院中に一度減って3日目から少し増えたものの、退院時は2,922グラム。この時は母乳とミルク混合で、ゆくゆく完母にして行きたいなと思っていました。
退院してからはしばらく授乳タイムに格闘し、保健師さんの新生児訪問指導があったのが生後12日の時で、体重は3,400グラムになっていました。1日に68.2グラムずつ増えているとの事で、安心したのを覚えています。
生後1ヶ月検診での体重は4,820グラムでした。
次男編:長男もいてドタバタな2人目の産後から、1ヶ月検診までのこと。
次男は38週0日で誕生、出生体重は3,202グラム。入院中に体重が減り続けてしまい、退院時は2,944グラム。じゅうぶん大きいですけどね…
それでもとにかくおっぱいもミルクも飲むのが苦手で、百戦錬磨の助産師さん達お手上げの飲めなさだったため、退院して2日後、4日後と通院が続きました。
生後9日でやっと増え始め3,020グラムに。14日目にして3,260グラムとようやく出生体重を上回った!病院では「3,000グラムを超えると哺乳する力がぐんとつくから、とにかく頻回で授乳に挑戦して、ミルクも飲みそうなら飲ませて」と、もうあの手この手で体重を増やそうと言われていました。
それが保健師さんの訪問があった生後26日には4,100グラム。あれ…体重増えなくて困ってた子どこ行った…後半伸びたので、1日55グラム増との事でした。生後1ヶ月検診での体重は4,640グラム。ずいぶん立派になりました。
三男編:もはや記憶も記録も無い!1ヶ月検診までのこと。
三男は38週4日で誕生、出生体重は3,640グラムと大きめでした。
上の2人に比べれば最初から割と母乳も順調だったのですが、ミルクにも頼ります。小さな子ども2人が待っているので、容赦なく退院は早めだからです。深夜23時に産まれてその日が入院1日目としてカウント、4日目で退院したので病院にいたのは実質3日!でした。
おっぱいもミルクも飲めているとは言え、まだ体重が減る時期です。またしても退院後2日目で通院する事になりました。退院時の体重は3,410グラム、6日目には3,500グラムとしっかり増えていました。この三男、保健師さんの訪問を受けているはずなのに、どういうわけか記録がどこにもありません。
なぜなのかさっぱり分からないのが3人目マジック。生後1ヶ月にして60センチ近くと三兄弟のなかで身長が一番大きかった三男は、1ヶ月検診では4,675グラムでした。
同じ母から生まれた男の子3人でもまったく違う!赤ちゃんの体重のふしぎ
産まれた直後から比べて生後1ヶ月時点で、長男+1,804グラム。次男+1,438グラム。三男+1,035グラムの増加。
わが家の三兄弟は、平均で1,425グラム増えていたようです。産後すぐから母乳育児に挑戦し、はじめこそミルクにも頼る場面があるものの、2~3週間で完全母乳に移行する流れは3人とも同じ。それでもこの差です。
体重が増えなくて悩んでいるママがいるとしたら、原因はどうやら自分ではないかもしれない事が分かってもらえるのではないでしょうか。
赤ちゃんの体重がどうしても気になる!計りたいときはどうすればいいのか。
赤ちゃんの体重はどこで計れるか、知っていますか?
グラム単位で計りたい赤ちゃんは、家庭にあるような一般的な体重計では詳しく計れないんですよね。では病院のようなスケールはどこに行けばあるのでしょうか。
体重計測スポット1:児童館
私が偶然知った体重計測スポットは、児童館でした。次男が産まれてから、外に出られず爆発寸前だった2歳の長男をどうにかしなければと、道路を挟んで目の前にある児童館へ連れて行ったんです。
生後1ヶ月検診の数日前でした。平日の朝イチ、できるだけ人が少なそうな時間を狙い、それでも本音は早く帰りたいと思っていた時です。オムツを替えに赤ちゃん休憩用スペースに行ったら、そこにスケールがあったんです!
今まで何度も行っていたのに、まったく気がつきませんでしたね。近くに児童館がある方はぜひ調べてみてください。
体重計測スポット2:赤ちゃん休憩室
デパートやショッピングモールなどにベビールームなどと呼ばれる、比較的ちゃんとした赤ちゃん休憩室があればスケールが置いてある事が多いです。
行くのなら、児童館と同じように平日の朝イチがおすすめですよ。商業施設が一番空いている事が多い時間帯だからです。
体重計測スポット3:自宅
近くに児童館もデパートもない!そもそも1ヶ月前にできるだけ出たくない!と言う人も多いはず。そんな時は、ネットでスケールをレンタルするのがおすすめです。
買うよりも経済的に、自宅で毎日体重を計る事ができるんです。私はその存在を知ったのが遅く、もっと早くに知りたかったと後悔しました。
生後1ヶ月、体重増加の個人差は大きい!
三兄弟同じように育てても、大きな差が出る事が分かってもらえたでしょうか?
長男と三男なんて、800グラムも差があります。しかも現在6歳の長男も4歳の次男も体重は平均のやや下で、学校や幼稚園での背の順はだいぶ前の方です。0歳児の間の検診で、あれだけまわりの人に大きいと連呼された面影はありません。
体重がなかなか増えてくれなくて心配で辛い人もいれば、増えすぎて大丈夫かなと心配な人もいると思います。自分の体がボロボロな時に、小さな命を守って成長を気に掛けるのは並大抵の事ではありません。気にしすぎず、それでもどうしても体重の増加を知って安心したい時は、とにかく誰かしら何かしら頼れるものを見つけてください。スケールが置いてある場所を調べたり、レンタルもできます。
体重が増えていなくて心配な時は、区や市に相談にのってくれる人が必ずいます。保健センターには赤ちゃん用のスケールがほぼ備え付けてありますので、近くのセンターに電話してみるのもいいですね。もちろん産院でも助けてもらえます。体重への気がかりが減る事で、産後間もないママへの負担が少しでも減りますように。