これから住宅を見つけようと思っている方、共働き夫婦の子育てに最適な間取りはどんな条件かイメージがわいていますか?
私には息子がいるのですが息子の妊娠を機に引っ越しをしたのです。当時は私も働いており、共働きで子育てしやすい間取りがないかと何軒も内覧しました。
そんな中、沢山の物件を見て行くうちに見る目が養われて、どんどんと間取りの希望条件や住宅から駅や病院、公園までのアクセス条件など子育てと仕事を両立するために必須の項目が変わっていったのです。
共働きで子育てをしながらの家事は本当に大変です。しかし、実は間取り次第で、ものすごく効率的に家事がこなせる理想的な毎日を送れるのです。賃貸で部屋を探しているご家庭だけでなく、マイホームを考えているご家庭にもぜひ購入前に読んで欲しいと思います。
絶対条件は広いリビングの隣に赤ちゃん用の和室
子育てが始まる新しい間取りとして一番大事にしたいところはどこですか?私は妊娠初期から部屋探しを始め、当初私も働きながら子育てをするつもりでした。実際のところ事情が変わり仕事はやめてしまったのですが…
そんな我が家の絶対条件は広いリビングでした。私と主人と息子3人が一番一緒にいる部屋はリビングだと思ったので、3人でゆったりできるくらいの広さを探しました。そしてリビングの隣に和室がついていることも絶対条件でしたね。息子のお世話や私の寝室を和室にし、リビングから目が届くようにしたかったのです。
また産後の睡眠を考え3LDKで、寝室を主人と別にするように探しました。またお互い働く上で通勤に時間をかけたくなかったので、駅5分圏内のかつ仕事帰りに寄りやすいようスーパーやドラッグストアも徒歩圏内で行ける場所でしぼりましたね。絶対私たちが譲れなかったのが今お話した条件です。
しかし、そこに家賃の上限や日当たりなども出てくるとなかなかこれといった物件にはすぐに出会えないものです。結局今の住まいを見つけるまで8ヶ月かかりましたね。長かったですね。
ではどうしてこうも時間がかかったのかさらに詳しくお話していきたいと思います。
隣接したキッチンと洗面所で家事が驚くほど効率化
絶対条件以外にもこれから住む住宅として譲れないものって内覧していくうちに出てきませんか?まさに我が家はそうだったのですが、物件を見れば見るほどどんどん条件が増えていきました。特に子育てを考えたときに、妥協できなくなっていったのです。探している最中私は共働きする予定でしたので、家事がスムーズにできる間取りも考えるようになっていました。
まずは日当たりです。ほこりが目につき掃除がしやすいよう明るい部屋が良く、南向きにこだわるようになっていました。
次にキッチンと洗面所の位置です。洗い物、洗濯物、お風呂掃除が一つの場所にいて全て把握できるような作りが理想でした。つまり洗い物をしながらお風呂がたまったかわかるか、また洗い物をしながら洗濯が終わったことがわかるか等です。
洗面所とキッチンが離れていると部屋の往復が多くなります。キッチンからリビングを経由して洗面所へ。このリビングをはさむことが仕事から帰ってきて、時短家事をしたい私にはどうもタイムロスと感じました。
また洗面所が区切られてしまうと、つい洗濯をすることや干すことを仕事の疲れで忘れてしまいそうだったので、よく立つキッチンから見える場所にあってほしいと思ったのです。
時短掃除に重要な収納スペースは家族分それぞれ必要
もう一つ子育てを考えたうえで欠かせなかったのが収納スペースです。息子の物、私と主人の物をそれぞれ別々の部屋に収納できるかを重視しました。
私も働くとなると仕事着用に私専用のクローゼットがほしかったです。またゆっくり身支度ができるよう化粧台や家で仕事するときのために机を置ける一部屋が必要でした。
そのためにも3LDKで探したのですが、個々の部屋の収納場所をよく見るようにしていましたね。子供のおもちゃに衣類を収納できる大きめの押し入れがあるか、主人と私それぞれの洋服を収納できるクローゼットがついているか。
これもたくさんの物件を見ていくうちに、大事なことだと気づけ条件として付け加えました。
間取りの条件は子育ての大きな助け
では本当に理想な条件の物件があったのか気になりますよね?8ヶ月はかかりましたが、粘った甲斐あり無事にみつけることができたのです。なんとか息子が産まれる前に見つかって正直ほっとしています。
そして私が指定した条件が今とても助かっています。唯一変わってしまったことといえば、私が働かずに仕事を辞めたことですね。しかし、実際に子育てしてみると時短家事は必要なことだったのでキッチンと洗面所の隣接はとても助かっています。やはり洗い物をしながら洗濯の状況がわかるので時間に無駄なく家事ができますね。
12畳のリビングと和室が隣接しておりしきりを無くせばとても開放的で日当たり良好です。リビングのすぐ横の和室で息子をいつも寝かせるので何かあってもリビングから見ることができ安心です。また2歳となった今では広いリビングをいつも走り回り楽しんでいるのでその点でも広いリビングにしてよかったですね。
そして主人と寝室を分けているのですが、主人の寝室にはテレビをつけ息子が寝てからよく二人で映画をみたりしています。なにせ子供がリビングの隣の和室で寝ているので、息子が寝た後はリビングにいることができないのですが、主人の寝室がその代わり第二のリビングとなっているので大人のくつろぐ部屋としていますね。
そして最後に収納場所についてですが、息子のものは和室に大きな押し入れがついているので全てそこに収納することができました。私と主人の物も残りの2部屋にクローゼットがついているので、各々収納でき自分専用となっているのでストレスなく使えています。
時間はかかりましたが、子育てをする上で自分がやりやすく少しでもストレスのない生活をおくれるように部屋を探すことが大事でした。何度も妥協しかけたこともあったのですが、今息子を育てて思うのは自分の条件がすべて叶う間取りにしてよかったということです。
ただでさえ大変な子育て、まして共働きとなるとなお大変さは増すと思います。自分への負担を軽減できる最適な間取り探しをしてみはと思います。