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1歳児の言葉はいつから?発語のために今すぐできる育児中のひと工夫

 

我が家には3人の子供がいますが、どの子も生後2、3ヶ月頃から喃語が始まりました。「あー」「うー」といった赤ちゃん特有の言葉です。

1歳になると「ママ」「ワンワン」など意味のある言葉が少しずつ出てくるようになると母子手帳には記載がありますが、この辺りから子供ひとりひとりの個人差が出てきました。

まだ何も話さない…と心配になってしまうお母さんもいるかと思いますが、意外とこちらの言葉をすごく分かっているんだな、と驚かされる事はありませんか?

3人目にしてようやくわが子をじっくり観察する余裕の出てきた私が、子供たちそれぞれの言葉の発達の仕方と、発語に重要なステップは何だったのか?をお話ししたいと思います。

言葉の発達に大きな違いがあった兄弟の理由

わが家では1人目と2人目の発語の時期にとても大きな差がありました。長男は2歳後半まで人が聞いて分かる言葉は話さなかったのに対し、次男は1歳のうちに誰とでも会話が成り立つ程度には話せていました。

そして現在1歳3ヶ月の三男は、1歳前にママと言うようになってから、話せる言葉の数が日に日に増えています。ママ、ぶー(車)、ばんばん(銃)、てって(手)、じゃー(水)、ない(片付ける)、ぷちゃ(自分の事、兄たちがぷーちゃんと呼ぶので)など、すでに数十語。

下の子ほど言葉の発達が早いと言われますが、一体なぜなのか。3人目にして初めて気づいた事があるんです。それは、三男は早くからこちらの言葉をものすごく理解しているという事。例えば、長男君もうすぐ学校から帰ってくるよと私が言います。すると兄大好きな三男は玄関にダッシュ。

次男君のお迎えの時間だよ、お買い物に行こう、など外に出る事を伝えます。すると靴下を引っ張り出し履かせてもらうために座ります。履かせるとそのまま玄関にダッシュです。

お兄ちゃんに〇〇渡して、と言えば渡してくれます。ご飯だよーと声をかければ真っ先に自分の椅子によじ登ります。

朝、学校へ行く準備をする長男に、今日雨だから長靴を履いて行ってと言います。気付くと靴箱から長男の長靴を引っ張りだして、自分が履こうと悪戦苦闘する三男がひっくり返って泣いています。まだ小学生の長靴を履くには足の長さが足りなすぎるんです。

こちらの言う事を理解している、それが発語とどう関係するのでしょうか?

発語スピードはどれだけ言葉を耳にしたかで変わる?

発語のスピードはひとりひとり違っても、言葉を聞く時期があってから話す時期がある、という発達の順序はみんな同じではないでしょうか。言葉を口にするにはその言葉を理解する事が必要ですよね。

初めての言葉を口にする時には、実はすでに50~70語の言葉を理解していると考えられているそうです。つまり、話すようになるためにはできるだけたくさんの言葉を聞いて、理解できる言葉を蓄積していく事が必要だという事。

言葉のシャワーという言い方、耳にした事があるのではないでしょうか。普段の生活のなかでどれだけ言葉を耳にするか、それも一方的に教え込む形ではなくシャワーのように浴びせられる言葉ってどんなものでしょう。

それは、どれだけ子供の日常のなかに会話があるかという事だと考えられます。

会話を耳にして言葉を自分のなかに蓄積する時期が大事だとすると、平日は常に私と2人で過ごしていた長男と、長男と私の会話を聞いて過ごしていた次男で発語の時期に差があったのもうなずけます。そして長男、次男、私の会話を聞いて過ごす三男はすでに二語文を話しそうな勢いです。

もちろん長男に対しても、話しかけ方が分からないとか、あまり話しかけなかったかと言うとそんな事もありませんでした。むしろしつこく話しかけていた方だと思います。にも関わらず、発語に関しては1歳半検診でも2歳児検診でもちょっと遅いかも…と言われていた長男。気にしなくても逆にこちらが焦る勢いでおしゃべりする次男と三男。

やはり違いは「どれだけ会話を耳にしたか」ではないでしょうか?

出典:すくコム NHKエデュケーショナル https://www.sukusuku.com/contents/12685

これから発語が始まる1歳児だからこそ積極的に話しかけよう

まだ1歳、発語がないからと言って心配しすぎるには早い時期と言えます。検診などでも、こちらの言う事が理解できていれば大丈夫、2歳までは様子を見ましょうと言われる事もあるのではないでしょうか。

理解してから発語する、と考えると、こちらの話を理解できるというのは発語までに必要な段階だと言えます。理解できる事が増えていったら、あとはいつ言葉が出てきてもおかしくありません。

体の成長と同じように発語にも個人差が大きいので、早いからどうという事はありませんが、言葉でコミュニケーションが取れるというのは単純に楽しいものです。特に1人目育児やワンオペ育児中のお母さんにとって、子供が言葉を交わせる相手になってくれるというのは嬉しいはず。

昨日会話したの、スーパーのレジのおばちゃんだけだった…そして今日はまだ誰とも言葉を交わしていない。子供が小さいうちは、そんな日常を送っている人もけっこう多いのではないでしょうか。

焦らず待ちたい!でも本音は早く言葉を聞いてみたい!会話がしたい!もしそう思われているのなら、会話を耳にする機会を増やしてあげてみてください。つたない言葉でおしゃべりするわが子との会話は、それだけで癒されるものです。

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