お子様が大きくなるにつれてでてくる悩みの1つが習い事ですよね。
などとお悩みのお母さんは多いのではないでしょうか。
現在5歳の私の子供は、2つの習い事をしています。
今回はたくさんの候補からどうやって2つに絞ったのか、
そして子供が楽しみながら習い事を続ける秘訣をお話していこうと思います。
習い事の候補
私の子供は3歳から習い事を始めました。
まず、習い事を始めようと思ったのは、3歳になってからとにかく体力がすごく有り余っており家でも元気!元気!で、その体力をなにかに活かせないかなと思ったことがきっかけでした。
また、大人の言葉も理解できるようになっていたので、ちょうど良いタイミングかもしれないと感じたのです。
でも、3歳の子供は「これがしたい!」なんてはっきり言ってくれません。
なので、まずは保護者の方が習い事の候補をあげていきます。
男女関係なく習い事で人気なのは...
水泳
丈夫な体作りができることや、小学生になると水泳の授業があるので、先にできるようになっておくという点で人気。泳げるようになることで、プールや海などレジャーでの楽しみ方が増えるほか、水の事故に巻き込まれないように、という点でも安心感があります。夏の間に短期で習う人も私の周りには多いです。
英語・英会話
小学生では英語の授業が必修化され、今後は2ヶ国語はしゃべれないと不便な世の中になっていくことが予想されますよね。
でも、親自身が英語を苦手としていると子供には教える事ができません。発音から先生に教えてもらえるという点でも英会話は人気です。
私の子供のお友達も英語を習っている子が多いです。
ピアノ
女の子の習い事の定番ともいえるものですが、最近は男の子も習う子が多いです。
ピアノは、コツコツと練習をすることで弾けるようになりますので忍耐も学べますし、手先の器用さや集中力が高まる習い事としてとても人気です。
学習塾・幼児教室
今は本当に早いうちから、塾や幼児教育などの勉強面の習い事をしている子がいます。
学校で習う授業はいまでは、復習として聞く子も多いようです。
お子さんがまだ小さい場合は、通信教育でお母さんが先生となって教えるものもありますよ。
サッカー・野球などの集団スポーツ
ずっと定番となっている人気の習い事ですよね。
体力作りやチームでの団結力、相手に負けない!という強い気持ちをつくることもできますし、試合などをみている方もとても楽しいですよね。
私の子供のお友達の中で、サッカーや野球をしている子はみんな足が速くとてもかっこいい子ばかりです。
でも、この習い事には家族の協力がとても必要なものだと思います。
大きくなるにつれて、土日は練習試合や大会・合宿など毎週忙しくしている保護者が多いです。
ダンス
学校の授業にもなったダンスは、男女関係なく人気の習い事です。
とにかく動くので、体の柔軟性を高めたり体力がつきますね。
音楽面ではリズム感も習えますし、感性も育ちます。
などなど、他にもさまざまな習い事があると思います。
たくさんある習い事からどのように絞っていけばいいのか悩みますよね。
この候補を選び出すために私は、
子供の様子を観察しながら、この子はなにをしているときが一番楽しそうにしているのか?と考えました。
子供に合う習い事を探し出すためのポイント
まず、候補にあげたのはサッカーや野球などのスポーツ。
公園でボール遊びをしたときに楽しそうにしていたので、サッカーや野球もいいなと思ったんです。
そして次に楽しそうにしている姿を見たのは、教育番組などで歌や踊りをしているとき。
満面の笑みでみようみまねでまねっこをしている姿をみて、ダンスも候補にあげました。
ピアノは私が習っていたので、実家にあるピアノを弾かせてみましたが、
「ここを押してみて」などと言ってやらせようとしてみても、自分の弾きたいようにけん盤をジャンジャンー♪と叩いてすぐにピアノのイスから降り、別のもので遊び始めたんです。
これを見て、この子は興味がないんだなと思い、候補からはずしました。
まずはこのようにして、候補を挙げつつサッカーとダンスの習い事に絞りました。
とお悩みのお母さんは、まず習い事の候補の洗い出しをもう一度やってみることが必要かもしれません。
興味のない習い事を続けていても、大人でもモチベーションは上がりませんよね。ましてや幼い子供ならなおさらです。
候補を見つけるのが難しいと感じている場合は、次のステップ「見学と体験」で実際にやってみて判断するといいですよ。
もしも、同じ習い事を長く続けていて一時的にやる気が見られない、という場合には、お母さんがよく子供の話を聞いてあげることによって、実際に子供が不安に思っていることや、やる気(自信)を失ってしまっている理由がわかるかもしれません。理由がわかると、対処のしようもありますよね。
見学・体験から教室選びの決め手は子供が楽しんでいるかどうか
候補を絞ってからは、次のステップとして教室選びがとっても大切になってくると思います。
さまざまな教室があるなか、子供にとってどの教室が合っているのかは、見学や体験だけではわからない部分もあると思います。
カリキュラムなども大事ですが、実際に通い始めないとわからないからこそ、見学・体験にいったときに子供が楽しそうにしているのか?いう点を私は重視してみました。
サッカーの見学に行ったときは、幼稚園のお友達も何人かいたので、それだけでとても嬉しそうにしていました。
そしていざ体験が始まってみると、びっくりしたのは私の方。子供があんなに長時間外で走り回っている姿を見たのは初めてだったんです。興味津々になってしまい、ついそわそわしてしまいました。
周りの保護者をみたら、すばらしい紫外線対策をしている方が多く、さすが気合いが入っている!と尊敬しました。
半日の体験を終え、子供が私の元に走って来たときには、すっごく汗をかいてキラキラした笑顔をしていました。
とても楽しかったようで、自分から「習いたい!」と言ってくれたのです。
そして、次はダンスの見学と体験に行きました。
大きな鏡を見ながら習うダンスは、それだけで子供のおめめがキラキラしていたんです。
子供って、鏡が好きな子多いですよね!
みようみまねで先生に合わせて踊る姿は、見ていてとてもほっこりしました。
幼稚園も違う、さまざまな場所から集まっている生徒さんばかりでしたが、子供はすぐに仲良くなって、休憩中も追いかけっこをしながら楽しそうに遊んでいました。
ダンスの体験後、「どうだった?」と、きくと「楽しかった!ここにまた来たい!」と、サッカーもダンスもどちらも大満足の様子でした。
しかし、まだ3歳の子供。
サッカーもダンスもレッスンの曜日がかぶってしまっていたこともありますし、初めての習い事であれもこれも、と始めても親も子供も混乱してしまいますので、とりあえずどちらかに絞ることにしました。
サッカーは未就学児でも平日にプラスして土日の練習があり、土日のお休みに家族でお出かけがなかなかできなくなりそうだ、ということもあったので家族会議の結果、サッカーではなくダンスを3歳から始めることにしました。
そして、もうひとつは学習塾にしました。
これは、子供のヤル気は関係なく、私が勉強が苦手で苦労したので、子供には小学生になる前から勉強をする・宿題をするという習慣をつけておきたくて習わせることにしたのです。
そして、親が教えるとなるとついつい怒ってしまう。
と、言うのも聞いたことがあったので、それは可哀想だと思い、塾の先生に頼ることにしたのです。
運動系1つ・勉強系1つの計2つを習い始めてから、現在では何年も経っていますがいまだに辞めていません。
「やめたい」「いきたくない」とは、一度も言われたことがなく、がんばって通ってくれています。
でも、子供のモチベーションを保つにはコツがあって、やめたいと言い出さないように、私はあることを決めて毎回送り迎えをしているのです。
習い事を続けるコツ1:どんなに私がきつくても連れて行く
小さいうちの習い事は、親の送り迎えは必要不可欠です。
私が子供に習い事をさせるときに決めたことは、私自身体調がわるいときや疲れているときに「今日連れて行くのめんどくさいな」と思っても、絶対に連れて行くことです。
簡単そうですが、仕事などをしていると案外難しいものがありました。
それでも、遅刻してでも連れていくことで、子供に“サボる”ということを教えないようにしているのです。
『幼稚園や保育園と一緒で行くのがあたりまえの場所』という風に子供にわかってもらうために、私がどんなにきつくても習い事の曜日には絶対に連れて行っています。
子供にとっても習慣となっているおかげか、子供が純粋に楽しいと思って通い続けているのかはわかりませんが、「いきたくない」「やめたい」とは言わないのです。
とくに小さい頃は、幼稚園で疲れて眠たい日などダンスの練習に全然集中してくれないときがありました。
でもその場所に連れて行く、ということが大事だと思い通っていたのです。
そして、教室を決めるときに「通い続けられる距離と交通手段かどうか」というのも大事なポイントです。
いくら楽しくてもあまり遠いと、親子ともに負担で続けられなくなってしまいますので、往復の時間も考慮して決めると良いでしょう。
習い事を続けるコツ2:子供のモチベーションを維持する秘訣
子供が習い事へのモチベーションを維持するために必要なのは、まず新たな経験から得る刺激ではないでしょうか。
私の子供がダンスの楽しさを心から知ったのは、きっと発表会からだと思います。
それまでは、ただリズムに合わせて先生の真似をしながら踊るという様子でした。
それでも十分楽しそうにしていたのですが、発表会に向けて覚えたダンスの振り付けをみんなに見てもらう、という新たな経験がとても刺激になったようで、目をきらきらさせていました。
そして年長さん~小学校低学年のクラスのダンスをみて影響を受けたようで、「あのダンスをしたい!」と、さまざまなジャンルのダンスにも興味をもつようになりました。
子供の通っている学習塾は、“褒めて伸ばす”というスタンスのようで、自分のレベルに合わせられるということなので、子供ものびのびとマイペースに学んでくれています。
また、子供のモチベーションを保つ2つ目の対策として、私は発表会後や塾のテスト後には子供と“ご褒美”というシステムをつくっています。
行きたい場所や特別に食べたい物、ごくたまには欲しいものなどを買ってあげたりすると普段より特別感があるんです。
子供自身もだんだんとわかってきて、「がんばるとこんないいことがあるんだ。つぎもがんばろう!」と、みずから目標をつくり、達成感を得ることができるようです。
ダンスや塾はお金もなにかとかかってしまいますが、子供ががんばっているので私もがんばろう!という気持ちで
「習い事への出費は痛い....。」などとは、思わないようにしています。
最初の習い事はまず1つか2つに絞って集中できる環境を
いまは、別の習い事も増やしたいようで子供の方から提案してくるようになりました。
子供の成長に合わせて、少しづつ習い事を増やすことも検討していこうとは思いますが、初めての習いごとはあれもこれもと沢山習わせるよりも、まず1つずつのことに集中できるようにしてあげることが大切だと思います。
新しい環境に慣れ、体力がついた頃から少しづつ増やしていく方が、子供にとっても楽しんで続けていけるのではないでしょうか。
まずは日々の子供の様子をよく観察して、興味がありそうだなと思う習い事を1つか2つに絞り、一緒に体験に行ってみてください。
すでに習い事をしているお子さんが2つ目・3つ目の習い事を探す場合も、お子さんの体力や興味のあることと相談しながら、焦らず探してみてくださいね。
子供のあらたな成長がみれる習い事、ぜひ保護者も子供と楽しみながら、一緒にがんばってください。