育児を完璧にこなそうと頑張りすぎていませんか?
子供って、ママやパパにとってはなにものにもかえられない、かけがえのない存在ですよね。
しかし、かわいいだけじゃやってられないのも子育てです!
今回は、子育て中の『イライラからの自己嫌悪』と『乗り切り方』について筆者の体験をお話していきたいと思います。
理想とはかけ離れた子育て
妊娠中から、「赤ちゃんが生まれたら常に笑顔で子育てをしよう」などと、なりたい母親像や子育て法に期待に胸を膨らませていたママも多いですよね。いざ待ちに待った赤ちゃんとの対面でママ1年生が始まりますが、実際には子育て本などのマニュアル通りにいかないのが育児。
「こんなはずじゃなかったのに…」「なんで泣くの?なんで寝ないの?」「おむつもミルクも、室温調整もちゃんとやってるはずなのに…」など、赤ちゃんのためを思えば思う程いろいろ考えすぎて、ママ自身が疲れてしまっていませんか?
このような積み重ねが心の余裕を奪い、少しうまくいかないだけで「私が悪いんだ」など負のスパイラルに陥る要因になってしまいます。育児はママだけが頑張るものではありません。パパと一緒に悩んだり喜んだりして、自分たちも成長していくものです。
もし、心の余裕がなくなったらひとりで頑張りすぎず、まずはパパにひと言声をかけてみて下さい。もしかすると、悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。以下は、実際に筆者が体験したお話です。
生後9ヶ月の末っ子が突然パパにべったりに
今から1年前のことです。2人目の育児で、筆者自身が負のスパイラルに陥りました。1人目とは9歳離れて誕生した我が子。上の子もお手伝いをよくしてくれて、バタバタながらも充実した生活を送っていました。そんなある時、下の子が生後9か月くらいになった頃です。
今までは、子どもが泣くと私が抱っこをしたりあやしたりするとすぐに泣き止み、それをみていた主人が「やっぱママがいいんだね。どんなに可愛がっても最後はママだし」と、少し寂しそうに言っていたのです。しかし、なぜかこの頃から立場が逆転し、子供はパパにべったり。
最初こそ私の負担が少し軽くなったな、と微笑ましく見ていた光景でしたが、だんだんと「なんで?」「どうして?」へと変わり、次第に自分を追い詰めていくことになりました。
離乳食をあげれば口から出して食が進まず、お風呂に入れれば泣き出したり…イタズラをすれば怒らなければならないし、家事もしなければ、と頑張りすぎていた部分があったのかもしれません。段々と子どもに対する口調が強くなり、それを聞いて子どもがまた泣くという悪循環。この積み重ねで家事もすすまず、イライラが募る一方でした。
部屋に引きこもって大泣きした私に旦那が言った言葉とは
私のこの余裕のなさが子どもにも伝わったせいか、子どもが泣き出して私が抱っこをしてあやしても、私の顔をみてこの世の終わりかの様に大泣きするのです。ここで主人がすかさず抱っこをすると、ピタッと泣き止みニコニコする子ども…。「私のなにがいけないの?ちゃんとお世話してるじゃん。」そう声を荒げ、「○○君はママが嫌いなんだね、もういいよ。」と、主人と子どもに八つ当たりする始末。
私が今までしてきた事を全て否定された様な気がして無性に悲しくなり、怒りと情けなさも入り混じって涙が止まらず、部屋に引きこもり大泣きした事がありました。
そんな私を見て主人が、「違うよ、○○はママが大好きだよ。」「俺は夜しかいないから可愛い所しかみえてない。だけど私は1日中一緒だから全部を見てる。怒らないといけない事もあるし、家事もある。俺より数倍大変な思いをして毎日過ごしてくれてたんだね、ごめんね。ありがとう」と、言ってくれたのです。
そう言ってもらえただけで、当時は何だか救われた気がしました。この日から、大変な時は大変だときちんと伝える事ができる様になり、心がしんどくなったら主人の協力を得て少し子どもと距離をおく時間を作るなどして、少しだけ心にゆとりを持てるようになったのです。やはり、子育ては1人でするには限界があります。ストレスをため込まず、上手に息抜きをしていかなければいけませんね!
旦那に子供のお風呂をお願いするメリット
子育てはママがひとりで頑張るものじゃありません。とはいえ、1日の大半を子どもとママで過ごすことが多いのが現状ではないでしょうか。『子どもと一緒に過ごす時間が愛おしい』と思う反面、『自分の時間も欲しい!』そう思った事があるママも少なくないのでは??日頃、一生懸命家事や育児、更には仕事をこなしているママは、毎日クタクタですよね。
月齢が低いうちはミルクやおっぱいなど、授乳も数時間おきに必要となります。寝不足や疲れから、体調を崩してしまう事も少なくないと思います。そんな時は無理せず、思い切ってパパにお任せしちゃいましょう!ちなみに筆者は、子どものお風呂を主人にお任せしました。子どもとコミュニケーションを図る場所として良いとされているのがお風呂です。
お風呂は、リラックス効果が最大限に引き出される場所と言われており、普段仕事で家をあける事が多い主人にとっては、子どもとのスキンシップを図る良い場となりました。なおかつお風呂に入っている間に夕食の準備ができる事で、夕方から夜の忙しい時間帯のロスが短くなり、家事を効率よく行う事ができました。
結果的に、自分の負担も軽くなり、親子のコミュニケーションの時間も確保でき、多少ゆとりのある時間配分ができた事で一石三鳥くらいのありがたい時間でしたよ(笑)
育児に協力的でない旦那には理由があるかも?
難しい事はできないというパパでも、食器洗いをするとかお風呂に入れるとか、家事や生活の一部分でも頼めるとママの負担がだいぶ軽くなり、お互いにとって、ストレスフリーな子育てへと結びついていくのではないでしょうか?仕事から帰って来る旦那には頼みづらい...と考えているママが多いかもしれませんが、伝えてみないとわからないですよね。
ママと子どものために、普段は頼りなく感じるパパも意外と張り切ってくれるかもしれませんよ。筆者の主人も、以前は言われないと行動しなかったのですが、私の体調不良が続き主人にお願いすることが増えた事をきっかけに、以前にも増して子育てに協力的となりました。今では何も言わずに行動し、子どもを安心して任せられる様に!
主人いわく、前はよかれと思ってした事が中途半端だと怒られ、それから手伝いたくても手伝えなかった、との事でした(汗)頼られたことがきっかけで、『自分も子育てをしているんだ』という父性が芽生えたのかもしれませんね(笑)もしかしたら、世のお父さん達の中にはそう思っている人も多いかも!?案外、ちょっとしたことがきっかけで、イクメンに変身するのかもしれませんね。ストレスは育児の大敵です。ため込まず、吐き出すことを覚えましょう。
育児中は、手抜きじゃなくて息抜きを!
育児には、身体的な負担や精神的な負担が多くかかります。それを一手に引き受けるママの「ちゃんと子育てをしなければ」と思う心が強い程ストレスとなって現れ、そのひとつひとつの積み重ねがやがて大きな負担へと変わります。
まずはそうなる前の兆候に早く気づき、疲れ・ストレスのリセットを行うことで、心のコントロールを図る必要があります。
育児の合間の数時間でも子どもと離れ、趣味の時間にあてたり休養をとる事で心のリフレッシュとなり、また子育てを頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
周りの協力を得て、イライラする前に上手に息抜きをしていきましょう。それは決して自分本位の適当な子育てではなく、自分と向き合い、子どもと向き合うために必要な時間となるはずです。
▼忙しいママのリフレッシュ法はこちらの記事をどうぞ▼