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新生児を母乳で育てたい!助産師のアドバイスに助けられた話

 

お母さん
新生児の育児でまず最初にぶち当たる壁は、授乳ではないですか?

私が最初に困ったことは、赤ちゃんが母乳をうまく飲んでくれないことでした。出産するまでは、赤ちゃんは初めからおっぱいを吸ってくれるものだと思っていたので、自分の子どもがうまくおっぱいを口に含めないことに驚いてしまったんです。

私の子どもの場合はおっぱいを近づけると口は開けるのですが、出てきている母乳を舐めるだけで、くわえて吸うということができずにいたんです。そこから母乳を直接飲めるようになるまでが大変だったのですが、今回はその時の経験をもとに、どんなことを試したのか、どうやって直母を飲めるようになったのかをお話ししたいと思います。

新生児が母乳を飲まない原因は?衝撃的な助産師さんの言葉

私の子供の場合、うまく吸えない原因は口の大きさでした。出産後の入院中、授乳時には助産師さんが指導にきてくれて、抱き方や赤ちゃんの頭の位置の調節など毎回がんばってくれたのですが、子どもはまったくうまく吸うことができなかったのです。

当時は、ほかの子はうまく飲んでくれているのに私の子供だけ飲めてないんじゃないか、と授乳のたびに不安になったり、入院中に飲めるようにならなかったら、家に帰ってから1人でちゃんと飲ませられるようになるのかどうか、心配になってしまっていましたね。

どうして私はうまく飲ませてあげられないのだろう、とショックを受けながら毎回の授乳指導を受けていると、助産師さんからこう声をかけてもらいました。

助産師さん
ちっちゃくてかわいいお口だからうまく口に含めてないのかもしれないね。少し大きくなってお口も大きくなったらうまく吸えるようになるから心配しなくていいよ。

そう言われても最初は、え!?そんなことってある?と信じられなかったのですが、実際に私の子どもは生後1ヶ月半を過ぎた頃、急にうまく吸えるようになったのです。吸えるようになって、吸う時の正解の形を間近で見るようになってから思い出してみると、産まれてすぐの頃は口が小さくて、乳頭をちゃんと口に含み切れてなかったのがわかりました。

新生児期に母乳をあげたい!焦ることが乳腺炎の原因に!?

私の子どものように口の大きさが原因だった場合は、成長して口が大きくなるとそれまでの苦労が信じられないくらいに、あっさり吸えるようになると思います。ただ時間がかかるので途中で焦って無理に吸わせようとすると、浅くしか吸えずにお母さんの乳首が切れたり、血豆ができてしまうといったトラブルが起きるので注意が必要です。

実際私も生後1ヶ月検診までに直接飲めるようになってほしいと思い、授乳の時に毎回口に含ませる時間をとったところ、血豆ができてしまい搾乳のたびに激痛が走って後悔したのです。

激痛が走るけれど搾乳しないと、今度は胸が張ってきてカチカチになって痛くなりますし、最悪の場合は乳腺炎になってしまうので、痛みに耐えて搾乳をしていましたよ。

赤ちゃんが母乳をうまく飲めない状態を脱した!そのきっかけ

血豆が治ってからは無理をせず、赤ちゃんの機嫌が良い時や時間に余裕のあるときにだけ、口にくわえさせるようにしていたら、生後1ヶ月半を過ぎた頃から、急にうまく吸えるようになりびっくりしましたね。

嬉しいと思うと同時に、あんなに苦労したのにこんなにあっさり吸えるようになるの!?と複雑な気持ちにもなりましたね。

もし口の大きさが原因でうまく母乳を飲めない赤ちゃんだったとしたら、あまり気にせずに「時間が解決するわ!」と思うくらいでちょうどいいと思いますよ。

完母でミルクと混合を始めた理由は助産師さんのアドバイス

私は出産前まで、母乳が出るなら母乳で育てたいと思っていたんです。しかし実際は、出産後に自分の赤ちゃんが母乳を直接うまく吸えなかったため、ミルクと混合で育てることになりました。母乳の量は充分過ぎるほど出ていたのですが、ミルクを使うようになったのには理由があるんです。

最初の頃は完全母乳育児で、直母ができない赤ちゃんのために毎回搾乳器で母乳を搾乳し、哺乳瓶であげていました。しかし手動の搾乳器で毎回搾乳するのには時間がかかりますし、使用したあとは搾乳器も哺乳瓶も洗って消毒をしなくてはいけませんよね。毎回の授乳でその一連の作業をしなくてはならないので、直接飲める子への授乳よりも時間がかかります。

しかし授乳間隔は通常と同じなので、片付けが終わって次の準備までの時間がとても短く感じるのです。しかも搾乳器で毎回同じように手を動かすので、手も痛めてしまいます。自分では最初からそうやって母乳をあげていたのでそういうものだと思っていたのですが、生後1ヶ月検診時に助産師さんにこう声をかけてもらったんです。

助産師さん
大丈夫?搾乳頑張っているみたいだけど、このペースであげると大変だから、辛かったらミルク使ってもいいんだよ

これを聞いて、確かにこのペースでいったらそのうち倒れそうだなと気付いたのです。

新生児期から母乳と混合にすることのメリットとは

家に戻ってから早速、その日の夜はミルクをあげてみることにしました。すると泣かれても搾乳と違いすぐに用意できますし、自分ではなくても作ることができるので、夜中に眠い目をこすって搾乳しなくてもよくなりました。

さらに赤ちゃんが泣き始めてしまっても搾乳途中だとすぐに用意できなかったのが、ミルクならすぐに用意できて、足りない分を足して待たせずに飲ませてあげられるようになり、泣かせてしまう時間も減ったので、気持ち的にもだいぶ楽になりましたね。

母乳が出るのだから母乳で全部やらなくてはいけない、と知らないうちに思い込んでしまっていたのだな、と心の余裕ができた後では気づけるのですが、搾乳と授乳に追われていた時は無我夢中で、優しい言葉をかけてくれた助産師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

ミルクとの混合になるとミルク代がかかってしまいますが、それで少しでも寝る時間が増えたり、赤ちゃんが泣いてしまう時間を減らせるなら、安いものだと私は思いましたね。

母乳育児を諦めるかどうか悩んでいるなら混合も1つの道

また私の赤ちゃんの場合は心雑音があったため、小児科に検査に行くなど、新生児期からどうしても外に出なくてはいけない用事もありました。その際に搾乳器と搾乳した母乳を持ち歩くよりは、ミルクをあげる用意をして出かけたほうがよほど便利でしたね。

生後1ヶ月半まで、搾乳のみでの授乳を頑張っていけたのは、途中からミルクと混合にしたおかげだと思います。もし混合にしていなかったら途中で疲れて果ててしまって、ミルクのみに切り替えてしまい、直接母乳を吸ってもらえる喜びを味わえなかったと思います。

もちろんミルクのみにしても赤ちゃんが元気に育てば何も問題はないと思っていますが、1人目の出産で母乳を直接飲んでもらう姿を見たいという憧れがあり、諦めきれなかった私にとって、混合で無理なく続けられたのはとてもありがたかったのです。

もし私のように直接おっぱいをあげることを諦められない方がいたら、焦って無理をし過ぎていないか、1度振り返ってもらえたらと思います。ちゃんと赤ちゃんが飲めるようになったら完全母乳にすればいいかな、くらいの軽い気持ちでいきましょう。

母乳育児が辛いと感じるママに伝えたいこと

出産前に育児に関して調べていると、どこでも母乳推奨の情報があふれており、母乳育児をしなくてはいけないような気になってしまいます。特に子供が1人目だと理想を追いがちになり、自分でも無理をしていることに気づかなかったりして、つい焦ってしまうこともあると思います。

でも一旦立ち止まって、1番優先すべきことはなにか考えてみましょう。ミルクでも母乳でも、赤ちゃんが元気に育って笑っていられればそれが1番ですよね。

その中でどうしても母乳をあげてみたいと思えば、私のように無理のない範囲でミルクと併用するなどして、チャレンジしていくのがいいと思いますよ。

お母さんが頑張りすぎて心の余裕がなくなりイライラしてしまうよりは、睡眠時間を少しでも増やして、笑顔で育児をできる方がよいのではないでしょうか。ミルクでも母乳でも、愛情をたっぷりそそいで育ててあげれば大丈夫です。

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