お子様が2歳になると子供なりにこだわりがハッキリしてきたり、言葉も単語だけではなく少しずつお話ができるようになったりと、本当にかわいい時期ですよね。子供の成長具合に沿って、そろそろオムツも外していきたいと思っているママさんもいますよね。トイトレは親のやる気と子供のやる気が一致したときに始めるのがベストなタイミングだと思います。
他の子供がしているからとか、先輩ママや義理の両親・自分の親などに言われて焦ったりする必要はありません。お子様とご自身のタイミングで大丈夫ですからイライラせずにがんばっていきましょう!
ちなみに私の子供は、幼稚園に入園する時に外れたので、2歳のときはオムツマン時々パンツマンでした。しかし、2歳の時点で何もしていなかったかというとそうではなくて、まずトイトレの準備段階としてパンツの存在を教えることから始めていたんです。どういった方法で子供に伝えるのが効果的だったのか、本当にトレーニングパットや紙トレーニングパンツは必要だったのか、あらゆる角度から経験を通してお話していこうと思います。
トレーニングパンツの種類と使い方
まずはトレーニングパンツ通称トレパンを買いに行きましょう。これはトイトレの必需品で、これがないとオムツを外すことはできません。トレパンは紙トレーニングパンツ・布トレーニングパンツの2種類と、ナプキンのようにパンツ内側へ装着するトレーニングパットなどがあります。
トイトレ初挑戦の私は、この3つ全て試しました。
紙トレーニングパンツ
見た目はオムツです。普通のオムツよりも割高で、濡れた感じを残して子供に気持ち悪さを伝え、トイトレを促進するためのものです。”履いたままおしっこをすると気持ち悪い”ということを理解してくれるといいのですが、ほぼオムツなので、子供によってはおしっこが出たことを申告してくれません。
布トレーニングパンツ
見た目は普通のパンツです。吸収する生地に防水シートがついていますが、通常のおしっこの勢いでは90%漏れます。その漏れ方はほぼ股から垂れ流しの状態で流れてきます。おしっこが出たらほぼ漏れてくるので子供は申告せざるを得なくなるし、服もびしょびしょになるのですぐに気がつきます。
生地についている防水シートは一番厚い6層タイプから4層、3層とありますのでおしっこの量が少ない場合は漏れずにセーフとなることもあります。最初は6層または4層からスタートします。吊り式と一体型があり、吊り式は防水シート部分を文字通り吊って干せるので洗濯後の乾きが早く重宝します。
トレーニングパッド
トレーニングパットはナプキンのようにパンツの股部分につけて漏れを防ぐ仕組みになっています。確実に漏れない訳ではありません。最初のトイトレスタート時にいきなり漏らしてしまうのが怖い場合は、布トレーニングパンツの防水シート上につけて子供の反応を見てみるという手もあります。うちの子は付け心地が気持ち悪かったようで、つけることすら嫌がりました。
この3つを試した結果、うちでは布トレーニングパンツのみを使用することにしました。
大好きなキャラクターパンツでモチベーションアップ
布トレーニングパンツはキャラクターのものがたくさん出ているので、まずこれを買く際には子供に選んでもらいましたよ。大好きなキャラクターのパンツを履くと子供のモチベーションがアップしますので、これはとても大事なステップでもあります。キャラクターでなくとも好きな動物、好きな色柄の物を選ばせてあげるといいですよ。
普段私はキャラものの服などを購入することはなかったのですが、このパンツだけは子供に好きなものを選んでもらいましたね。「これはパンツだよ」「大好きなキャラクターのものを履くことができるよ!」と、子供をよいしょよいしょとおだてつつ一緒に売り場へ行き買うことで、子供にトイトレへの気持ちの準備を持たせ、“パンツ”という存在を教えることができます。
そして、次はいよいよパンツでトイレトレーニングの実践です。
実際にパンツを履かせる前にすべきこと
いきなりオムツをはずしてパンツを履かせても、子供もいきなりおしっこ!なんて言ってはくれませんので、まず私はパンツと仲良くなってもらおうと、家の中でオムツの上からパンツを履かせて過ごしてみました。
ここでコツとして大事なことは、自分でパンツを履いてもらうこと。まずは履き方を教えて自分で履けるよう、優しく教えることから始めるのです。イヤイヤ履かせてはいけません。こうして自発性を促すことで、子供も嫌な気持ちにならず大好きなキャラクターのパンツを履いてくれます。
この時子供はまだ、おしっこが漏れたときの気持ち悪さは知りません。「おしっこが漏れちゃうとパンツがえーんえーんって泣いちゃうから濡らさないようにママに教えてね!」と子供を励ましてから、いよいよオムツを取るステップへと進みます。
トイトレ初期の遠出は控える
トイトレ初期に私が気をつけていたのは、せっかくの流れを崩さないように遠出を控えることでした。そして、パンツを履かせてから最初のおしっこが出るまでは、30分置きにトイレに座らせていました。しかしいつもは遊びながらでも出せていたおしっこなので、出してと言われても簡単に出るはずもありません。いくら30分置きに座らせても、いつの間にかジャーっと床を濡らしていましたね。
ただ、濡らすことで子供は気持ちが悪いと気づいてくれるようになるので、漏らしたことに対して怒ってはいけない、と私は決めていましたよ。その時一緒に子供と床を拭くことで問題意識を持たせ、おしっこを漏らすと拭かないといけない、大好きなキャラクターのパンツを脱がないといけないのは残念、ということを覚えさせていきましたね。
何回でもトイレに連れて行く
トイトレを始めたのが夏だったというのもあるのですが、家では下は服を着せずにパンツのみで過ごさせていました。このメリットはおしっこが漏れた時に気持ち悪さがわかりやすいということ、床にしっかりと水溜りができるので親も気づきやすいということです。
漏らしては拭いて漏らしては拭いて、何回でもトイレに連れて行くことで、そのうち成功する時がやってきます。トイレで初めておしっこを出せたタイミングでは、すごくたくさん褒めてあげてくださいね。
また、トイレでおしっこが成功してもまだ2歳なので、そろそろおしっこが出そうなんてわからずまた漏らすこともあります。しかしこの時期は、せめて1時間に1回はトイレに連れて行ってあげることでパンツを濡らさずに済むので、2歳の間は保護者の方が何度でもトイレに連れて行ってください。
トイレを少しでも楽しい場所に
何度もトイレに連れて行かれると、子供がトイレに行くことを嫌がったりすることもあります。私は子供が1歳の頃からトイレを少しでも楽しい場所にしたいと思ってきたので、子供が大好きなキャラクターのポスターやステッカーを貼って、カラフルにしていたんです。友達がおうちへ遊びに来た時には、びっくりされることも多々ありました(笑)トイトレによくある、できたらシールを貼るなども、もちろん子供が喜ぶことなので最適だと思います。
さて、お昼の間のトイレは1時間に1回、と時間を決めてトイレに行くことができたのですが、やっぱり夜寝ている時にでてくる問題はおねしょですよね...。2歳の間、もちろんおねしょへの対策もしていましたよ。
2歳児、夜のトイトレはどうしてた?
トイトレはマイペースにママと子供のスタイルを確立していく。これが基本です。2歳はまだまだ赤ちゃんと変わりませんし、イヤイヤ期との戦いも同じ時期にありますよね。ですから、夜ぐらいは子供も親も休戦してもいいんじゃないですか?私は、2歳の間は寝る前にトイレにはもちろん行かせていましたが、寝る時はオムツを履かせていました。そして、朝起きてからお着替えをする時に、パンツに履き替えさせるという形にしていましたよ。
夜寝る前にトイレに行かせて、朝子供が起きた時にトイレに連れて行く。この流れで案外、オムツにおしっこをしていないこともあるのです。その時は、すごく褒めましたね。オムツにおしっこのラインが出ていないことはすごいことなんだよ!と教えてあげました。2歳が終わる頃までそれを繰り返していき、3歳前に本格的に夜のトイトレをはじめる、という気持ちで全然大丈夫だと思いますよ。
2歳のトイトレは残されたオムツ時期も楽しんで
2歳の間はまずお昼のトイトレから頑張っていくことをおススメします。イヤイヤ期との平行でとっても大変だと思いますが、親と子の絆がまた深まる瞬間でもあります。オムツを履く期間よりパンツで過ごす未来の方が長いので、大切にゆっくりと歩みを進めながら、オムツ時期も楽しんでください。
うんちは踏ん張るタイミングがきっとつかめるので、うんちをトイレでさせるのはその踏ん張りがあってからでも間に合います。しかしおしっこは急に出てしまうので、うんちよりも回数が多く頻回なトレーニングとなります。上手く進まないと悩んでしまうこともあると思いますが、マイペースに何度でも床を拭いて、何度でもパンツを洗ってゆったりした気持ちで、頑張っていってくださいね。