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ベビーカーで新幹線に乗る際のコツとは?荷物置き場と注意点も解説

 

遠出をする時にはベビーカーを持って行くととっても楽ですよね。

でも、新幹線で移動する場合、せまい座席でベビーカーをどうしているんだろう、と疑問に思ってはいませんか?

私がいざ生後6ヶ月の息子との長距離移動で新幹線を使用しなければならない、という時にはすごく悩みました。その際、他に大人の協力者がおらず子供と2人での旅行だったため、荷物もありベビーカーもありでとっても大変な思いをしたんです。

どのようにして新幹線の限られたスペースでベビーカーの対応ができたのか、乗車時の注意点も含めて私の実体験を話していきたいと思います。

新幹線の旅はベビーカーよりバギーが大活躍!

私が利用していたベビーカーは、AB型で畳んでもそれなりのスペースがかかるものでした。まだ子供は1歳前で、新幹線の切符もいらず席は私のひざの上でした。新幹線の乗り降りをする際は限られた時間内で、そこそこのスペースを確保してからベビーカーを開かないといけないことを考え、旅先へはベビーカーではなくバギーを持っていくことにしました。

着替えなどすぐに使わない荷物は上の棚に入れましたが、移動中に子供を飽きさせないためのおもちゃやオムツ・ごはんなどのバックはそばへ置いておかないといけません。加えてベビーカーを置くとなると、隣の席の方へ迷惑をかけてしまうぐらいはみ出てしまう可能性があることもバギーを選んだ理由のひとつです。

バギーだと軽いので開くのも簡単ですし、畳んだ時もベビーカーに比べてコンパクトになるので、窓側の席を確保できた私は窓の方へ立てて置くことができました。新幹線内にはキャリーを置くスペースもあるので、そこへ置くこともできますよ。この場合は指定席で前のほうを取ると良いです。

一方バギーだと子供が寝てしまったときに座った体勢のままになってしまうので、子供にとってはキツイかなとも思いましたが、なんせ母子2人での旅行だったので荷物を少しでも減らせる方法を優先させたのです。

ベビーカー様のお通りと思わないこと

よく街中で人ごみをかきわけるように、赤ちゃんが通るから道をあけて!!と、さも人がよけてくれることを前提にベビーカーを押す人がいますよね。しかし新幹線のような公共の場所では、仕事先へ向かう人や移動中寝たい人など大人が多い環境ですので、自分のことだけではなくそういった人たちがいることも考えて行動することが大切です。

「ベビーカーだからしょうがないでしょ!」なんて、堂々と隣の席の人の迷惑になるような場所に荷物を置くのはマナー違反ですよね。どうしてもはみでてしまう場合でも、極力自分のスペースに収める努力を隣の人に見せることも大事だと思います。また、子供が泣いたりぐずったりした時のためにも周りへの配慮は必要ですよね。

乗車マナーを守ることで周囲も助けてくれる

私は、乗車時に「ご迷惑おかけします。」など、隣の席の人に一言声をかけておいたところ、サラリーマンの男性に「全然気にしないでください!」と言っていただき、子供が新幹線に飽きてグズりかけても「もうすぐつくねー!」などと声をかけていただきました。

母子2人での新幹線乗車が初めてだったこともありとても不安だったのですが、そのサラリーマンの男性の言葉に少し不安が安らぎましたよ。事前に一言の気遣いがあるだけで、お互いが気持ちよく過ごすことに一役買いますし、実は、非常識な行動を取らないということは、この後述べる「助けてくれる周囲の人が現れるかどうか」にも関わってくるんです。

新幹線の降車&乗り換えには余裕をもって

私が向かっていた場所は乗り換えが必要で、新幹線を降りて5分後に乗り換えの電車が来る予定でした。

大人だけであればサクッと乗り換えることができたのですが、子供とバギー+荷物を抱えての乗り換えは間に合う気がしなかったので、1本後の乗り換えの新幹線に乗ることにしたんです。すでに数時間新幹線に乗っており、当時生後6ヶ月だった息子が少し飽きかけていたということもありました。

乗り換えをする駅が近づいてきた頃、私は赤ちゃんを抱っこしながら荷物をまとめて降りる用意をしていました。同じ駅で降りる人たちが新幹線の扉のほうへ続々と集まっています。

前方の人が降りて扉前のスペースが空いたところですぐにバギーを開けるようにと、旅行の荷物プラスバギーを持ち両手がいっぱいいっぱいの状態でタイミングを待っていたんです。

新幹線の降車ときに助けてくれた乗客

するとその時近くにいた男性が「荷物もちましょうか?」と声をかけてくれたのです。想定外の出来事に「え!?」と、びっくりしていたら、「荷物だと貴重品などあって心配でしょうから、ベビーカー持ちますよ!」と言ってくれてすごくすごく感動してしまいました。子供と座っていた時の私たちを見ていたのか「お利口に乗ってえらかったねー」と声をかけてくれたんです。

駅に到着してみんなぞろぞろと降りる時に、男性がバギーを持ってくれたのでスムーズに降りることができました。その男性は人ごみがなくなる場所までバギーを運んでくれて「ここで赤ちゃんを乗せたら大丈夫だよ」と。本当にありがたかったですね。

遠目で見ていて、助けてあげようと思ってくれる優しい人がいるのですね。こんなこともあるので、子連れ様にならないよう自分が乗車マナーを守ること、周囲に迷惑をかけないよう配慮すること、が大切なんですね。

それから無事に別の新幹線に乗り換えたのですが、この時にバギーはキャリーなど大型の荷物が置けるスペースへ置くことにしました。実際、窓側に立てかけていたと時よりも自分が座る場所が広くなるので、すごく楽でしたよ。

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もう怖くない!電車に小さな子供連れでも落ち着いて乗れる方法とは

新幹線でさらに続く感動的な出来事

そして、目的地に到着して新幹線を降りるときにもさらに感動的な出来事があったのです。席が扉に近い席だったため、「降りる駅に着く少し前に通路でバギーを開いて、赤ちゃんをバギーに乗せてから降りる」という方法に切り替えたのですが、近くにいたおばあちゃんが「ベビーカー押してあげようか?」と、言ってくれたんです。

おばあちゃんも大きめの荷物を持っていましたし、さすがに申し訳なく思い遠慮させていただいたところ、それを見ていたサラリーマン男性2人組が「降りるのをお手伝いしますよ!」と申し出てくれたのです。目的地の駅に着いて降りる時に1人の男性が後ろからバギーを押して、もう1人の男性は前からバギーを持ちあげて新幹線とホームの段差をひょいっと抱えてくださいました。

初めての新幹線での2人旅に不安な中、優しい方々のおかげで無事に着くことができて感謝の気持ちでいっぱいでしたね。1回だけならまだしも、2回もそういった方々に出会えてすごく嬉しかったです。

新幹線でのベビーカー乗車方法まとめ

新幹線にどうやってベビーカーを置けばいいのか悩んでいる方は、そのベビーカーをすぐに畳んだり開いたりできるのか、サイズは大き過ぎないかなどを再度確認してから持っていくことをおすすめします。もしお持ちのベビーカーが大きいようであれば、バギーは割と安く手に入れることもできますので、今後の使用頻度なども考慮しつつ購入も検討されてはどうかなと思います。

乗車時に気をつけるポイントとして、ベビーカーやバギーを寝かして足元に置くと隣の人の足元まではみ出てしまうという点です。隣が自分の連れなら問題ありませんが、他の乗客の場合は、自分が窓側の席を確保しておいて窓側へ立てかけておくといいですね。通路側の席で立てかける場所がない場合は、隣の人へ低姿勢で一言お詫びをいれてから、置かせてもらえるように頼んでみるのもひとつの手かもしれません。

一番いいのは早めに乗車してキャリースペースに置くことでしょう。また、車両ごとの1番後ろの座席後部はデッドスペースになっていますので、あらかじめ近くの席を取ってこのスペースを利用するのもひとつの手ですよ。

旅先には、ベビーカーはマストなアイテムです。移動中は自分のスペースが狭くなり窮屈かと思いますが、がんばって極力コンパクトに!という意識をもって旅先へ持っていってほしいなと思います。常識ある行動・相手を思いやる行動をしていると見てくれている人は必ずいますし、手を差し伸べてくれる人が現れるかもしれません。

どうしても大変なときは、勇気を出して声をかけてみるのもいいと思いますよ。新幹線だと乗務員さんが駅弁や飲み物を販売しに回って来たり、切符の確認に来ることがありますよね。その際にあらかじめ助けをお願いしておくのもいいと思います。

ベビーカーの置き場所に困っていたら聞いてみるとすぐに対応もしてくださいますので、自分だけじゃどうにもならないときにはその点も考慮しつつ、子供との楽しい旅行に行けるといいですね!

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