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1歳児はわがまま全開の小さな怪獣!癇癪を起こす時の対応とは

あなたは1歳のわがままにどこまで付き合えますか?

ハイハイから段々とよちよち歩きを始め、片言の言葉を話すようになり、表情も豊かになっていく1歳。動きを見ていて飽きないですし、写真に収めたいシーンがありすぎてスマホが手放せない!そんなかわいくて仕方のない時期ですよね。

同時に自我が芽生え、それと共に今まではなかった「わがまま」が始まります。常に想像の斜め上を行く1歳の行動は、自分の欲求だけが原動力。わが家の1歳児は、今日も朝から本能の赴くままにやりたい放題です。

1歳のわがままはどこまでエスカレート?

1歳になり、急速に自我が芽生えてきたわが家の末っ子は、朝起きた瞬間からエンジン全開です。幸い寝起きのぐずぐずはほとんどないタイプで、奇声とともに目覚めるとまず鼻歌風にゴニョゴニョ何か言いながらお兄ちゃんたちの部屋に向かいます。

時刻は5時~6時、大体の場合お兄ちゃんたちは寝ています。遊んでほしい末っ子は、乗っかってペンペン叩いて顔をわしづかみ。それでも起きてくれません。そうすると朝ごはんを用意している私のところへ来て怒りの絶叫。もしくはお兄ちゃんたちを起こしてと催促します。

「ちょっと待ってね」と言おうものならキッチンの引き出しを開けてスプーンやフォークをごみ箱へポイポイ。手の届くところの調味料もついでにポイポイ。おたまを引っ張り出し、いい武器があったと言わんばかりにニヤニヤしながらお兄ちゃんたちの元へ戻ろうとするところを、なんとか確保!これが朝の恒例行事です。

お兄ちゃんたちが学校や幼稚園に行ってしまうと、今度は自分も外へ出たくなります。すると玄関から靴を持ってきてアピール。でも洗濯物を干してしまいたいし、買い物に行くならその前に冷蔵庫の中もチェックしたい。そんなママにまた怒りの絶叫。

1歳わがままモード全開で泣く末っ子、家族全員が振り回されっぱなし

怒っていたけどフッと静かになって、ひとりで遊び始める時があります。でもそれは、待ってくれているとか他の事で気が紛れたとかではないんです。何かしらやらかしている合図なんです。

先日は、いざ外に出ようと思ったら今度は靴がない。家じゅう探しても出て来なかった末っ子の靴は、夕方炊飯器の中から発見されました。ごはん入っていなくてよかった…。

大きめのボールがうまくつかめない、上の方の絵本がうまく取れない、人が食べているものが食べたい、ダメなものほど触りたい!とにかく自分の要求を通したい末っ子。自分でできないから誰かやって!なんで誰もやってほしい事わかってくれないの!

一旦わがままモードになると、抱っこも拒否。拒否しつつも抱っこしてほしい、けど触ってほしくない、でも抱っこ!と本人も混乱している様子でさらにギャン泣きがエスカレート。ご機嫌をとろうと近づく兄たちの顔をひっぱたき、おもちゃを投げつけます。かと思えば急にケロっとして笑い出す事もあり、家族全員が末っ子には振り回されっぱなしです。

1歳は自己主張が強いお年頃!その先はどうなるの?

上の子たちを見てきた経験上、この猛烈なわがままは一旦落ち着く時が来ると予想しています。段々と自分以外の相手の存在を意識する事によって、変わってくる部分があるんです。

冷静沈着に自己主張タイプの長男

いちばん上の子は、泣き叫ぶよりも静かに主張して来るタイプでした。例えばもっと食べたい時は、椅子から降りない、お皿を離さないといった方法でアピールして来ます。静かではありますが、絶対に譲りません。それが、公園のすべり台の順番やぶらんこなど相手が同じくらいの子供の場合は、主張すらせず諦める事が多く見られました。

大騒ぎで自己主張、天真爛漫の次男

真ん中の子は正反対。もっと食べたい時はお皿をテーブルにガンガンして大騒ぎ。そのくせおもちゃや他に興味がある物へ簡単に誘導されます。そして、上の子とは反対で他の子供への主張は譲りませんでした。

どちらがより1歳らしいかというと分かりませんが、どちらも「貸して」「どうぞ」のやり取りや順番こに楽しさを見出す頃には、自分だけの要求を訴えるわがままは終息していきました。そしてその後どうなるか…。「自分で」や「イヤイヤ」を加えてさらにパワーアップしたわがままとなって、2歳頃に現れるのです。

1歳の癇癪時の奇声は普通のこと?対処法とは

実は、1歳児はまだわがままという概念がありません。わがままとは「相手の気持ちを無視して自分の要求だけが叶えられればいい」という考えで、1歳は相手の気持ちの存在をこれから知っていくところだからです。

分かっていても、もうすでにわがままで自己主張が激しくて癇癪持ちで…と頭を抱える事もありますよね。相手が1歳では感情に任せて怒る事もできないし、こちらの気持ちのやり場がありません。

それでも、まだまだ抱っこで解決できてしまう事も多いのが1歳。散々逃げ回ったくせに、やっとの思いで抱きかかえたら首にしがみついてきた。それだけで許せちゃうのが1歳のわがままだったりします。大丈夫、2歳3歳と成長していくにつれて「1歳のわがままはまだかわいいもんだったなあ」と思える日が来ます。

1歳の癇癪で泣き止まない時に効果的なリズム言葉とは!?

ただし、今からなんでもかんでも許していると、この後のパワーアップして来るイヤイヤ期にさらに大変な事になりそうです。ダメな事はダメ、という態度をとって見せる事も必要になってきます。そしてわがままモードに入ってしまった時、気分を変えたり強制終了する何かしらの術を今から研究しておく事をオススメします。

わが家の末っ子はなぜか「ポンポコリン」とリズムをつけて連呼すると、泣き止んでお腹をペンペンし出す事が最近分かりました。それから、お兄ちゃんたちが歌う謎の歌でも泣き止んで笑う事が多いです。どれだけ傍若無人でもお兄ちゃんたちが怒らないので、先行き不安な末っ子ではありますが…。

こんな風にわがままモードから切り替える方法を、探してみてはいかがでしょうか。

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