保育園児・幼稚園児

4歳児の遊びはおもちゃの使い方が変わる?男女の違いと特徴とは

 

男の子と女の子、あなたはどちらの遊びを目にする機会が多いですか?

わが家には男の子しかいません。ですが、私の友達の子や息子の幼稚園のお友達には女の子がたくさんいるのでよく一緒に遊んでいると、4歳のこの時期には色々と違いが見えてくるんです。

息子自身が4歳児になってどんな遊びが得意になってきたのか。レベルが上がってきた手先を使う遊びや頭を使う遊び。そして息子が女の子と遊んでいる時に見える男女の違い。

男の子の母目線からお伝えします!

4歳児の好きな遊びや、遊び方の変化は?

正直、「4歳になって特に好きになった事」ってあまりピンと来なくないですか?0歳児や1歳児の頃と違ってべったり1対1で遊ぶ機会が減って来て、今どんな事が好きなのかって一瞬考えるようになる時期じゃないでしょうか。先日何かで「お子さんの一番好きな遊び」を書く欄があり、しばらくなんだっけ?と固まってしまった私です。

4歳児は自分でストーリーを作るのが上手になる!

ですが、4歳になって遊び方に工夫が見られるようになって来たなとよく感じます。例えばそれまではぬいぐるみや人形を使ったごっこ遊びでも、ただぶつけるだけの闘いごっこだったのが、他のおもちゃまでどんどん登場して世界が広がるようになりました。

ソファが山になったり毛布が海になったり、ブロックで作ったロボットに折り紙の恐竜、ゴミ箱から拾ったお菓子の空き箱までフル活用です。前はただドーン、ドカーン、とおもちゃ同士がぶつかっていただけだったのが、今では宇宙規模の壮大なストーリーが出来ていたりします。

4歳児は手先が器用になると同時に集中力がアップ!

細かな設定も得意になって、空き箱には顔や即席の名前をペンで書いています。もともと体を動かす遊びにしか興味がないタイプだった息子ですが、幼稚園の先生に憧れて、折り紙やハサミを使った工作も好きになりました。

海の生き物の形シリーズや星の形シリーズなど、木でできたおもちゃが何種類かあるのですが、これも工夫するようになって来ています。1つの上にただ積み重ねるのではなく、向きを変えて重ねてピラミッド型を作ったりするようになりました。ドミノのように並べて、倒して遊ぶ事もあります。

雨で外に出られない日には、家じゅうの椅子を高さが揃わないようデコボコに並べて、最後はソファにジャンプ!なども自分で考えて工夫しているなと感じます。飛ぶな!と私に怒られるんですけどね。

4歳男女に遊び方の違いが出てくる特徴とは?

男の子って、基本的に常に動いているなと思いませんか?これは男の子をお持ちのお母さんや、よく男の子とも遊ぶ娘さんをお持ちのお母さんなら、思った事があるのではないでしょうか。何かしら理由をつけて動きたいんですよね。

4歳女の子は落ち着きが出てくる!?

4歳にもなると、女の子はお絵かきやぬり絵を丁寧に綺麗に、それを楽しんでできる子が増えて来る気がします。男の子だってぬり絵は好きです。でも、女の子ほど時間がもちません。なんでだろうと観察していたら、動きたいからなんじゃないかと思ったんです。

最初はみんな一生懸命塗っています。好きなヒーローやアニメのキャラクターのぬり絵なら、それはもう夢中で塗り始めます。でも少したつと「あれ、みどりの色えんぴつがないなぁさがしにいかなくちゃ」「おっ〇〇くんのぬり絵いいかんじ見にいこう」「のどがかわいたなぁ」とそわそわしだすのが男の子。

はい、もう動きたくて仕方なくなってます。何人かでぬり絵をやっていると、ひとりが動き出すと待っていましたとばかりに男の子が次々と動き出し、動いた先で違うおもちゃなどを見つけ、その瞬間にぬり絵は忘れ去られているではありませんか。女の子はその間も黙々とぬり絵が続きます。

4歳男の子は瞬時に遊びのスイッチが切り替わる!

これが「落ち着きがない」と言うやつなんでしょうか。他の遊びをしていても、うっかり別の遊びに気を取られた瞬間にスイッチが切り替わっているように見えます。こっちでお友達とブロックで遊んでいたのに、ボールが視界に入ったら一瞬でサッカーモードになってしまった息子。

男の子のすごいところは、そのお友達も「さっきまで一緒にブロックやってたのになんで?!」と言ってもいいところなのに、その子もボールを見たら一瞬でサッカーに切り替わっているところ。当然のようにブロックは置き去りです。こうやって男の子のおもちゃは、次から次へと際限なく床を埋め尽くして行くのです。

児童館などで大勢で遊んでいると、おままごとをしているグループ、遊具で遊んでいるグループ、となんとなく分かれるのが女の子。男の子はとにかく全員ホールで、思い思いの遊びをしています。そういう時につい、誰かにちょっかいを出して追いかけられ、振り返ったら全員追いかけてくるとか、うっかり遊び方を提案してしまって全員と遊ぶ事になるとか、してしまいがちなのが息子ばかりもつ母の悲しい性。

とにかくワイワイ、楽しければそれでいいのが男の子の遊びなのです。

4歳児は遊び方のバリエーションが広がりこだわりも

4歳ぐらいになると、お友達との遊びも安心して見ていられる事が増えませんか?幼稚園などの集団生活で、みんなで遊ぶ楽しみを知って、さらにひとり遊びの内容や幅も広がっているような気がします。前はドカーン、バーン、と擬音ばかりだった闘いごっこの効果音。いつの間にかセリフが出来、ナレーションらしきものが入るようになり、クオリティも上がって来ています。

手先が器用になる事で、何かを作ったり、塗ったり、並べたりする事も以前よりさらに楽しくなるようです。次から次へと興味が移ってしまいがちなのが男の子ですが、それでもひとつの遊びに集中できる時間は延びています。「楽しい」ことが最優先で、すぐに調子に乗ってハメを外すのは変わりませんが…

先日息子が「遊ぶってきめたときは遊ぶ!」と言っていました。それは母も大事だと思います。2歳上のお兄ちゃんの遊びを見ていると、ここからさらにひとつの遊びを掘り下げていくようです。4歳頃から、好きな遊びや使うものはほとんど変わっていません。今あるものを大切にしておけば、これからの遊び方の変化を一緒に楽しめるかもしれません。

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