赤ちゃんがはいはいをするために、練習は必要?何かいい練習方法があったら知りたい!と考えているママさん。
わが家はまさに、はいはいの練習をあらゆる手法で試したんです。その理由は、息子がはいはいをすっ飛ばしてつかまり立ちに進んでしまったから。はいはいって、すごく腕の筋肉を鍛えるいい運動になるってよく聞きますよね。だからこそ、息子にもはいはいをして欲しかったのです。
そんな私たち親子の歩みをご覧いただき、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
はいはいをしないでつかまり立ちを披露した息子
大体子どもが生後9ヶ月を迎える時期でしょうか。寝返りや一人座りを習得し、ずりばいで床を縦横無尽にはい回るようになった頃、ふと子どものほうを見ると、おもちゃ箱につかまってつかまり立ちをしていたのです。
あれ!立ってる!!と感動したのと同時に「そういえば、はいはいしてないな??」と思いましたね。まさかのはいはいをすっとばしてつかまり立ちを披露した息子。そういえば周りにいる同じくらいの月齢の子たちは、はいはいしてるなぁと思ってはいましたが、わが子はそれに負けじと高速ずりばいを披露していたので、「まぁ、そのうちはいはいするだろう」と思っていた矢先のことでした。
まさかの展開でちょっとびっくりしつつも、「何か練習をさせた方がいいのかな?」と思い、少しずつはいはいの練習に取り組んでいくことにしたのです。
ずりばいからはいはいへ移行するために必要な動作とは
どうやったらずりばいからはいはいになるかな?と考えたときに、まず決定的な違いは手のつき方かな?と思いました。うちの子の場合のずりばいは、ほふく前進をするように前に進んでいくものでした。
それに比べ、はいはいは床に手をパーにしてついて前進。まずはここのポイントを何とかしないと、はいはいにはならなそうですね。足のつき方もはいはいとずりばいだと違いますよね。
うちの子供のずりばいは、たまに足で床を蹴りつつもほとんどが腕の力でぐいぐいと進んでいっていたので、はいはいのように手と膝と足をよく使っている動きとはまた違う気がしました。
はいはい練習は手をパーにして床につける所から!
とりあえず試しに手を広げてパーの形にし、床にぺたぺたとさせてみます。なんとなく機嫌がよさそうな時を狙ってやるのがいいです。ずりばいの姿勢をしている横に並んで、私も一緒にこうやるんだよ~と手のひらを床にぺちぺち。この時、夫は赤ちゃんの前にしゃがんでおもちゃで前進を促してみます。
おもちゃに手を伸ばすときは自然とパーの手になるので、そのまま床にペタンとして前進するように、まず流れを作ってみたのです。すると、今までの腕だけの前進から、手を前に出して手のひらをついて前進するという形に進化!
手がなんとなく形になったような気がするので、足も頑張ってみようということになり、足の動かし方の練習も始めてみることにしました。
はいはいの足の練習はお尻をサポートしてあげよう!
うちの子の場合はすでにつかまり立ちをしていたので、足の力はついてきているのかな?と思いました。そこで、今度はどうしたら腰が持ち上がり、床につかなくなるかを考えてみることに。
ずりばいを観察してみると、どうやら腕の力で上半身は持ち上がっているようだったので、お尻を持ちあげてあげたら、おなかも持ち上がるかな?という考えに。
そこで、赤ちゃんの前後に親がポジションを取り、後ろにいるほうはお尻を下からくいと持ち上げてはいはいの姿勢を作ってあげ、前はおもちゃで気を惹いて前進させてみました。
この方法がうまくいき、サポートがあればはいはいの姿勢を保って前進することができるようになったのです。ただ注意点として、この方法は持ち上げすぎると頭が重いので、おでこを床にぶつけてしまいます。マットやじゅうたんの上でやるのをお勧めします!
支援センターや児童館で観察してみよう。
息子は普段から支援センターや児童館で遊ぶことが多かったため、同じくらいの月齢の子とはよく遊んでいました。
息子がよく他の子を目で追っているのを見ていて、なんとなく「観察しているのかな?」と思い、遊びに行くとはいはいしている子を見ながら「あれがはいはいだよ」「もうちょっとでできそうだから頑張ろうね」と子供に声をかけてみることにしたんです。また、支援センターの先生にもこう言われていました。
わが子がずりばいを習得したのは周りの子より遅かったため、周りの赤ちゃんを見ることでずりばいを始めたという経緯がありました。身近で良いお手本をたくさん見れたのがよかったのかもしれませんね。はいはいもこのパターンが使えるのでは?と思い、自宅にいるよりはお外に出られるのでいいなという考えもあって、毎日のように支援センターへ通っていました。
はいはい練習を経て生後10ヶ月で習得!
最終的にそれから1カ月くらいが経った頃から、自分ではいはいをするようになりました。練習したからと言って、やっぱりすぐできるようになるものでもないようです。
考えてみればうちの子は周りの子よりできるようになるのがゆっくりめの子なので、もしかしたら何もしなくてもそのうちはいはいできるようになっていたかもしれません。
でも、ニコニコしながら練習している子供をみると自然とこちらも笑顔になりますし、なにより家族で楽しく練習できたので、毎日の遊びの中の1つとしてこんな事をしてみてよかったかなと思っています。
無理にやらせようとすると、きっと嫌がってしまうのではないでしょうか。あくまで楽しく一緒に練習!という気持ちで、その子に合ったペースで進んでいくことを大切にしていきましょうね。