妊娠発覚をして、"パパとママになるんだね"と喜んだときから数ヶ月。現在住んでいるところが実家から離れている方は"里帰り出産"を考えているのではないでしょうか。
日に日に大きくなるお腹で家事をこなすのもしんどくなってきたし、日中1人なのも不安だし…と様々な思いの中で、いつから里帰りしようと考えている人も多いのでは?
今回は私が出産の前に準備したこと、旦那との過ごし方、里帰りのメリットやデメリットについてご紹介したいと思います。
旦那さんは普段から家事をする派?しない派?
あなたの旦那さんは家事ができるタイプですか?家事が得意な旦那さんなら助かりますが、料理は奥さんにお任せという家庭が多いのではないでしょうか。妊娠前から共働きで少しは家事ができる旦那さん、専業主婦や共働きに関わらず家事は奥さんにお任せだった旦那さん...。そんな旦那さんは奥さんが里帰りの間、どうなるのか想像できますか?
今は家事をまったくしていなくても、大学時代に一人暮らしをしていた方なら多少のことはできるかもしれません。しかし、仕事をしながら奥さんのテリトリーであった家事をどれだけこなせるのでしょうか。
我が家の旦那は、一人暮らしをした経験はあったものの、結婚してからはまったく家事をしない人でした。今となってはもっとやってもらっておけば良かった、と後悔です。
過保護すぎ?里帰り前に私が準備した作り置き
私の旦那は日をまたいで帰宅することも多く、そこから晩御飯を自分で用意するのも辛いだろうし、だからといって毎日コンビニじゃ栄養が心配。ということで、旦那を一人の子供だと認識している私は簡単な作り置きをしました。
作り置きおかずのポイントは"冷凍して解凍してもおいしく食べられるもの"。それだけを考えてインターネットで調べに調べて、主菜・副菜・炭水化物類を準備しました。
<主菜>煮込みハンバーグ、鮭のバター包み焼、サバの味噌煮、カレー、唐揚げ
<副菜>ほうれんそうのお浸し、きんぴらごぼう、ひじき煮、だし巻き卵
<炭水化物>チャーハン、チキンライス、お好み焼き、白ご飯
どれもなんの変哲もないものをジップロックに入れて冷凍しただけです。これだけで、1か月は生きられると旦那は喜んでくれました。しかし、実際は解凍するのもめんどくさい時があったみたいで、私が里帰りを終えても少し残っていました…
旦那さんの食生活が少しでも気になる方は体に無理のない範囲で、ぜひ作り置きしてあげてみてくださいね。きっと、疲れて帰ってきた日にとてもありがたいものになると思います!
里帰りの前に旦那との時間を楽しむ
妊娠すると、家族が増える喜びと同時に旦那さんとの2人の時間も限られてくるなぁと少し寂しくなる方もいらっしゃるかと思います。そこで安定期に入ったら、旦那さんと二人っきりの限られた時間をどう過ごすかについて語りたいと思います。里帰りをすると決まれば、わが家が第一にすべきと決めたのは”子供がいたらできないことをやっておくこと”でした。
安定期に入ると体に負担のない範囲ではありますが、旦那とすぐに近場の旅行の予約を入れ、旦那や友人たちと遊ぶ予定を作りました。優雅なランチともしばらくおさらばだと思い、オシャレなカフェランチやちょっと良いフレンチ、はたまたカウンターしかないラーメン屋などに行き倒しました。この時気をつけることは、体に負担をかけないように車移動にしたことです。運転手は旦那です。駐車場代などはかかってしまいますが、気分が悪くなってしまった時も車ならすぐにシートを倒して休憩しながら帰ることができます。とにかくこの頃は、子供が生まれたらしばらくは行けないところはないかと躍起になって探していました。そのおかげで、体重はきっちり増えましたが…
しかし実際に生まれてみると、一人目のときは意外とランチに行けたり、旅行にも行けて”案外生まれても行けたし焦る必要もなかったかな”なんて思っていましたが、二人目が生まれると連れていく気力もなく、”あぁ…子供がいないときにあれしておけばよかったなぁ”と小さな後悔をしていたりします。
子供が産まれる前に行ったスポット
私が、行っておいてよかったなと思うのは温泉などゆったりとリラックスできる施設です。妊婦は控えた方が良いの場合もあるので、主治医の先生に聞いてみてください。私は感染症などが怖かったので、かけ流しで衛生的な貸し切り風呂を利用しました。どんどん温泉が流れてきて入れ替わるため沢山の人とお湯を共有することもなく、また貸し切りで旦那も一緒なのですべらないよう手を貸してもらったりして安心しては入れましたよ。お医者さんからOKが出ても温泉の成分によっては妊婦さんは避けるようにと注意書きがある場合もありますので施設に確認してみると良いですね。
そして、映画館もぜひ行っておくべき場所です。私自身、そこまで映画好きというわけでもないのですが、ゆっくり3時間弱椅子に座って映画を観るなんて子供が生まれたら当分できません。できないと知ったら行きたくなる。人間とはそういうもんです。
里帰り出産のメリット・デメリット
さぁ、いよいよ里帰り!となると、奥さんは仕事や家事から解放され、実家で至れり尽くせりなパラダイスへ。旦那さんは久しぶりの独身気分で心置きなく飲み会や趣味に没頭できます。しかし、長期の里帰り出産にはメリットもあればやはりデメリットもあります。ここでは私が感じたメリットデメリットをお伝えします。
まずは奥さんにとっての里帰り出産のメリットはずばり、家事をしなくていいこと!簡単な洗い物などの家事はすることがあっても、ご飯作りや掃除などはご両親が主にしてくれるでしょう。そして、気分転換に久しぶりに地元の友達と会ったりなど、最高の環境です。
次に、旦那さんのメリットはやはり独身気分に帰れるところでしょうか。いつ飲みに行くと連絡しなくても良い。奥さんがいると、ちょっと気が引ける休日の趣味や友人との遊びの予定など自由に立てていいのです。自由にしたら何するかわからないと言う方もいらっしゃるとは思いますが、私の場合は”寂しい”などと言われるよりは、楽しんでいてくれた方がこちらも里帰りで思う存分楽しめるので気が楽でした。
そして、メリットもあればデメリットもあります。旦那さんのデメリットは、お察しの通り”家事がめんどくさい”。では、奥さんのデメリットはというと、私の場合は両親との生活スタイルの違いが長期間いることでストレスになり、早く家に帰りたいと思うようになりました。
里帰りで離れてわかる、夫婦の居場所
里帰りで、産前産後合わせて2ヶ月ほど実家にお世話になった私は、最初は友達とも会えるし、ご飯は出てくるしで”ずっと実家にいたいなぁ"なんて思っていました。しかし、産後になると、寝不足や育児への緊張もあり次第にストレスが溜まっていきました。そして親の方も疲労が溜まってくるので、お互い里帰りが終わったときは”ホッ”としたと思います。約20年間過ごした実家といえど、もう自分の”家”は旦那との家なのだなぁと感じましたね。
旦那は旦那で、最初は自由で楽しかったらしいのですが、1ヶ月を過ぎたあたりから、真っ暗な家に帰るのが寂しかったと言っていました。そんな旦那は、私と子供が帰った日、”おかえり、これからよろしく"というメッセージ付きのケーキを用意してくれていました。
旦那が寂しい中一人で仕事と家事をこなして頑張っていてくれたこと、私と子供の帰りを心待ちにしていてくれたことが伝わり、嬉しさと感謝と、そして何より改めて"家族"になったんだなぁと実感したことを覚えています。
実家への里帰り出産はやっぱりおススメ
多少のストレスはあるものの、やはり里帰り出産はおススメです。
何より、大先輩である母がいてくれて、育ててくれた両親と生まれてくる新しい命を迎える準備をするのは幸せのひと時です。
そして、両親のすごさやありがたみがわかる素晴らしい機会でもあります。
里帰り出産を決めたら、ぜひ旦那さんとのひと時、ご両親とのひと時を楽しんでください。