赤ちゃんが寝てくれない、泣き止んでくれなくて困る時に活躍するおしゃぶり。新生児の頃は、夜響き渡る泣き声が本当に辛いですよね。
私は寝かしつけ対策でおしゃぶりを購入することにしたのですが、今のおしゃぶりってたくさん種類があるんです。お店に行っても商品ごとの違いがわからず、どれがいいのか迷ってしまいます。
私が育児をしながら学んだ、おしゃぶりの性能と我が子の反応、赤ちゃんに合うおしゃぶりを選ぶコツをお教えしたいと思います。
新生児におしゃぶりは必要!?
おしゃぶりの知識がなかった私はその必要性がわからず、出産前の育児用品の準備リストにも入れていませんでした。赤ちゃんが一体どんな状況になった時におしゃぶりを必要とするのか、全くイメージがわかなかったんです。
いざ産まれると息子はよく泣き寝てくれない子で、母から「おしゃぶりを買ってみては?」と勧められました。当時産後すぐで外出ができなかった私に代わり、主人に薬局で買ってきてもらうようにしたのですが、お店に着くなり電話がきて「種類がありすぎて何を買ったらいいのかわからない!」と言われたのです。
おしゃぶりは歯並びが悪くなる!?
おしゃぶりに対する知識はなかったものの、“おしゃぶり=歯並びが悪くなる”というイメージだけは定着していたので「歯並びに影響なさそうな物を買って来てくれる」と主人にお願いしました。そこで主人が買ってきたのは、ドイツ製の“出歯にならないおしゃぶり”というもの。しゃぶる箇所がシリコン製で固く平らになっているものでした。
これで息子が泣き止んでくれるならと、生後1週間ほどで与えてみましたが、見事に拒否!吸い口がゴム製であれば哺乳瓶で慣れていたのですが、そうではなかったことと初めての物だったので、拒否反応を示したのだと思います。
おしゃぶりに慣れてくるも口から落ちる
その後もおしゃぶりに何度か挑戦しますが、なかなか気に入ってもらえませんでした。1日経ち、ようやく少しだけおしゃぶりをくわえてくれるようになりましたが、2分位くわえていると徐々に口から落ちていく…。
さらにおしゃぶりをしている間、おしゃぶりの角がほっぺに当たって、赤く擦れてしまいました。一応新生児用から使えるものを購入したのですが海外製だったせいか、恐らく日本の赤ちゃんには少し大きいサイズだったのだと思います。
そんなことで、くわえてはくれるけど効果は2分ほど。誰かが側にいて落ちてくるおしゃぶりをキャッチしてまたつけてくれれば長時間の効果はあるかもしれませんが、その分息子のほっぺへのダメージも増えるので正直使いづらかったです。
しかし肝心の泣き止むかという部分では、おしゃぶりのおかげで大分抑えられてはいたのです。うまくいくときはそのまま眠ってくれることもあり、そこは本当に大助かりでしたよ。
おしゃぶりを選ぶポイントは素材、強み、消毒方法!
何も知らずに購入してしまった私ですが、外出できるようになってから改めておしゃぶりを店頭で見た時、確かにたくさんあってびっくりしましたね。使用月数も決まっており、消毒方法の違いやケース付きなどそれぞれ特徴があります。そこで私が子供に試しながら勉強した、おしゃぶりを選ぶときに重要なポイントを紹介したいと思います。
おしゃぶりの素材について
シリコン製とゴム製の二つがあります。
シリコン製のおしゃぶりは固めな分、劣化しにくく洗いやすいのですが、口に馴染むまでに少し時間がかかるかもしれません。私の息子もなじまず苦戦しました。
ゴム製のおしゃぶりはやわらかい分口に馴染みやすく、だんだんその子の口に合った形になっていくという特徴があります。
赤ちゃんの成長を促す機能をもつおしゃぶり
私が最初に購入した“出歯になりにくいシリーズ”も赤ちゃんの成長をサポートするという強みがありますが、他にも“鼻呼吸推進”や“日本人の赤ちゃん専用”などメーカーごとで強みをアピールしています。
ママが一番気になるポイントで選ばれるのがいいと思いますよ。
おしゃぶりのお手入れ方法
お手入れの方法はメーカーごとで違ってきます。私は哺乳瓶と一緒に煮沸してましたが、消毒液で消毒するタイプもありますよ。哺乳瓶を使っている場合は、消毒方法に合う物を買うとお手入れが楽ですね。また外出先で汚れないようケース付きだったり、ヒモがついていて落ちにくいタイプの物もあります。
素材・性能(強み)・消毒方法、主にこの3つがたくさんあるおしゃぶりを見分けるポイントだと思います。それぞれに良さがありますので、妊娠中に一度見るだけ見ておいて、知識として頭の中に入れておくのもいいと思いますよ。
産まれるまでおしゃぶりの必要性はわからないですよね。しかしいざ産まれてから私のように必要となった場合、自分で選べずもどかしい思いをしないためにはその方法が一番いいと思います。
経験してわかったおしゃぶりのメリット
息子は生後3ヶ月くらいから少し知恵がついたのか、おしゃぶりを拒否するようになり全くつけてくれなくなりました。つまり私がおしゃぶりを活用できたのは3ヶ月ほどです。短いですが、おしゃぶりが止められない子もいる中で、おしゃぶり好きの子ではなかったという結末でした。
しかし、おしゃぶりのおかげで泣き止む以外にもう一つのメリットがあったのです。それは鼻呼吸です。我が子はよく口を開けて寝ていることが多かったのですが、おしゃぶりのおかげで新生児のときから鼻呼吸をする癖がつくようになりました。
おしゃぶりはおっぱいを吸っているときと同じ感覚になるので、鼻呼吸のコツを授乳の時とおしゃぶりの時の両方でつかんでいるようでしたね。3か月だけの短期間しか使用しませんでしたが、この鼻呼吸に関しては本当に使ってよかったと思っています。
おしゃぶりは悪いものじゃない
育児用品は、産まれてみないと実際その子に合うかどうかわからないため難しいですよね。しかし妊娠中から知識だけでも入れておくだけで、いざという時に焦らず失敗せずに使うことができると思います。
おしゃぶりは使ってみてわかりますが、決して悪いものではなかったですよ。短期間でも、新生児のギャン泣きに翻弄されていた私の手助けをしてくれたのは間違いありません。
もし赤ちゃんが泣き止まず辛い思いをしているなら、試しにおしゃぶりを与えてみるのも一つかもしれません。